はじめに

ニュージーランドにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

留学を考える上でまず考えるのはアメリカ、カナダなどだと思いますが、ここではニュージーランド留学について書いていきます。

 アメリカ留学についてはこちら

ニュージーランドってどんなところ?

そもそも、ニュージーランドがどんな国なのかを知らなければ留学に行こうとは思いませんよね。そこで、まずはニュージーランドがどんな国なのかから紹介していきたいと思います。

ニュージーランドは豊かな自然に囲まれた国で、日本と同様に四季がある国です。マオリ系・ヨーロッパ系・ポリネシア系・アジア系などの多様な人種の人々が住んでいます。

また日本では観光地として知られており、ユニークな他民族文化に暮らす現地の人々は非常に豊かな感性を持っているため、アートやファッションなどの芸術文化が発達しています。

創意工夫にも優れており、青年実業家やソフトウェア開発者、映画制作スタッフ、ファッションデザイナー、スポーツ選手などを排出している国でもあります。

面積は日本から北海道を引いたくらいの大きさで、人口は445万人。東京都の多摩地方と同じくらいの人口なので、土地の大きさの割に人が少なく、のどかな地方で、自然や温かい現地の人びとと触れ合いながら生活してみたい、という方にはオススメの国です。

ニュージーランドの大学の特徴

高水準の教育制度

ニュージーランドには8つの国公立大学と、1つの私立大学しかありません。数こそ少ないですが、その教育水準は非常に高く、充実したカリキュラムになっています。

1年生から専門科目を勉強

ニュージーランドの大学は3年〜4年で卒業するところが多くあります。

日本では、1、2年生は教養科目を学び3、4年生で専門分野を学ぶ大学が多いのに対し、ニュージーランドでは1年生から専門知識を学びます。

何かを専門的に勉強したい人にとっては、ニュージーランドは最適な環境と言えるでしょう。

語学留学とは?

大学の入学条件

ニュージーランドには一斉試験というものがないため、必要書類を提出することになります。

ニュージーランドの大学に進学する方法は2通りあり、それぞれの方法で入学条件が異なります。以下は2つの代表的な入学方法です。

・ファンデーションコースを経て入学

・大学に直接入学

ファンデーションコースを経て入学

ニュージーランドの大学に進学する条件は、高校を卒業していることです。

高校を卒業してそのままニュージーランドの大学に進学したいと考えている方や、今の英語力じゃ英語で専門分野を学べる自信がない・・・という方は「ファンデーションコース」を経て留学するという選択肢があります。

ファンデーションコースは、日本でいう大学1年生のことです。ニュージーランドでは1年生から専門課程を勉強するため、教養科目を学ぶのは高校生の間になります。

そこで、ファンデーションコースで1年間勉強して、大学で専門分野を学ぶ準備をする、というわけです。

ファンデーションコースでは英語でディスカッションをしたり、大学において必要になるコミュニケーションスキルを身につけることもできます。

ファンデーションコースで1年間勉強することで、卒業するのが1年遅れるというデメリットがありますが、ニュージーランドには3年制の大学も多くあるので、日本の大学と同じ4年間で卒業まで行けることもあります。考え方次第によってはそこまでの時間のロスはないでしょう。

大学に直接入学

大学に1年以上在籍している場合、一般課程を修了しているとみなされるため、ファンデーションコースを経ずにそのまま大学に入学することができます。

ただし、TOEFLやIELTSなどで要求されるスコアをとっておくことが求められるので、英語の学習はしっかりやっておく必要があります。

ニュージーランドでは、アメリカなどと比べて留学生にも高い英語力を求める傾向があります。

万が一英語力が足りない場合、語学学校に入ってから大学に編入する、というパターンもあります。自分の実力に合わせて、どんな方法が最適なのか詳しく調べてみると良いでしょう。

専門課程によっては3年で卒業できるので、日本の大学で1年ないしは2年学び、その後ニュージーランドで専門分野を学び卒業する、ということもできます。

自分の本当に学びたいこと、身につけたいことはなんなのかを考え直すことが、自分のこれからの生活を大きく変えることになるかもしれません。

アジア留学についてはこちら

必要な英語力

ニュージーランドの大学に入るためには、一定の英語力を証明することが必要になります。TOEFLとIELTSが一般的な方法です。(なかには英検を提出してもいいとする大学があります。)

TOEFL・・・留学時にも必要とされるテスト。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの知識が必要になり英語を全般的に勉強する必要がある。

IELTS・・・IELTS(アイエルツ)もTOEFLと同じようにリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能が必要になる。

ほとんどの大学でIELTS5,5点以上、TOEFL iBTで61点以上のスコアが求められているので、この点数を目安にして考えてみてください。

レベルの高い大学ではそれ以上の点数が求められるので、目安になるこの点数は超えておく必要があるでしょう。

出願期間

ニュージーランドの大学は新学期になる2月入学と、7月入学があります。2月入学が一般的なようですが、なかには7月入学を受け入れている大学もあるようです。

2月入学の場合、最低でも前年の9月までに英語のスコアを提出できる状態にしておかなくてはなりません。

また、入学の3ヶ月前には願書の受付を締め切る大学が多くあります。ただ大学によって異なるので、自分の興味のある大学は調べておかなくてはなりません。

生活費

 ニュージーランドには大学寮と学外の学生アパートがあります。

また、家賃などの滞在費は地域によって異なるため、参考程度に見てみてください。

シドニー

大学寮・・・約40万円〜/年

学生アパート・・・約35万円〜約46万円/年

メルボルン

大学寮・・・約60万円〜/年

学生アパート・・・約23万円〜約40万円

ブリスベン

大学寮・・・約57万円〜/年

学生アパート・・・約25万円〜/年

パース

大学寮・・・約46万円〜/年

学生アパート・・・約26万円〜/年

※1ドル90円として計算

大学寮よりも学生アパートの方が比較的家賃が安いことがわかります。

借りるアパートや学生寮によって大きく異なるので、この価格はあくまで参考程度に見てください。

またその他にも食費、交際費、消耗品など、現地で使うお金はたくさん必要になります。現地で困らないように、日々の生活で節約を心がけるようにしましょう。

授業料 

ニュージーランドの大学は9つしかないので、とても調べやすくなっていると思います。州立大学はいずれも110万円〜130万円といったところです。

授業料が大学によって大きく異なるわけではないので、あまりお金のことを考えすぎず、自分が本当に学びたいことを学べる大学を探すようにすると良いでしょう。

長期留学実現のステップはこちら

渡航前に必要な書類

以下は渡航前に必要になる主な書類です。

・入学願書

・大学の成績証明書

・卒業証明書

・英語のスコア結果

・財政能力証明書

・健康診断書

・エッセイ

・推薦状

大学によってはエッセイや推薦状が必要になる場合があります。自分の大学で必要なものを確認しておきましょう。

終わりに

いかがでしたか?ニュージーランドの事や大学について少しでもおわかりいただけたでしょうか。様々な留学先がありますが、決めてしまう前にどんな国でどんなことを学べるのかを知っておくことが大切です。

そして多くの情報を知っていく中で、自分にとって最善の選択をできるようにしましょう。

Line at banner
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事が気に入ったらJEEKに「いいね!」しよう