初めに  

言語を学習する方法は様々ありますが、今回は国内で自学自習で習得する方法について解説していきます。

自学自習の場合、自ら参考書等を用意し、計画的に学習することになります。

海外に留学して学習したり、国内でレッスン形式で学習する場合と比べると、費用を非常に安く抑えることができますし、ほかの活動と両立しながらマイペースに学習することができます。

その分、手軽に挑戦できる学習方法ではありますが、すぐに英文がスラスラ読めるようになったり、会話ができるようになるということは決してありません。

そこで、今回は自学自習で語学を学習する方法について見ていきたいと思います。

国内の語学レッスンを比較!

どんな人が自学自習で学習すればいいの? 

参考書等を準備して自学自習すれば、自分のペースで、費用をかけずに語学を学習することができますが、 当然誰もが自習で語学学習をするわけではありません。

いつまでにどのレベルに到達したいかによって語学の学習方法を選択する必要があります。

何らかの目的意識を持って、語学学習を決意すると思いますが、その目的を果たすには、いつまでにどの程度の語学レベルが必要でしょうか。

与えられたトピックに対してディスカッションができるレベルに数か月程度で到達したいならば、留学がベストな選択でしょう。

一方、日常会話程度の会話力を長期的に身に着けたい場合は、レッスン形式で学習するべきです。自学自習で習得できる語学レベルは、文献を読んだり読み書きに不自由しない程度です。

自分に求められる語学レベルが、どの水準にあたるのかを認識して、計画的に語学学習の手段を選択しましょう。  

また、自学自習で習得できる語学レベルは、完全に自らに委ねられているといっても過言ではありません。当然、語学を習得したいという姿勢は大前提になります。

留学やレッスンであれば、外部環境によって学習を半強制されますが、自学自習は、自ら教材を選択し、計画を立て、日々着実に実行していくことが求められます。

そのため、真面目で継続力のある人に向いていると言えます。授業やアルバイトの合間を縫って、時には朝早く起きるなどして時間に都合をつけ、数か月から数年間にわたり学習を実行していくことになります。

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自学自習のメリット・デメリットは? 

自学自習で語学を学習することには、メリットもあり、デメリットもあります。

メリットは、ほかの活動と両立しながら、安く簡単に自分のペースで学習できる点です。

海外留学となると、その期間は大学やアルバイトなどの活動を中断する必要があります。しかし、国内で学習するならば、そうした活動と両立しながら語学学習を進めることができます。

また、レッスン形式で学ぶ場合と比べると、料金が安いだけでなく、手軽に始めることができます。やはり、全く知識もなく、話せない状態でレッスンに挑戦するのは勇気が必要ですし、学習効率も良くありません。

単語や文法など基礎的は知識は、自学自習で習得するのが良いでしょう。 

一方でデメリットは、語学習得に時間を必要としたり、完全に学習のペースが自分にゆだねられる点です。

授業やアルバイトの空いた時間や通勤時間などのスキマ時間を活用して、自分で学習することになりますが、なかなか集中的に学習する時間が確保できません。

また、時間は十分にあっても計画が頓挫してしまったり、意志が弱くて思うように学習が進まないというケースも多々あります。

結果、学生という貴重な時間を浪費するだけになってしまいます。したがって、いつまでにどのレベルに到達する必要があるのかを意識し、主体的・計画的に学習する必要があります。

寝る前の30分で学習する、一日10ページ進める、といった小さな定量目標を持つことが継続のコツかもしれません。

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自学自習にかかるコストは? 

自学自習にかかる費用は、教材費のみです。

参考書は、1冊2000~3000円程度なので、5冊準備したとしても1万円程度で済みます。金銭的コストは非常に小さく済むのが、自学自習の最たる特徴です。

しかし、時間的コストは大きくかかります。自らにあった参考書を選び、無理のない計画をたて、日々少しずつ実行に移す。留学やレッスンと異なり、理解できない部分が出現しても、すぐに質問して解決することはできません。

そうした手間を含めて、時間的コストは大きく見積もっておいたほうがよいでしょう。

留学・レッスンと比べると?

続いて、語学学習の手段という観点から、自学自習と海外留学・レッスン形式での学習を比較します。

海外留学との大きな違いは、費用が安いこと他の活動との両立です。

海外留学は期間と地域にもよりますが、100万円程度の費用がかかります。また、留学期間は、大学での単位取得やアルバイトといった活動をストップせざるを得ません。

一方、自学自習であれば、金銭負担は1万円程度で済みます。また、授業やアルバイトと両立することができるため、気軽に挑戦することができます。

しかし、学習効率は、留学に劣ります。留学は短期間で一気に語学を学習するため、非常に効率的です。自学自習では、数年間かけて読み書きができるようになったりテストのスコアがアップしたりするのみで、会話力は身に付きません。 

レッスン形式と比べると、大きな違いは、挑戦のしやすさです。やはり、単語や文法に関する基礎知識が全くない状態で、レッスン形式での学習に踏み出すのは勇気が必要です。

単語や文法の基礎知識を習得したうえで、レッスンに挑戦するほうが学習効率も良いでしょう。 

語学の学習方法は様々ありますが、最大の違いは、到達できる語学レベルです。

将来外国で仕事をするためにビジネスレベルの語学力を身に着けるなら海外留学、日常会話から簡単な議論ができる会話力ならレッスン形式、文献を読んだり、メール文面を作ったりと簡単な語学の知識やテストのスコアアップであれば自学自習で学ぶのがよいでしょう。

このように必要な語学レベルによって最適な学習方法がありますので、自分に合った方法を選択するようにしましょう。

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自習のおススメの方法を紹介! 

自学自習をするにあたり、おススメの学習方法時間の捻出方法をご紹介します。

今回は英語を例に説明しますが、他の言語にも応用できます。まず、学習方法ですが、単語→文法→読解の順で学習するのが最も効率的と言われています。

やはり、単語は前提の知識となります。目安として、高校レベルの英語に必要な単語数は、約5000語と言われています。市販の単語の掲載語数は、5000語程度なので単語帳は一冊で十分です。

また、文法は、英文を読むに当たり、道具となります。文法も高校レベルまで習得できれば、読めない英文はほぼありません。そうした英語読解に必要な素地を培ったうえで、読解に進むようにしましょう。

読解は、日米との文構成の違いに注意しましょう。英語をはじめ、外国語では多くの場合、結論が先頭に述べられます。 

続いて、自学自習のキーになる学習時間の捻出方法について紹介します。

通学時間など手持ちぶさたになる時間は、英語学習に適しているといえます。しかし、加えて英語学習に最適とされているのが、就寝前です。

人間は、一日にあったことを寝ている間に頭の中で整理して記憶にとどめます。つまり、寝る直前に記憶したことが最も鮮明に記憶されるのです。 

上記を参考に、自分に合った無理のない計画で効率的に学習を進めてみてください。

最後に 

語学を自学自習する方法について解説してきましたがいかがでしたか。

語学習得には様々な手段があり、それぞれの方法は一長一短です。自らの目的に合わせて最適な学習方法を選択するようにしましょう。

また、費用や時間、他の活動との両立といった現実的な要素も関わってきます。なかなか自分一人で決断するのは困難ですが、自分が本当にしたいことは何であるかを念頭に置いたうえで、後悔のないよう意思決定するようにしましょう。

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