はじめに
大学生のうちに英語を身につけたい!そう思っても、様々な方法の中からどれを選べばいいのかわからない、英語よりも身につけるべきスキルがあるのでは?と思う方は結構いるのではないでしょうか。
今回は、英語の学習方法の比較と他のスキルとの比較をしていきます。
学習方法例とその比較(コストなど)
一口に英語学習、と言っても様々な方法があります。どれがあっているかは人によりますので、自分に合う方法はどれなのか考えながら見てみるといいでしょう。
また今回は、12ヶ月の学習期間を想定して金額を比較しています。
英会話教室(coco塾、AEONなど)
コスト
10万〜50万
メリット/デメリット
◎会話、ビジネス会話、TOEIC対策、プレゼンテーション、海外旅行など、様々なコースの中から選べる
◎やらざるをえない環境→最後までやりきることができる
◎プロのインストラクターに指導してもらえる
◎たくさん話せるので「会話力」がつく
△スクールに通う時間がないと厳しい
△料金(多くを望むと高くなる)
→英会話教室では、質の高い授業を受けることができます。その分料金も高くなりますが、期間内に必ずやりきりたい方、自分一人ではできる自信がない方にはオススメの学習方法だといえます。
ただ、教室に通う時間がない方にはあまりいい方法とは言えないかもしれません。
オンライン英語
コスト
8万〜30万
メリット/デメリット
◎通わなくていい
◎教室に通うより比較的安価
◎「会話力」がつく
◎リスニング、リーディングなど、スピーキング以外の技能もできることが多い
△家でしかできない
△ネットワークが繋がった環境でしかできない
△モチベーションが下がったらやらなくなる可能性がある
→オンライン英語の良さは、時間的拘束と移動の面倒さがなくなることです。英会話教室よりも安い金額で、質のいい授業を受けられるようになってきています。
ただし、面倒になってしまい、パソコンを開かなくなる可能性もあります。英語習得の強い意思が必要になります。
参考書
コスト
1,000円〜
メリット/デメリット
◎安い
◎自分が好きなタイミングで勉強できる
△モチベーションが続くかに不安がある
△1冊じゃ仕上げられない
△フィードバックがないので、本当に身についているかが曖昧になる
→参考書の魅力は、自分がいいと思ったものだけを手に取れることと、価格的負担が少ないこと、そして自分の好きな時に勉強できることです。電車の中など、隙間時間を有効できるのも便利です。
ただし、オンラインの時よりもさらなる自己管理が必要になります。学習進捗を知っているのは自分だけなので、やめても誰も気づかないし何も言いません。
参考書でも自分は英語を身につけられる、という方は試してみるといいかもしれません。
留学
コスト
140万〜300万
メリット/デメリット
◎英語しか話さない環境に身を投じれば、他の方法よりも早く身につけられる
◎英語だけでなくその国の文化などについても知れる
◎勉強している、という感覚なく身につけられる
◎ネイティブ特有の表現を知れる
△高い
△行くまでの準備が大変
→留学は、語学習得にはもっとも手っ取り早い方法だと言えるでしょう。周りには日本人が少ないので、たわいもない会話でも英語で話す「英語漬け」の日々が送れます。
しかし、留学に行くには、他の学習方法の何倍もの費用がかかり、また行くまでの準備も大変なので、相当の覚悟を持たなければ実現はできません。
その他
英語学習アプリ
コスト
0円〜
メリット/デメリット
◎安い
◎どこでもできる
◎気軽にできる
△きちんと身につくか不安
△アプリによって当たり外れがある
→最近ではスマホアプリも多様化してきており、英会話やTOEIC対策のアプリもあるようです。中には無料でも役に立つものがあるそうですが、英会話教室やオンラインの授業のような質ではないでしょう。
アプリのいいところは、参考書と同じように自分の好きなタイミングで、どこでも学習できるところです。とはいえアプリのみで語学習得は現実的ではないので、メインの勉強にプラスしてアプリも活用するような方法がいいでしょう。
外国人の友達と話す
コスト
0円〜
メリット/デメリット
◎費用がかからない(通話代を除けば)
◎同時にその友達との会話を楽しめる
◎間違った表現を指摘してもらえる
△その友達の都合によって左右される
△文法などは上達しない
→もっとも早い語学習得は外国人の彼女または彼氏を作ることだ、とよく言われますが、それは現実的にはなかなか難しいことだと思います。
その代わりに、外国人の友達がいれば、無料で英語を話す練習ができます。ただ、その友達にも都合があるので、一定の会話量が確保されることはあまりありません。
英語と他のスキルとの比較
大学生活の中では、挑戦しようと思ったら様々なスキルを身につけることができます。その中で何を選ぶかは人それぞれですが、ここでは英語と他のスキルとの違いを見ていきます。
英語学習が他のスキル習得と違うところはいくつかあります。
◎挑戦しやすい
◎ほぼ必ず役に立つ
△習得までに時間がかかる
△ゴールがない
などでしょうか。
挑戦しやすい
大学生の皆さんは、英語学習歴は割と長いと思います。一からのスタートではないのでそこまで身構えず始められます。
他のスキルのように「何もわからない」「どうやって勉強したらいいのかわからない」がスタートラインではないので、非常に挑戦しやすいスキルだと思います。
ほぼ必ず役に立つ
英語を学んで損をすることは、ないと言っていいでしょう。仮に、英語を全く使わない職業についたとしても旅行先では英語ができれば非常に便利です。
また、これからはますますグローバル化が進みたくさんの外国人が日本にやってきます。その時に英語を話せると話せないとでは大きく変わってきます。
習得までに時間がかかる
皆さんもわかっているように、英語習得には非常に時間がかかります。中学校から始めた場合、少なくとも6年以上は英語を学んでいるはずです。
それなのに日本人のスピーキング力は世界最低水準。本気で英語を話せるようになりたいと思ったら相当の努力を要します。
ゴールがない
英語習得にはゴールがありません。TOEICで990点をとっても、外国人と楽しく話せるようになってもそれはゴールではありません。
他のスキルの多くは検定があり、それに合格すればおしまいです。そういった点で、他のスキルは短期集中で良い場合が多いのに対し、英語はゴールが自分のさじ加減になります。
終わりに
英語習得の方法や他のスキルとの違いをおわかりいただけたでしょうか。どのスキルを習得したいかは人によって異なると思いますが、英語は最低限身につけておきたいスキルの一つではないでしょうか。
大学生の、時間があるうちに身につけておくと将来の役に立つと思いますよ。