就活で有利な資格として多くの大学生が取得している「簿記(日商簿記)」

本当に就活に有利なら全員が取得していてもよいはずですが、そうではないのは、目指す業界・企業・キャリア像によって、必要性が変わるからです。

そこで今回は、簿記をテーマに、「簿記がどんな資格なのか」から、「就活でどのように役立つのか」どのようにアピールすればよいのか」「どのくらい勉強して、何級をとればいいの」まで詳しく説明していきます。

この記事を読めば、ご自身が、簿記は必要なのか、何級をとるべきか、がわかります!

また、JEEK(ジーク)では他にも、公務員試験や公認会計士などの資格に関する記事もございますので、併せてご覧ください!

簿記(日商簿記)ってどんな資格?

簿記ってなに?

簿記は、「帳簿記入」の略で、帳簿といわれるノートに、経営活動を記録・計算・整理して、経営状態・資金繰りの状態を明らかにする作業を意味します。

帳簿の記入法には一定のルールがあり、このルールこそが帳簿記入作業の専門性を正体です。

つまり、簿記の資格を保有していることは、企業の経営活動を表す、「貸借対照表(B/S:バランスシート)」、「損益計算書(P/L)」を分析するだけでなく、作成することもできる、ということを保証するのです。

簿記の資格ってどんな資格?

日商簿記検定は、日本商工会議所が各地商工会議所と共同で実施するもので、これらに関する検定試験としてはわが国でもっとも歴史が古く、実施規模でも最大のものです。

経理事務と経営状況を把握する基礎技能として、多くの企業が採用や人事異動の判断に活用したり、自己啓発として取得を奨励しています。

その他、日商簿記検定試験、全国経理教育協会主催「全経簿記能力検定試験」、全国商業高等学校協会主催「全商簿記実務検定試験」があります。

(出展:大栄「日商簿記検定」

簿記資格として最も一般的な「日商簿記」は、一年間に3回受験日が設定されています。

各級の出題範囲は以下の通りです。

各級とも100点満点で70点以上が合格点とされています。

簿記ってどのくらい難しいの?どのくらい勉強が必要なの?

3級は比較的易しく、合格率も50%程度と高いです。大学で商学や経営学を選考している場合は、特別勉強せずとも合格する人もいます。

2級は少し難易度が上がり、しっかりとした対策が必要です。独学でも取得可能ですが、資格スクールに通うなどして、集中的に学習するほうが効率的でしょう。

1級は非常に難しく、合格率も10%弱です。独学では難しく、オンライン講座や塾に通って取得を目指す方が多いようです。

簿記は就活で役立つの?

多くの大学生が取得する簿記ですが、本当に就活では有利なのでしょうか?また何級をとれば有利なのでしょうか?

簿記は就活で有利!

簿記を取得していれば、就職活動では有利に働きます。

もちろん業界にもよりますが、企業経営の状態を分析できる人材は重宝されますし、特に、銀行や証券など金融業界、総合商社、コンサル業界では必須の知識であるといえます。

学生のうちに簿記に興味を持ち、計画的に取得していれば、評価されます。やはりアピールするのであれば、2級以上が望ましいです。

1級を保有していれば、経理部門での採用なども狙うことができます。

どうやって簿記を就活でアピールすればいい?

しかし、簿記資格を持っていても必ずしも就職できるわけではありません。あらゆる業界で簿記知識は役立ちますが、企業の採用担当が、学生に簿記の知識を要求することは非常にまれです。

簿記資格の取得は、「学生段階で自分のやりたいことを明確に意識し、そのために必要な学習を自主的に行った」という意味で評価されます。

つまり、「なぜ簿記を取得したのか?」という質問に対して、「授業で習ったことを資格として証明したくて」、「どんな業界でも使える知識だと思って」と回答すると、採用担当は「自分の意志で主体的に行動することができていない」という評価を与えます。

同じ質問に対して、「造船が好きで、造船所を見学に行ったことがあり、その時に製造体制にまだまだ改善の余地があると感じた。それ以降、財務の知識を身に着けて、メーカーのコスト管理等の仕事をしたいと思った」と回答すると、採用担当は「自分の考えを持って、必要な知識を身に着け、意味のある取得をとった」と評価するのです。

このことからわかるように「資格取得に自分なりに意味を持っているか」が重要であり、「簿記3級、秘書検定、英検2級、中国語検定2級をとりました!」というアピールは、採用担当からは的外れなアピールなのです。

簿記は就職してからも有利に!

簿記知識は、経営ノウハウ

経営者的発想法や経営管理のノウハウは、ビジネスにとって頼りになる武器の一つです。

その基礎になるのが、簿記・経理の知識です。一業務スタッフから経営管理職へのステップアップ、中堅ビジネスマンから、さらに上をめざすなら、この使える知識を学んで理論的な裏付けのある経営センスを身につけてください。

キャリアアップの強い味方

経理事務に携わる人にとっては、正確な知識が必要なことはいうまでもありません。直接経理にタッチしない職種の方でも、経営の基礎知識修得は、仕事に大きなプラス材料となります。

もちろん、昇給・昇格にも差がつくのもこの資格。ビジネスでキャリアアップをめざす方の強い味方になります。

経理部門には、一般的に将来の役員候補が配属されますし、業務内容も専門性が高く、転職市場での評価も非常に高いです。

(出展:大栄「簿記とは」 )

他にもこんな形で簿記は活きる!

経理業務がアウトソーシングされても!

最近は、伝票処理や給与計算といった経理実務をアウトソーシング(外部に委託)し、経理部門の正社員数を削減する企業も増えていますが、簿記資格に裏付けられた知識と実務経験があれば、外注先への指示やとりまとめを担う正社員として活躍できる可能性大。 

起業、独立の時にも!

さらに知識を磨くことによって、税理士・会計士などにステップアップし、独立開業を目指す道もあります。

店長、商品企画、営業職にも!

お金を管理するのは経理職だけではありません。例えば、店舗で働く販売職や店長は売れ行きを見ながら仕入れや在庫を調整する必要がありますし、商品を生み出す企画・開発職やエンジニアは原価と売価のバランスなど「コスト管理」の意識が求められます。

これらも全て「お金の流れ」にかかわりますので、利益を追求するなら、やはり簿記の知識を持っているにこしたことはありません。

 また、営業職などにも、簿記知識が活かせます。会社の財務諸表が読めれば、取引先企業の経営状態がわかり、営業の効率アップが図れます。

(出展:大栄「資格の活かし方」

簿記資格取得者の声

就職に向けて何かしなきゃ」と思い、まずは簿記に挑戦しました。実際に、就職面接では、簿記の資格を取ったことで高評価をもらうことも度々ありました。また、企業研究の際に、簿記知識があると、ほかの人よりも専門的な研究ができ、面接でも非常に有利でした。

(早稲田大学4年生/簿記2級取得)

3年生ころから、銀行に就職したいと思うようになり、簿記取得を考えるようになりました。勉強するうちに、企業を数値から分析することに面白みを感じるようになり、講座に参加して、2級を取得しました。最終的に、メーカーの経理部門に就職することになりました。簿記の勉強を始めて、将来が明確になりました!」

(慶應義塾大学4年生/簿記2級取得)

最後に

ここまで簿記に関して解説してきましたがいかがでしたか。

簿記は専門的な知識ではありますが、将来企業で働く上で、基礎的な知識でもあり、誰もが知っていて損はありません。学生のうちに簿記の知識を持っていれば、就職に有利ですし、企業研究も専門的にできます。ぜひ簿記資格の取得を検討してみてください!

しかし、ご自身での学習が苦手な方や、2級・1級取得を目指す方は、スクールに通うほうが効率的に学習することができます

大栄は、国内トップクラスの合格実績を誇る、資格スクールです。無料体験等もございますので、ご活用ください。

Line at banner
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事が気に入ったらJEEKに「いいね!」しよう