プログラミングとは

プログラミングとは、コンピュータが読み込み、ある作業を実行するためのプログラムを作成することを意味します。さらにシンプルに言うと、コンピュータに指示を出すための説明書を作ること、と言えます。

あなたが、Googleで何かを検索すると、Googleは検索結果を表示するという、普段何気なく行っている動作にも、背景にはプログラミングが隠れています。

相手が人間であれば、口頭で指示を出せば済みますが、相手がコンピュータの場合、別の言語で指示を出すことになります。その言語がコードであり、コードを作成する作業をプログラミングと呼びます。

プログラミングが初めて誕生したのは、1960年代です。当初は、非常に簡単な演算しかできなかったのですが、現在では技術は進歩し、プログラミングによって多くのことができるようになっています。

"IoT"(Internet of things : あらゆるモノをインターネットに)という単語を聞いたことがある方もいると思いますが、現在プログラミングは、最も必要とされる技術の一つです。

身近にあふれるプログラミング

先程Googleを例に挙げましたが、プログラミングは私たちの身の回りに溢れています。例えば、ほとんどの人が利用しているSNSツールの『LINE』。

特定の相手や、複数人に対してメッセージを送ることができるのは、コンピュータがプログラムの指示通り、作業を実行しているからです。

他にもアプリでは、twitterやFacebookなどのSNS、パズドラやモンストなどのオンラインゲームも、プログラミングが活用されています。

大きなものだと、電車の改札です。

Suicaやpasmoをかざすと、瞬時に料金を計算し残額から引き落とす、残額が不足していればレバーが閉じる、といった動作をしているのも、改札機器の内部のシステムに、その通りに実行するよう指示するコードが組み込まれているからです。

このように、私たちが普段から利用するアプリやシステムには、プログラミングが必要不可欠なのです。

すべてのビジネスでプログラミングが使われる!

プログラミングが皆さんの身近に存在していることが理解できたと思います。現在でも、プログラミング技術は日々進歩し続け、領域を拡大しつつあります。

AIやビックデータという単語を耳にしたことがある方も多いと思いますが、コンピュータが自分で学習したり、人力では何百年もかかるような膨大なWeb情報を自動分析したり、かつては人間にしかできなかった、複雑な状況判断を含む仕事すらも、コンピュータが処理できるようになっています。

以下にプログラミング技術の進化により、各業界に起こりつつあるイノベーションの一部を紹介します。

自動車業界

『自動運転』、皆さんも耳にしたことがあると思います。搭載されたAI(人口知能)がセンサーによって外部環境を感知し、人間が運転操作をしなくとも最適な運転操作を実行し自動で走行できる自動車のことです。

自動車メーカーと言えば、海外では、メルセデスベンツやBMWなど、国内ではトヨタや日産などが主要企業でした。しかし、自動運転の技術が実現すると、IT企業が自動車のシステムなどソフトを作り、自動車メーカーはハードを作るのみとなります。

実は、既に多くの企業が自動運転の市場に参入しています。海外では、GoogleやMicrosoftが自動車メーカと提携し開発を進める一方、テスラモーターズら自動運転車に特化した新興企業も登場しています。

日本国内でも同様の動きがあり、自動車メーカーが、DeNAやソフトバンクらと連携し、開発を進めています。各社、自動運転技術を高いレベルまで実現しており、既に試験走行が行われています。

2020年後半には、完全無人運転が実現すると予想されていますが、一方で多くの課題も抱えています。人間の命を運ぶ以上、安全面に対する対策は必須です。

悪天候下での運転や、急な判断が求められる場合の対応が、今後の課題と言えます。

金融業界

ATMなどで既にIT化が進んでいる金融業界でも、 プログラミング技術の発展によるさらなるイノベーションが起きようとしています。

金融に最新のテクノロジーを活用する取り組みを、"Fintech"と呼びますが、 その代表例がブロックチェーンです。

ブロックチェーンは、 中心に管理・監視するシステムを持たずに、世界中のコンピュータにデータを分散して全員で監視するという技術です。

信頼関係のない多数の参加者が、共通の利害関係を持つ(データが失われたり改ざんされると損をする)ことで、相互監視の仕組み構築します。

ブロックチェーンの仕組みを活用した、ビットコインを例として説明していきます。ビットコイン誕生以前は、銀行口座を通してしか取引を行うことができませんでした。

しかし、ビットコインは相互監視の仕組みを作り上げ、買い手と売り手が直接取引できるようになりました。

あなたが突然「自分は10000ビットコインを持っている」と言っても、参加者全員に財布の中を監視されているため、すぐに嘘だとばれてしまいます。

ブロックチェーン技術が完全に実現すれば、金融機関の存在が不要になります。相互監視体制の中で、残高などの情報の信頼性が担保されているため、現金やクレジットカードと同等の決済機能を有するからです。

しかし、取引のたびに莫大な通信が行われるため、扱えるデータの大きさが限定されるという点が、今後の課題です。

プログラミングが義務教育化

こうした流れの中で、海外ではプログラミング教育が大きく重視されています。例えばその流れの中での事例としてcode.orgの設立とプログラミングの義務教育化が挙げられます。

code.orgは、誰でもコンピュータースキルを習得できることを目的として設立されたNPO法人で、Webサイトでは無料でプログラミングが学習できます。ビルゲイツやマークザッカーバーグらIT業界の著名人から多額の出資を受け活動しています。

また、日本でもプログラミングが義務教育化されようとしています。2016年4月に、文部科学省が「小学校でのプログラミングの必修化」を検討すると発表しました。

2012年、2013年と段階的にプログラミング教育の必修化を図ってきましたが、講師陣の教育が追い付かず、実態が伴いませんでした。

そこで、プログラミング経験者による映像授業で講師を確保するなどの方法で本格的に義務教育化に乗り出しました。

若いうちからプログラミングに対する興味関心を育成し、プログラマーの数を増やそうという意図で、義務教育化が進められています。

プログラミングは勉強したほうがいい?

将来必ず学習しなければならないというわけではありません。しかし、学習したほうが良いことは間違いありません。

英語を例にとると、現在では小学校で英語の学習が必修化されていますが、英語力がないと生活に支障をきたすことはありません。しかし、就職という観点からみると、英語力を備えた人物のほうが重宝されます。

もちろん、英語力がなくとも、ほかに強みを持っていれば就職に困ることはありません。将来的にはプログラミング技術に関しても、無くてもよいが、持っていたほうが重宝されるという時代になるでしょう。

code.orgの設立やプログラミングの義務教育化の背景には、世界中でプログラマーの数が不足しているという現状があります。

もちろん日本でも世界的な技術革新に後れを取るまいと、業界を問わずプログラミングスキルを持った人材が求められています。

一方で、教育制度が整わず、プログラマーの育成は進んでいません。需要は拡大している一方、供給は横ばいという現状の中で、プログラマーの市場価値は上がっています。

政府が義務教育化を検討していることからも伺えるように、今後さらにプログラマーの需要は高まっていくと予想されます。つまり、プログラミングを学習することで、自らの市場価値を高めることができます。

どのように勉強すればよい?

プログラミングを勉強する方法はいくつかあります。勉強法によって性質が異なるので、その違いを解説していきます。

まず、独学か指導してもらうかで大きく異なります。独学の場合、書籍やwebサイトで学習します。自分のペースで好きな言語を学習できる点で手軽に始められるかもしれません。

書籍

書籍で独学を進めていくのは、初心者にとって身近で簡単な学習法です。しかし、プログラミングは書籍を読んだだけで身につくものではありません。読みながら実際にパソコンに向かって手を動かしてプログラミングをしなければ身に付かないということに注意する必要があります。

初心者向けの書籍は、開発言語ごとに出版されています。まずはプログラミング全体に関する入門書を読んで、各言語の特性を理解したうえで、学ぶ言語を選択し、徐々に書籍のレベルを上げていくことをおススメします。

webサイト

最近は初心者向けのプログラミング学習サイトが充実しています。webサイトでは、動画やアニメーション付きの解説とともに、スムーズに学習することができます。さらに、多くのサイトは、導入部分は無料で学習することができます。

また、本来は、プログラミングを始めるにあたり、いくつかのソフトをインストールしなければなりません。

しかし、プログラミング学習サイトは、コードを打ち込んですぐに結果が確認できる仕様になっている場合が多く、開発環境の設定の手間を省くことができます。

初心者にとって非常に学びやすいのが、プログラミング学習サイトですが、基礎を超えて学習するためにはお金がかかりますし、指示通りのプログラミングを行うだけなので、実践的なレベルまで学習するのは難しいでしょう。

独学で進めていく場合は、書籍とwebサイトを並行して進めていくのがおススメです。

一方、指導してもらうためには、大学の講義や教室に通う必要があります。指定されたカリキュラムの中で学習するため、独学よりも着実に幅広く習得することができます。

大学の講義

所属する学部や履修する授業にもよりますが、大学の講義を通して得られるプログラミングの知識はベーシックなもので、アプリやwebサービスを作成できる実践的なレベルは習得できません。講義に加えて自ら学ぶ機会を設けるのが良いでしょう。

教室

最近は、プログラミングの学習塾がいくつかあります。授業料も安価で、時間も融通が利くので、学生でも気軽に通うことができます。また、各々のレベルに応じてカリキュラムが設定されるので、自分の身の丈にあったレベルで効率よく学習することができます。

JEEKでは、『TECH::CAMP』、『Tecacademy』、『Web Camp』、『Progate』など複数の学習サイトのなかから、あなたに合ったサイトをおススメしています。

独学でも指導してもらう場合でも、プログラミングの基礎を習得することはできますが、実践的なビジネスレベル(自力でアプリやwebサービスを作成する高度な技術水準)まで習得することは難しいです。

そこで、基礎を習得したうえで、実践的なレベルまで自身の技術を高めたいという方向けに、最も実践的なプログラミングスキルを学習できる方法をご紹介します。

インターンシップ

実際に企業の中でエンジニアとして勤務し、アプリやwebサービスの作成を行うことで、実用的なレベルの技術を習得できます。一人のプログラマーとして成果を期待されるため、一定程度の知識を身につけた状態で、インターンに挑戦するのが理想的です。

しかし、初心者でも社内で教育してくれる企業もあります。JEEKでは、プログラミング初心者から実践的レベルに昇華させたい方向けまで、幅広くインターンシップ先をご紹介しております。

最後に

いかがでしょうか。プログラミングに関して多少でもご理解いただければ幸いです。もし、この記事をお読みいただいてプログラミングに少しでもご興味を持っていただけた方は、ぜひJEEKにご相談ください。

JEEKでは、一人一人のレベルや希望に合わせた最適な学習法をアドバイスし、あなたのプログラミング学習をサポートいたします。「時間がない・・・」「何から始めていいかわからない・・・」という方でも、まずはご相談ください。