「全大学生に新たな選択肢を」 TECH::CAMP 真子氏が語る、学生のうちからプログラミングを習得する意義とは?
プロフィール
真子 就有 (まこ ゆきなり)
1989年生まれ。青山学院大学理工学部卒業。学生時代からエンジニアとしてITベンチャーに勤務。大学4年次、人事として新卒採用を担当。在学中に起業。TECH::CAMP開始から3年で9000人以上の卒業生を輩出。
「TECH::EXPERT 新卒コース」を開始したその意図とは?
ーーまずサービスの特徴について教えてください。
「TECH::CAMP」では授業は一切行わず、質問し放題の環境を提供しています。
例えば大学の講義だと人数が多く、分からない時に聞きにいけないことが多いと思います。
でも、勉強をしている最中に分からないことがあったら、納得するまで誰かに聞きたいと思いますよね。そのようなニーズに答えるために「納得するまで質問出来る」という環境を提供しています。
また、オンライン教材を導入しているので、理解しづらい箇所が見つかった場合はすぐにこちら側で修正することが可能です。そのため、受講生にとって最も分かりやすい教材を提供している自信があります。
ーーありがとうございます。今回は新しく「TECH::EXPERT 新卒コース」を開講したとお聞きしたのですが、既存の「転職コース」と変わった内容はありますか?
「新卒コースの人」と「転職コースの人」は、プロのエンジニアになるという同じ目標を掲げているので、基本的に学習内容は変わっていません。
しかし、“就職の支援”に目を向けてみると、中途採用と新卒では就活の方法が違い、「転職コース」だけでは大学生の就職支援が出来ないので、それぞれに最適化した形でサポートするために新卒コースも開講しました。
また、新卒コースを開講したもう一つの理由として「新卒エンジニア」のニーズの多さがあります。
しかし、ここには2つの課題があります。
一つ目はそもそもプログラミングを学んでいる学生自体が少ないということです。
プログラミングを学べる学部に所属しない限り、大学でプログラミングを学ぶ機会を得る学生は少ないと思いますが、多くの産業がテクノロジーを取り入れている今、エンジニアの存在は必要不可欠です。
それなのに、これからその役割を担える若者が少ないことに課題を感じますよね。
二つ目は、プロのエンジニアになりたいと考えている大学生に対して、何から始めれば良いのか示されていないということです。
プログラミングのスキルを身につける無料サービスはたくさんあるのですが、それを一通り終わらせたとしてもゴールにたどり着けないんです。
なので、世の中には「プロレベルのプログラミングスキルをストレートに学べる場所」が必要だと考えました。大学生もそのような場所を必要としていますし、企業側も求めていると思っています。
恐らく僕が大学生の時に「TECH::EXPERT 新卒コース」があったとしたら、大学を辞めてこのコースに入っていますね。
社会で活躍するカギは「テクノロジーへの理解」
ーーそれほど社会で生きていく上でプログラミングが重要なスキルになるいうことでしょうか?
そうですね。プログラミングのスキルはとても重要になると思います。
特に将来の夢が無いのであれば、“エンジニアからキャリアをスタートさせる”ということが一番良いと思います。
世界トップ5の企業「Apple、Google、Amazon、Facebook、Microsoft」の創設者は全員、エンジニアでコードを書ける人ですよね。
ということはソフトウェアを理解し、新しい創造を出来る人が世界を変えていますし、世の中を動かしているモノは、間違いなくテクノロジーだと思います。
なので、社会に出て活躍しようと考えている大学生は、どこの企業に就職しても仕事がテクノロジーに変化していく影響を絶対に受けます。
例えば、「言われたことをやる仕事」は考えることを必要としないので、一番早くソフトウェアに置き換えられていく仕事ですよね。
ですが「創造的な仕事」をするためには、サービスやプロダクトの根本的な仕組みをどれだけ知っているかが重要になると思います。
そして、新しい創造は一般教養レベルやネットで得た情報、人から聞いた話など自分が知っている世の中のことが組み合わさって生まれます。
なので、仮に自分でコードを書くということはしなくても、「開発する人が考えていること」を理解できないと新しいアイデアを実現させることは出来ないんです。
そのような意味でこれからの時代、テクノロジーへの理解が不可欠であり、プログラミングのスキルが重要になってくると思います。
これからの時代、企業が求める学生像とは?
ーーなるほど。やはりプログラミングスキルを身に着けておくことで、実際にインターンや就活においてメリットがあるのでしょうか?
就活でとても有利だということだけは伝えたいです。
「これからテクノロジーを活用していかなければいけない」と考えている経営者は多いですが、まだ対応できていないのが現状です。
なので、企業はテクノロジーに精通している若者を求めていて、特に“プログラミングスキルを元に自分でサービスを創ったことがある人”は就活でかなり有利ですね。
文系理系に関わらず、大学生は自分でサービスを創り上げるところまでスキルを身につけるべきだと思っていますし、身に着けてしまえばどのような企業であっても就活で内定をもらえないということは絶対に無いです。
むしろ、企業が学生を選ぶのではなく、学生が企業を選ぶことになると思います。
実際に自分でサービスを創ったTECH::CAMPの卒業生は、有名IT企業であればIBM、リクルート、コロプラなどに就職しています。
またゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの企業にもエンジニアとして内定をもらっています。これは企業がテクノロジーに精通した学生を求めている証拠です。
なので、受講生には“絶対に就活で困らない”ということを僕が保証します。
よく「未経験の人でも本当にエンジニアになれますか?」と聞かれるのですが、絶対になれます。
27歳で一からプログラミングを学び、NewsPicksなどの有名IT企業に内定をもらってエンジニアとして活躍されている方もいるので、それよりも若い学生の場合、もっと将来の可能性が広がりますよね。
また、レールの上を歩くだけの4年間を過ごしている大学生が多いと思うのですが、世の中において価値がある人というのは「レールを上手く走る人」ではなくて、「レールを作った人」なんです。
その「レールを作った人」とはまさに経営者のことであり、世の中の動きを理解し、主体的に行動できる人です。
そのような人は誰かに言われたことではなく自分のやりたいことを実現出来るので、人生も輝き、これから世の中で活躍していけると思います。
ーーでは「レールを作る人」として、真子さん自身が今後実現させたいと思っていることはありますか?
今後は「新しい大学」を作りたいと思っています。
大学を卒業することに価値はあると思いますが、実際、有意義な大学生活を送れていると自信を持って言える大学生はそんなにいないと思うんです。
そこで、“これから学ぶべきことや世の中に貢献する力を身につける方法”は何かと考えると、やっぱり基礎としてテクノロジーが必要になると思います。
もちろん全員がエンジニアになる必要はないと思いますが、人に価値を提供する基礎を学ぶために、テクノロジーを中心とした教育を提供する学校が今後の大学のスタンダードになると思います。
なので、日本のどの学校よりも生産性高く学べる新しい教育、新しい学校の創造を目指したいですね。
まずはプログラミングに挑戦してみよう!
ーー最後に学生の皆さんへメッセージをお願いします。
1番伝えたいことは、エンジニアの仕事は面白いということです。
大学生は自分のキャリアや将来について考える機会が多くありますが、どんなに考えても続けられることは“楽しいと思えること”に尽きると思います。
未経験の方にとってはプログラミングの勉強は分からないことだらけで、不安に感じるかもしれませんが、ある程度スキルが身についてくるとゲームをしているような感覚になります。
ゲームをするのは楽しいですし、その感覚でお金を稼げるというのはとても嬉しいことですよね。
自分でコントロールできる世界の中でレベルアップすれば、新しい技術を見つけられますし、その技術を身に着けて経験を積み、強くなれるというのがエンジニアの魅力です。
そして、プログラミングスキルは世の中でとても必要とされていますし、創造性の高い仕事が出来るので、将来のことで迷っていたらプログラミングに取り組んでみることをお勧めします。
ーープログラミングは人生の可能性を広げるとても魅力的なスキルですね。お話しいただき、ありがとうございました!
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