Profile

高場 大樹 さん  

トランスリミットCEO。サイバーエージェントで経験を積み、2014年1月に株式会社トランスリミットを立ち上げる。 トランスリミットが提供しているアプリ「BrainWars」は累計1200万ダウンロードを達成、海外ユーザー比率は95%を超える。

 川端 和樹 さん 

上場企業から内定をもらうもインターンで働いていたトランスリミットに新卒入社することを決めた。トランスリミットでインターンをする前にも何社かインターンを経験している。 

曽山 慎太郎さん 

上場企業から内定をもらうもインターンで働いていたトランスリミットに新卒入社することを決めた。BrainWarsのリリース初期からのユーザーであり、世界1位を2度も取るほどの腕前を持つ。

トランスリミットとの出会い

川端和樹(以下 川端さん):川端和樹と申します。大手企業から内定をいただいていましたが、そちらをお断りして4月からトランスリミットに新卒入社しました。

 曽山慎太郎(以下 曽山さん):曽山慎太郎と申します。私も同じく大手企業から内定をいただいていましたが、そちらをお断りしてトランスリミットで働くことにしました。

 Q.トランスリミットとの出会いは?どのようなきっかけで? 

川端さん:Progateを知っていますか。Progateはもともと母体が東大のプログラミングサークルであり、自分もそこに参加していました。 その関係でハッカソンハウスというところに時々遊びに行っていたのですが、そこの人が「BrainWarsを作っている企業に遊びに行くから、一緒に行かないか。」と言われたのがきっかけです。

 当時はインターンで働くとかは全く意識していなく、純粋に遊びに行くくらいのつもりでした。そしたらその翌日に社長から「うちでインターンしない?」と誘われ、インターンをすることにしました。

 Q.その時、高場さん(トランスリミット代表)は川端さんを取りたい人材だと考えていたのですか?

 代表:そうですね。会った日は少し話をする程度のつもりだったのですが、結局3時間も話してしまいましたね。その時から我々が使っている技術を既に知っていたり、技術的な興味が非常に旺盛だったことから、学生にしてはかなりレベルが高いなと感じていましたね。学生だけど、彼なら即戦力になりそうだなと感じました。

 Q.川端さんはどんな人でしたか? 

代表:技術面とプロダクト面でうまくバランスがとれているイメージですね。どちらかというと技術かなと。話していて、既に技術力もあるし技術的興味もあるし、一緒に仕事したい人材だなと思いました。 

Q.曽山さんのトランスリミットとの出会いは? 

曽山さん:トランスリミットが提供しているBrainWarsが好きで、ユーザーとしてゲームをかなりやりこんで、世界ランキング1位を2回取りました。そしたら高場さんに呼んでいただいて。

 Q.高場さんはその時の面談を覚えていますか?

 代表:もちろん覚えています。というのも彼はBrainWarsをリリースした初期から超ヘビーユーザーとして使ってくれていました。ランキングが上位の実力派ユーザーでもあったので、彼の存在は常にゲーム内のランキングで認識していました。ユーザーの意見を聞くために、トップのユーザーだけ数名を集めたことがあって、その時に来てもらったのがきっかけですね。

 -----まず、ユーザーとして、優秀だったのですね。

 Q.しかし、ユーザーから作り手に立場が変わり、やはり自分が使うアプリを作ってみたかったのですか? 

曽山さん:自分でプロダクトを作ることに興味がありましたので、是非インターンをしてみたいとなりました。何より、自分の好きなゲームに携われるのはすごく楽しいですね。

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Q.インターンを始めて、成長でしたり、最前線で仕事することはできましたか? 

川端さん:そうですね。ここに来るまでは2社ほどインターンをしていたのですが、トランスリミットの技術力の高さに圧倒されました。自分はまだまだ実力不足だからこそ、学びたいという姿勢があったので、それが一番大切だと考えてインターンを始めました。

 Q.2つの会社とトランスリミットに何か違いがありましたか? 

川端さん:まず、自分がトランスリミットに入ったタイミングは人数が少ない時でして、その時はたった3人でした。だからこそ、学生なのにある程度裁量権がもらえました。自分自身で試行錯誤ができるというのもありますし、詰まったらそばには技術力のあるエンジニアもいます。その姿をみて自分のエンジニア姿はどのようにありたいかを考えることができました。

 Q.それではできるだけ小さい、また裁量権が大きい会社にいたほうが良いということなのですか? 

川端さん:それはありましたね。しかし、1番大切なのは技術力があり、自分も学べる環境があるということです。それがトランスリミットにはありました。また会社の伸びていく姿を間近で見ることができました。200万ユーザー、500万ユーザー、1000万ユーザーと短期間で会社が大きくなっていくステップを目の前で見ることができたのは非常に刺激的でした。 

-----なかなかできない体験ですよね。

 Q.曽山さんにとってトランスリミットの魅力とは? 

曽山さん:自分はユーザーだったこともありトランスリミットが作るサービスの良さは人一倍分かっていました。ユーザー視点を持っていながら実際にプロダクトを作っていくことで、ユーザー側と作り手側で複合的な視点を持つことができましたね。

現場はユーザーが求めているようなものを更に超えていくようなサービスを作ろうとみんなで考えて実行しているのだなと非常に感じました。自分がプレイヤーだったときは、ただただ楽しいプロダクトをプレイしているという感じでした。

ただその裏には、確かな技術力が存在していて、それを日々新しいモノを出そうと更新し続けています。 うちの会社はエンジニアが企画から開発まで全てを行います。エンジニア自らがユーザーに対してどうすれば喜んでもらえるか、という視点でものづくりができる。

サービスのヘビーユーザーとして、ユーザーが喜ぶために、そして自分が喜ぶために、自分の力を発揮できるという部分が大きいかなと。

 Q.エンジニアだけの会社はなかなかないと思うのですが、エンジニアだけだからこその魅力はありますか?

 川端さん:エンジニアだけ、だからこそいいですね。企画から始められます。エンジニアだからこその視点というか、作る人にしか見えない視点でモノづくりに没頭できるという環境があります。 

実際にユーザーはどういう風にすれば喜んでもらえるか、ということを感じながら自分たちで作れるので、そこが強みであり、魅力であると思います。 

Q.インターンを始めたのはいつからですか? 

川端さん:初めてインターンを始めたのは大学2年生の時です。特に就活のことは考えていませんでした。トランスリミットでインターンを始めたときは大学4年生の時で、その時は既に他の企業からも内定をもらっていました。 

Q.トランスリミットでインターンを始める際に、その内定をやめてこちらに入社することを少しでも考えましたか?

川端さん:実は、少し考えていました。ここで働き始めた時からすぐですね。今までのインターン経験からエンジニアの現場はある程度理解していますが、トランスリミットは熱の入り方が今までと違うなというのはすぐに感じました。そのように自分もなりたいと思ったのが一番の決め手でした。 

Q.上場企業にするか、トランスリミットにするか、いつごろ決心されたのですか?

川端さん:9月か10月あたりでした。ベンチャーと大企業はまったく異なるというのを感じました。

大企業はシステムで組織が動いていますが、小さな会社は人で動いているんですよ。それを見て、同じ企業に内定をもらった内定者を見た時、そこにパッションがなかったんです。何となく温度差があるなと感じていました。ベンチャーは違う、トランスリミットの人達に惚れました。代表に惚れたのもあります(笑)

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Q.曽山さんはどのくらいの時期にインターンを始めたのですか? 

曽山さん:11月の終わりから働き始めました。実はトランスリミットの皆さんと交流を持つようになった時から既にここで働きたいなと感じていました。 

Q.他の企業から内定をもらったのにですか?

曽山さん:そうですね、何となく違和感を感じていました。自分は将来に起業をしたいという想いがありまして。その目的に進む上で、その目的と手段に合致していませんでした。自分はスタートアップ志向が強かったということもあり、ベンチャーの方が合っていたように思います。

Q.働いていてトランスリミットにしようと確信したのはいつですか? 

曽山さん:良いプロダクトを出してるチームというのはすぐれた優秀な人達が努力して動いています。その中で自分がバリューを発揮できるかどうかはじめは不安でした。少しずつステップを踏んでいき、自分もここで成長していきたいって思いが高まった時に決意しました。 

Q.曽山さんは先ほど自分で起業していきたいとおっしゃっていましたが、トランスリミットで働いて将来的には起業をしていくのですか? 

曽山さん:トランスリミットは、起業の手段としても良い企業だと考えています。 というのは、創業者が全員残っていて、どのように会社が動いているのか、大きくなっていくのかというのを間近で見ることができます。

トランスリミットのようにかなり早いスピードで人気を獲得した企業で働くことはなかなかできません。勉強になるところは多いですね。 将来は起業して、自分でプロダクトを作りたいと考えていています。エンジニアがトップとなり、サービスを出すことができる会社にしたい。それをまさにやっている会社がトランスリミットでした。

トランスリミットマフィア構造

Q.先ほど社内で勉強会を開催していたと伺ったのですが、どのように人材を育てられているのですか? 

代表:人材の育て方と直結するか、という感じではありますが、エンジニアの経営者をたくさん輩出する企業になりたいというのがあります。そんな思想を持ったトランスリミットマフィア構想というのがあるんです(笑)

もともと私は大学時代から起業したいと考えていたのですが、インターネット領域の事業をするならトップは技術者であるべきだと考えています。なので、自分の技術の実力をつけるために、新卒でサイバーエージェントに入りました。 

シリコンバレーを見ると、FacebookやGoogle、マイクロソフト等、エンジニアが創業者の企業がかなり多いです。世界に大きくスケールするようなビジネスをやっている会社はトップがエンジニアであり、テクノロジーを使って、世界的に需要があり汎用的なものを作っています。そういったテクノロジーを活かした経営をするならエンジニアがトップに立つべきだと。 

しかし日本を見渡すと、エンジニアがトップである会社はほとんどありません。私は日本にいながらにして、シリコンバレーのように世界中で使われるようなプロダクトを作りたい。そのためには、エンジニアがトップになることに非常に拘っています。 エンジニア中心の会社が成功した例は、日本ではまだ全然少ない。

そのためにまずトランスリミットを成功させて、私自身がエンジニア経営者のロールモデルとなるような存在になりたい。そして、トランスリミットのような技術者中心の会社がたくさんできるよう、エンジニア経営者をたくさん排出したいと思っています。

彼らが独立する時には、私が投資をしたり相談に乗ったりして支援できたら面白いかなと。 エンジニア経営者を増やし、日本のインターネット業界を盛り上げていく。そのような流れを作っていきたいと思っていて、将来的にエンジニア経営者の排出企業となること、これがトランスリミットマフィア構想です。 

なので、一緒にエンジニア中心の会社を作って成功する。これが一番の人材育成だと思っています。

エンジニアがトップに立つ強み

Q.サイバーエージェントで働いていた時から、世界展開などの具体的ビジョンは持っていたのですか? 

代表:マフィア構想まではいかないですが、エンジニアでトップになって、世界で活躍するような企業を作っていかなければいけないということは常々考えていました。 BrainWarsを歯切りに世界中で使われるサービスをどんどん作りたいですね。

Q.エンジニアがトップであるべきという代表はおっしゃっていますが、働いていて他の会社と比べて、エンジニアだからこそというのはありますか? 

川端さん:経営者がエンジニアであれば、プロダクトがどうあるべきかという視点からビジネスをみることができます。世界に伝わるプロダクトをモノづくりの視点から評価できる立場に立ちたいと考えています。 

曽山さん:エンジニアなので、自分が決めたことを早い段階で実行できます。決めたら実行というサイクルを早く回せる。スピード感を持って動けるのが強みなのかなと考えています。

後編へ続く! トランスリミットインタビュー【後編】成長したいなら大企業よりもベンチャー企業だ!!その理由とは!?