短期インターンは企業側も多くの時間をかけて開催します。こうした企業側の努力に報いるためにも、参加する学生は、インターンに真摯に向き合うだけでなく、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

その感謝の気持ちを参加後に伝えるために送るのが、お礼メール。しかし、いざ書くとなると、どう書けばいいかわからないもの。

そこで、今回は、インターン参加後に送るお礼メールについて解説していきます。インターンや就職活動に関して疑問点がございましたら、ぜひJEEK(ジーク)にご相談ください。

お礼メールとは?

お礼メールとは、一般的に社内外の人と関わりを持った時に感謝を伝えるのに使うメールのことです。

しかし本コラムでは、「インターンのあとに学生が企業に送るメールのこと」と定義したいと思います。

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お礼メールの目的とは?

お礼メールをなぜ送るのかということについて説明していきたいと思います。

みなさんの中には、就活のシーズンにインターンシップに行くという方もいらっしゃると思いますが、就活シーズンは企業にとっては決算の時期でもあります。

そのため、社員さんは非常に忙しい状況の中でインターン生に業務を教え、自分の仕事もこなさなければならないということはお分かり頂けると思います。

このことから、社員さんは想像以上の苦労をされており、インターン生が社員さんに感謝の気持ちを伝えるのは当たり前のことだと言えることがわかりますよね。

また、お礼メールでは感謝の気持ちを伝える文章を書くわけですが、どのようなことに感謝しているかということを考える際に自分のインターンシップでの活動を振り返ることができます。

そこで、インターンシップ中に自分がどのような経験をしたのか、何を得たのかということを考えることができるため、今後の自分の成長へとつながります。

社会人になった時に自分がどんな仕事ができるのか、何をこれから身につけていかなければならないのかを知っているだけでも、周りと大きく差をつけることが出来るでしょう。

短期インターンでの活動をどのように活かす?

どんな内容で、いつ送る?

次にお礼メールはどんな内容で、いつ送るのかということについて説明していきたいと思います。まずは内容についてですが、今から示す手順にそって記入しましょう。

1.件名(簡潔に!)

2.相手の会社名・部署・名前

3.始めの挨拶

4.お礼メールで1番伝えたい内容

 ・社員さんとのエピソードからの学び

 ・インターンを通して何が成長したか

 ・企業に対する印象の変化

5.結びの挨拶

6.署名

このフレームに沿って記入していき、先ほどお伝えしたお礼メールの目的をしっかりと頭にいれ、お礼メールで一番伝えたい内容に力を注ぎましょう。

また、お礼メールを送るタイミングがわからないという方もいらっしゃると思います。インターンのお礼メールは、インターンが終了した当日か翌日におくります。

これは、社会人としてのマナーでもあり、名刺交換のお礼を送る場合や、契約を頂いたときにお礼を伝える場合のメールの送付もこのタイミングで行います。

メールの送付が遅いと、社会人としてのマナーがないという認識をされてしまい、どんなに内容が良くても悪い印象を与えてしまうことがあります。

内容を記入し終わって気を抜いてしまわず、しっかりと送付のタイミングも意識しましょう。

送ると就活で有利になる?

お礼メールを送ったからと言って、必ず就活で有利になるとは言えません。しかし、インターンシップ参加後の感謝の気持ちをしっかりと伝えることで、企業の方に好印象を持っていただくことはできます。

ここでの印象が就活にも影響するということは考えられるので、気持ちを込めてお礼メールを送りましょう。

例文

ここまでお礼メールについて説明してきましたが、具体的にどのように書けばよいかイメージがつかめていない方もいらっしゃると思います。そこで例文を二つ挙げます。

例文:1

株式会社〇〇

○○部○○課

課長 〇〇 〇〇様

貴社のサマーインターンシップに参加させていただきました○○大学3年の○○○○と申します。この度はこのような貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。改めてお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。

○○業界に以前から興味があり、今回のインターンシップに参加させていただきましたが、実際の業務や社内の様子を拝見させていただいたことで、より○○業界について詳しく知ることができ、インターンシップ参加前と比べ、○○業界で働きたいという気持ちが強くなりました。

また、○○様にはどんな場面に追い込まれても諦めない大切さを教えていただきました。このご指導のおかげで、私はインターンシップ内でのグループワークで成果をだすことができ、諦めずに物事をやり遂げた時の達成感や喜びを感じることが出来ました。

このインターンシップで学んだことを活かし、これからの就職活動に全力を注いでいきたいと思います。そして、優れた技術と人材を持つ貴社で必要とされる人材になれるよう成長していきます。

最後になりますが、貴社のますますのご発展と皆様のご活躍をお祈り申し上げます。

○○大学○○学部

○○ ○○

電話番号

メールアドレス

住所・郵便番号

例文:2

株式会社〇〇

○○部○○課

課長 〇〇 〇〇様

今回インターンシップに応募させていただきました○○大学の○○○○と申します。○日間という短い期間でしたが、大変お世話になりました。改めてお礼を申し上げたく、本日ご連絡させていただいた次第です。

○○業界で○○の開発をされている貴社のインターンシップに参加させていただくことで、貴社が成功されている秘訣を知ることができました。

○○様には、自分の長所は褒めていただき、短所は丁寧に指摘をしていただき本当に感謝しています。○○様から頂いた意見を踏まえて、今後の就職活動ではより一層成長できるように努力していきます。そして、素晴らしい技術と人を抱えていらっしゃる貴社の力となれるような人材になります。

末筆ながら貴社のますますのご発展と皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。

○○大学○○学部

○○ ○○

電話番号

メールアドレス 

住所・郵便番号

最後に

今回の記事では、お礼メールの書き方やその目的について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。お礼メールがいかに大切なものか理解して頂ければ幸いです。

また、JEEKでは実際にキャリアコンサルタントが相談にのり、インターンや就活に関するみなさんの疑問を解決したり、みなさんに合った職種や企業をお探しします。

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