あなたが高校で一番頑張った教科は何でしたか? 『高校生の学習に関する意識・実態』の調査によると、「もっとも頑張りたいと思う教科」のダントツの1位は「英語」です。
英語が苦手だから頑張りたいという人もいれば、英語が得意でもっと伸ばしたいという人もいるでしょう。
「語学を活かして仕事がしたい!」、「海外を飛び回って活躍したい!」、そんな夢を抱いて大学へ進学した人もいるのではないですか? では実際に「語学を活かせる仕事」にはどのようなものがあるでしょうか。
商社マンやキャビンアテンダント(CA)はもちろんですが、他にも様々な職種で語学力がある人材は求められています。
そこで今回は、語学力を活かせる8つの職種をご紹介します。
1.海外営業
語学力が活かせる職種の代表と言っていいでしょう。特に商社に就職すると、海外で営業を行うことが多いです。 海外で顧客を開拓したり商談をまとめたりする役割を担い、ポストによっては海外に駐在することもあります。
英語圏以外の地域でもビジネスシーンでは英語が使われることが多いため、まずはビジネスレベルの英語力を身につけることが求められます。
2.バイヤー
自社で販売する製品の買い付けを担当する人を「バイヤー」と言います。 バイヤーが品物を過不足なく適切に買い付けることができるかどうかは、会社の売り上げに大きく関わります。
また、いち早く流行を察知し競合他社に差をつけるためには、バイヤーが国内外のマーケットを常に観察していなければなりません。 海外に買い付けに行く場合は、値段や納期の交渉ができるレベルの英語力が求められます。
3.法務・特許
法務には契約書作成やコンプライアンス関連業務、訴訟対応、特許関連業務には特許出願書類の作成や調査などが当てはまります。
国際的に事業を展開している企業や事務所では、これらの業務に英語力のある人材が必要です。 具体的には、海外の顧客とメールのやり取りをしたり、英文契約書を作成したりします。
4.金融・投資
金融・投資系の職種で語学力が必要なのは、銀行の海外法人営業や海外投資部門、投資ファンドなどの部署での職種です。
顧客の資産運用や金融ソリューションの提供を行うほか、M&Aや審査に関わる業務を任されることもあります。 そのため、専門用語を含む高度な英語力が必要です。
5.コンサル
専門知識や情報を活かして顧客が抱えている様々な問題を解決するのが、コンサルタントの仕事です。 海外に事業を展開している企業が多く、英語力は必須です。
しかし同時に、論理的な思考力やコミュニケーション能力、頭の回転の速さなども重視されるため、英語力だけで採用を勝ち取ることはできません。
コンサル業界への就職を目指す人は、英語力とともに論理的で柔軟な思考力を磨きましょう。

6.旅行・航空
こちらも人気職種の一つです。旅行業界では、旅行プランの企画や営業、ツアーへの同行などを行います。 海外旅行への同行のほか、外国人観光客向けのツアーを担当したり、ホテルで外国人宿泊客に対応したりする場合にも語学力を活かすことができます。
英語はもとより、中国語が堪能な人材へのニーズも高い職種です。 航空業界ではCAに注目が集まりがちですが、グラウンドスタッフや航空管制官、航空機技術者などその他の職種でも語学力を活かすことができます。
7.通訳・翻訳
通訳はテレビで目にすることも多い職業で、様々な言語のニーズがあります。しかし一時的なイベントで必要とされることも多く、安定して収入を得るためには社内通訳として雇ってもらう必要があります。
一国を代表する著名人や政治家と話す機会があるかもしれない点は、通訳の仕事の魅力ですよね。 翻訳と聞くと書籍の翻訳をイメージする人が多いでしょう。
しかし、翻訳の仕事についている人のほとんどは、取扱説明書や商品の説明書などを翻訳しています。英語のほかに、中国語やドイツ語のニーズも高いです。
8.日本語教員
海外で日本語を教えたり、日本国内で在日外国人に日本語を教えたりする仕事です。一律に必要だと定められている資格はなく、求人ごとに条件が提示されています。語学力に加え、正しい日本語の知識や日本文化の知識が必要です。
日本語教員は経験があり即戦力になる人材が重宝されるため、求人の7割が経験者を対象にしています。 新卒での採用を目指す人は、研修制度がある勤務先や急募の求人を探してみてください。
最後に
世界を股にかけて活躍する自分の姿が想像できましたか?
語学を活かすことのできる職種は多岐にわたります。あなたにピッタリな職業が見つかるといいですね。 語学の習得には時間がかかります。社会人になってからでは、勉強する時間を確保できません。
語学を活かした仕事をしたい人は、時間がある今、勉強しておきましょう。 電車の移動時間や休み時間などのスキマ時間を有効に活用するためには、アプリや動画サイトがおすすめです。以下のコラムにまとめてありますので、参考にして下さい。
参考URL http://doda.jp/global/guide/type/003.html http://www.crn.or.jp/LIBRARY/GAKUSHU/PDF/KO_013-028.PDF