突然ですが、みなさん「SPI」をご存知ですか? 「何それ?」 「名前は聞いたことあるけどイマイチ分からない…」 そんな人もいるでしょう。
また、「本当はよく分からないけど、いまさら聞けない!」 と感じている人も、実は多いのではないでしょうか。
SPIとは、リクルート社が提供している適性検査です。 多くの企業が就職活動中の受験者の能力を測るために用いています。
同様の就活生用のテストには、SHL社の『玉手箱(旧CAB,GAB)』ヒューマネージ社の『TG-WEB』Webテストなどもあります。
そして、企業によっては SPIテストを突破しなければ、1次選考や面接にすら進めないのです! つまり、 SPIテストは就職活動の最初の関門となります!!
そんな重要なSPIテストにも関わらず、就職活動を始めるまではその存在すら知らない学生がほとんどです。
そこで今回は、SPIテストについてご紹介します。
SPIテストとは?
SPIテストとは、正式名称を「SPI総合検査」といいます。リクルートが提供している適性検査で、多くの企業で採用の際に用いられています。
専用会場に行って受検するテストセンター、自宅などのパソコンで受検する Webテスティング、企業の会議室などに赴いて受検するインハウスCBT、企業が用意した会場で受検するペーパーテスティング の4種類の受験方法があります。
また、SPIの中にもSPI2、SPI3などのバージョンがありますがまとめて「SPI」と呼ばれています。 現在では 11,000社近くの企業がSPIテストを導入しており、2016年度の受験者は189万人にものぼります。 (参考URLhttp://www.spi.recruit.co.jp/spi3/)
SPIは適正テストと能力テスト2つの分野から成り立ちます。
SPIテストの内容
①適性テスト
性格を判断するテストです。 約200問の質問があり、それに対して「はい」か「いいえ」で答える形式です。
行動的側面、意欲的側面、情緒的側面、ライスケールの4つの観点からの問題が出題されます。 ライスケールとは、簡単に言えば、「本音でちゃんと答えているか」を測る指標のことです。
もちろん、企業が求める理想の人材のように振る舞って、回答したい気持ちは分かります。
しかしながら、回答内容に矛盾があったり、あまりにも現実とかけ離れていたりすると「虚構性がある」という結果が出てしまうので、基本的には自分に正直に答えることが望ましいと言われています。
②能力テスト
能力テストは言語分野と非言語分野に分かれています。
簡単に言えば、国語と算数のようなもので、超難問というわけではありません。 しかしながら、問題数が多いので時間切れになってしまう人が続出します! 早いうちから問題集に取り組むなどして、短時間で正確に回答できるよう訓練することが大切です。
言語分野のテストでは、
質問:最初に示された文章の下線部の意味を考え、最も近い意味で使われているものを選択肢より選びなさい。
・猫がネズミをとる
A本を手にとる
B山菜をとる
C山の写真をとる
D魚をとる
E事務をとる
解答:D.魚をとる
非言語分野のものでは、
問題:原価が800円の品物に、定価の2割引で売っても、原価の3割の利益が得られるように定価をつけた。定価はいくらか。
A.1000円 B.1100円
C.1200円 D.1300円
E.1400円 F.1500円
G.1600円 H.1700円
解答:D.1300円
などの問題が出題されます。
こちらのサイトには数多くの例題と解答が掲載されているので参考にしてみてください。
企業ごとの使い方
SPIには、はっきりとした合格ラインがあるわけではありません。 3割程度の得点率で合格の企業もあれば、8〜9割の得点を求められる企業もあります。
とくに受験者の多い大企業は、 1次選考前の足切りとして合格ラインを高めに設定していることが多いです。
また、採用時に活用する他に、内定後にテストを実施する企業もあります。 その場合、適正に合った配属先を決定する参考にしています。

SPIテストについて少しはイメージが具体的になったでしょうか?
いくらインターンを頑張ったり、優秀な成績を収めたりしても、 SPIで落とされてESや面接であなたの良さを伝えられないとつらいですよね。
就職活動において最初の関門であるSPIテストに物怖じしないように、早いうちから準備をしておきましょう!
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