はじめに
インターンシップに参加する学生の数も、インターンを実施する企業の数も年々増加傾向にあります。
HR総研の行なった就職意識調査によれば、2016年度の就活生の7割がインターンシップに参加しているそうです。
インターンシップに参加しないことは就職活動に乗り遅れることを意味するような風潮すら見受けられます。
少し話が変わりますが、就活生の大きな悩みの一つとしてよく挙げられるのが、お金の悩みです。
地方から東京まで行く場合は交通費や宿泊費などもかかりますし、リクルートスーツを購入する費用等、様々な費用かかります。
就活中はバイトのシフトも入れにくいので、出費が増えるだけでなく、収入も少なくなりますから、お金のなさに嘆く就活生が多いのも納得ですね。
就職活動において必須の経験とも考えられるようになったインターンシップですが、ある程度まとまった時間を要するため、収入源であるバイト等を削らざるを得なくなります。
お金のなさに頭を抱える就活生にとってはさらに悩みを加速させる要因となっているのではないでしょうか。
しかし、従来は無給が当たり前だったインターンシップも、最近では有給のものが増えてきています。
このページでは、インターンシップの形態ごと、職種ごとの、給料についてご紹介させていただきます。
高額の報酬をもらえるインターンシップも!
無給のイメージが強かったインターンシップですが、最近では有給であるだけでなく、もはやバイトをするよりもはるかに稼げてしまうインターンシップも出てきています。
LINEエンジニアインターン:40万円 / 月
例えば、若年層から最近では高齢の方まで幅広い方々が当たり前のように利用しているLINEは、2014年にエンジニア向けのサマーインターンシップを初めて実施しましたが、参加報酬は1ヶ月で40万円とかなり高額でした。
ワークスアプリケーションズ:16万円 / 20日 + 成績優秀者には45万円の特別報奨金
企業向けの業務効率化ツールを提供するワークスアプリケーションズのインターンシップは、インターンシップ人気ランキングで第3位の有名なインターンになります。
20日間のインターンシップ参加に対する報酬として16万円が支払われるだけでなく、成績優秀者にはプラスで45万円の特別報奨金が支払われるほどで、最大で61万円の報酬を手にすることが可能になります。
DeNA:10万円 / 4日間
インターンシップ人気ランキングでは第2位にランクインしているDeNAのインターンシップでは、4日間の参加に対して10万円の給与が支払われるだけでなく、優勝チームにはシリコンバレーツアーが報酬として付与されます。
いまやソーシャルゲーム、プロ野球といえばDeNAというくらい非常に大きく、人気企業でもあります。
参加学生のレベルの高さや、社員からのフィードバックの鋭さも、外資系コンサルのようだったと参加学生もコメントしています。
インターンシップの形態、開催企業による給与の違い
高額報酬で紹介したインターンシップは、どれも魅力的なものばかりでしたが、人気の短期インターンシップは、選考倍率が数百倍もあり狭き門となっています。
もちろん選考を勝ち抜いてインターンシップに参加することが可能であれば、それは間違いなく就職活動に有利に働きます。
しかし、人生一度きりの就職活動を納得のいくものにするためにも、少しでも確実性の高い選択肢を選んで、就職活動に向けて準備をしたいですよね。
そこで最近では、バイトと同じ水準の給料をもらいながら社会経験を積むことのできる長期インターンシップに取り組む学生が増えてきています。
短期・長期等の形態、大手・ベンチャー等の開催企業によるインターンシップの給与の違いについて説明させていただきます。
短期インターンシップ(大手企業主催、会社説明会型)
大手企業が実施する短期インターンシップは無給である場合がほとんどです。なぜなら大手企業の主催するインターンシップには、わざわざ報酬を支払わなくても学生が集まるからです。
また、学生がインターンシップに参加して行う内容が実務に近しいものであれば、それは労働とみなされるため、報酬を支払う必要性が出てきますが、大手企業の行うインターンシップの内容はほとんどが会社説明会と大差ないものです。
インターンシップという名前はついているものの、実質的には時期を前倒しした会社説明会を行なっているだけなのです。そのため大手企業の実施するインターンシップは無給のものが一般的となっています。
短期インターンシップ(ベンチャー企業、課題解決ワーク型)
主にベンチャー企業が主催する課題解決型の短期インターンシップは、有給のものが一般的となっています。
1日あたりの報酬があらかじめ定められている場合や、時給制で報酬が決まる場合があります。
ここ最近では、短期インターンシップを実施する企業がかなり増えており、学生の奪い合いも熾烈さを極めています。
そういった中で、ベンチャー企業は、大手企業と比較すると、会社のブランドによる学生の集客が困難になります。そこで、有給であることを一つの売りにして学生の集客を図っているのです。
長期インターンシップ(ベンチャー企業、就業型)
主にベンチャー企業が実施する、長期インターンシップは、有給のものが大部分を占めています。長期インターンシップにおいて行う業務は、実務に極めて近しいもの、もしくは、実務そのものであるためです。
長期インターン生に対して支払われる給与は平気すると、時給1,000円程度のものが一般的です。
就職活動を有利に進めることができる上に、アルバイトと同等、もしくは、下手をするとアルバイト以上に稼げてしまいますね。
ただし、労働の対価として報酬をもらう以上、学生であるからといった理由で妥協は許されないと考え、気を引き締めて臨むことをおすすめします。
長期インターンシップの職種による給与の違い
主にベンチャー企業の実施する短期インターンシップと、ベンチャー企業の実施する長期インターンシップは有給である場合が多いとご紹介させていただきました。
短期インターンシップにおいて参加する学生が行う内容は、参加学生同士の間で大差ないため、特に給与に差は発生しませんが、長期インターンシップでは職種によって、業務の内容が大きく異なるため、給与も職種ごとに異なります。
そこで長期インターンシップの職種ごとの給与の違いについてご説明させていただきます。
営業:時給1,000円+インセンティブ
営業職のインターンシップが他のインターンシップと異なる点は、時給制の給与に加えて、成果によってインセンティブが発生する点です。
そのため、やる気やスキル次第で、より多くの報酬を得ることができます。
また、営業職のインターンシップは、オフィスまでの行き来にかかる交通費に加えて、外回り営業の際の交通費も支給されることがほとんどなので、外回りでお金がなくなってしまうといった心配もありません。
やる気やスキルを活かして、社会経験を積みながら、たくさんお金を稼ぎたいといった方にはおすすめです。(営業の長期インターンシップはこちら)
マーケティング / 企画:時給1,000円
大学生に人気のマーケティング / 企画職のインターンシップは、仕事の内容や、企業によって金額が多少異なりますが、平均して時給1,000円程度であることが一般的です。(マーケティング / 企画のインターンシップはこちら)
ライター / 編集:時給1,000円
出版系やマスコミ系を志望する学生や、隙間時間にリモートで仕事をしたいと考える学生に人気の職種ですが、こちらもマーケティング / 企画職と同様に、平均すると時給1,000円程度であることが一般的です。(ライター / 編集のインターンシップはこちら)
エンジニア / デザイナー :時給1,100円
プログラマーやデザイナーは、需要に対して圧倒的に人が足りていないため、時給1,100円と、一般的な職種よりも少し給料が高めになっています。
特にWebサービスを運営する企業や、アプリサービスを運営する企業では、その需要が高まっているため、スキルを持て余している方がいれば、インターンシップで活かさない手はありません。(エンジニア / デザイナーのインターンシップはこちら)
インターンシップが労働として認められ、労働基準法の保護の対象に!
最近では、インターンシップを労働として認める風潮が強くなってきています。
インターンシップが労働として認められることになると、それは労働基準法の規定する労働に値することになり、企業はインターン生に対して給与を支払わなければいけなくなります。
そういった社会的なインターンシップに対する考え方が変わりつつあるといった流れや、法律の後押しもあり、有給のインターンシップが増えているのです。
JEEKで紹介している長期インターンシップは全て有給!
JEEKのご紹介させていただいている長期インターンシップはすべて有給のものになります。就職活動をより有意義なものにするために、社会経験を積みつつ、お金もしっかり稼いじゃいましょう!
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