「自分の信念をもった人が格好いい」夢を追い続ける七尾エレナさんにインタビュー【後編】

「自分の信念をもった人が格好いい」夢を追い続ける七尾エレナさんにインタビュー【後編】

プロフィール

七尾エレナ
北海道札幌市出身
大学在学中 モデル事務所に所属しモデル活動をする
2012年 北海道の大学を卒業後、株式会社マクロミルに入社
2013年 堀江貴文氏出資の元、株式会社部活動を設立
    「焼肉部」「ゴルフ部」等のサービスを手がける
2014年 任期満了に伴い株式会社部活動の代表取締役を退任
2015年 株式会社プリンシパルを設立

インタビュー調査×撮影

Q:顔出しできる女性のインタビュー調査を行っている理由は何ですか?

七尾さん:一般の子でも撮影があれば、ギャラがなくても行くような女性は非常に多いです。もっと自身を発信したいと考える彼女らのニーズを拾えないかなと考え、顔出しのインタビュー調査というビジネスモデルを思いつきました。
調査に撮影をプラスすることで女の子の露出を増やし、モデルみたいな仕事ができると考えたんです。
従来の調査はアンケート結果のデータが数値化されているものばかりでしたが、そのデータに顔出し写真をプラスすれば、一つのコンテンツになります。
マーケティングの側面と、コンテンツ制作の側面の2つの顔持った調査が出来るんです。

−−なるほど。モデル経験もある七尾さんだからこそ、そのニーズを拾えたのかもしれませんね。

「自分の信念をもった人が格好いい」夢を追い続ける七尾エレナさんにインタビュー【後編】

1円にもシビアに

Q:プリンシパルの立ち上げ当初、大変だったことはありますか?

七尾さん:資金面での責任の大きさですね。焼肉部のときは資本金もすべて準備されていて、それを自由に使っていました。しかし、今度は自分のお金を投資したのでドキドキしています。1円を使うことにすらかなり考えるようになりました。費用対効果なども意識します。ただ、自分のお金を使う分、思い入れも強くなり、楽しくなりましたね。


Q:組織面などで苦労されたことはありますか?

七尾さん:調査は専門知識が必要な分野なので、リサーチャーやモデレーターなどを集めるのに苦労しました。マクロミル時代の人脈と知識を使いながら人員を集めました。

−−出会いやコネクションを大切にされているんですね。

「自分の信念をもった人が格好いい」夢を追い続ける七尾エレナさんにインタビュー【後編】

女性起業家として

Q:他の女性起業家や活動的な女性との交流は刺激になりますか?

七尾さん:はい。女性で起業したりフリーランスをしたりしている子とはやはり物の考え方が似ているんです。自分で会社をやる人はプライベートと仕事の垣根を取っ払って、常にビジネスチャンスを考えています。そういう姿勢が私はとても好きですね。同じような子といるとフィーリングが合うので面白いです。皆さん好きなことをやっている分、輝いているように思います。

−−美しい女性起業家さんが多いのは、内面から輝いているからなのですね。


Q:お忙しい中で美を保つために意識していることはありますか?

七尾さん:綺麗に見えるであろう要素を取り込むことを意識しています。
例えば、髪を染めていないのもわざとなんですよ。忙しくて時間がないとき、染め直せないので根元だけ黒くなるのが嫌で。黒髪だと何もしないでも一見、綺麗に見えますよね。(笑)
ネイルもジェルネイル派で、つけていれば一ヶ月はとれないので簡単に綺麗でいられます。時短美容を意識していますね

−−ちょっとの手間で、美しさを保つ姿勢を見習いたいです。


Q:七尾さんにとって格好いい女性とはどんな方ですか?

七尾さん:自分のペースを常に保てる人ですね。
こういう仕事をしていると、SNSやメディアで色々言われることも多いです。いちいち気にかけず、「私はここをゴールにしているから、こういうふうに進んでいるんだ。」と自信をもって進んでいる人が格好いいなと思いました。
周りの意見でぶれぶれの人より、自分の信念をもった人が格好いいですね。


−−七尾さんも自分をしっかりもっていらっしゃって格好いいです。


Q:これから女性起業家が増えていくために必要だと思うことはありますか?

七尾さん:それは個人の問題だと思います。
私も自分で勉強して、出資を受けず自分のお金を使って経営をしています。社会的に女性を支援しようといった方向性が高まっていますが、個人のモチベーション次第ではないでしょうか。
女性支援の助成金などがふえれば個人的には嬉しいのですが(笑)


−−起業したくても躊躇してしまう女性に何かアドバイスをお願いします。

七尾さん:私も最初は躊躇していたので気持ちはよく分かります。そもそもどうやって会社を設立するのか分からない子が多いと思います。
一旦、メンターや何社も会社を経営されている方を1人つけて、アドバイスを貰いながら経営をしてみてはどうでしょうか。徐々に自立して独り立ちするとやりやすいと思います。リスクも少ないし、経験値も上がります。私のように資金を出してもらって、雇われ社長をやってみるのも一つの手ですね。

−−七尾さんの場合は、夢を言葉にして伝えることがチャンスに繋がったのですね。

夢を言葉にする

Q:夢は意識して言葉にして伝えているのですか?

七尾さん:小さい頃からお父さんに『「夢が叶う」の「叶」は口に十と書くので、口で十回言った方がいい』と言われていました。その言葉をいつも意識して、夢ややりたいことは話すようにしています。その繰り返しが、どこかで引っかかって、「これなら力になれるよ」「支援するよ」と言ってくれる方に出会えました。その方を自分の味方にしていきましたね。


Q:では、今の夢を伺ってもよろしいですか?

七尾さん:幼い時からクラシックバレエをやっていたので、将来的にはバレエの用品メーカーや化粧品メーカーなどが出来ればいいなと思っています。
わかりやすく言うと、「チャコット」のようなメーカーですね。
弟がこの春から東京大学の院に進む予定で、生物から抽出した成分を化粧品に活かす等の研究分野に進むので、いずれ産学連携で商品開発もしてみたいです。
プリンシパルのリサーチ事業を通して、女性の様々なデータを自社でも抱えることになります。その蓄積したデータを今後の商品開発に活かしていきたいです。
なので、あくまでもリサーチ事業は将来の夢のための通過点であり、一つの手段ですね。
初めからお金があって自分の好きなことができるとは限りません。まずは自分の強みが活かせる分野で経験を積んで、次のステップへ進むのがいいと思います。

「失敗も勉強」やってみることで世界が広がる

−−まだまだ通過点なのですね。夢を追い続けるチャレンジ精神は凄いです。

七尾さん:チャレンジ精神というか、怖いものがあまりないですね。もしも、大赤字になって、自己破産したとしてもいくらでもやり直せると思っています。
かえって一つの人生のネタにもなりますし。(笑)人に怒られるとか、失敗するのは一時的なことで、長い人生を考えると本当にちょっとしたことなんですね。「別に失敗しても勉強になるだけだし」と考えています。
失敗を怖がりすぎて何もしない人が周りに多くいますが、とりあえずやってみることが大切だと思います。そうすることで世界は広がるし、視野も広がります。失敗すれば、「次にそれをしなければいい」という結論に至るだけなので、まずは何でもやってみることだと思います。


−−お話を伺っていて、起業家として注目されている理由が分かったような気がします。

七尾さん:焼肉部のときに、話題作りのための社長だと周りに言われていたのが凄い悔しかったんです。当時、客寄せパンダと良く言われまして(笑)
女性という理由だけで、会社を経営すると目立つじゃないですか。
ただ目立って、実力がないと思われることがとても嫌でした。
まだまだ未熟ですが、今回の会社では、ひとりの女性起業家として、自分の実力を試したいです。
−−七尾さんの今後の活躍が楽しみです。本日はありがとうございました。

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