はじめに

皆さんは、アジアに留学することについて、どのように考えているでしょうか?

今や欧米だけが留学先ではありません。アジアにも素敵な大学がたくさんあるんです。

今回は、アジアのあらあゆる国の留学・編入について書いていくので、参考にしてみてください。

アメリカ留学についてはこちら

アジアの大学に編入するメリット

「アジア留学のメリットってなんだろう?」「欧米との違いは?」

アジア留学のメリットについて触れながら、そんな疑問にお答えします。

近い!

航空業界の発展もあり、今やアジアには数時間で行けてしまいます。そのため飛行機代も安く、2日休みがあれば日本に一時帰国することも可能です。ホームシックになることもなくなるかもしれません。

学力レベルが上がってきている

アジアの国はそこまでレベルが高くないから、留学をしても仕方ない・・・と思う方もいるかもしれません。しかし、最近ではアジアの大学も世界ランキングで順位を上げてきており、注目されるようになってきました。

2016ー2017年の世界大学ランキングでは東京大学が34位だったのに対し、シンガポール国立大学が12位、南洋理工大学(シンガポール)が13位、清華大学(中国)が24位と続くなど、東京大学よりもレベルの高い大学はいくつもあるのです。

そのような素晴らしい教育環境が近くにあるというのは、実は大きなチャンスかもしれません。

学生の意識が高い

先ほどシンガポールの特徴でも上げましたが、学生の勉強量が現地の学生は多いようです。シンガポール以外にも、韓国の大学では図書館が24時間空いているところがあるなど、その勉強量が多いことがわかります。

たくさん勉強する人がたくさんいる環境にいれば、自然と自分も勉強量が増えてくるものです。そのような環境で学ぶことはあなたの大学生活を変えるかもしれません。

長期留学実現のステップ

アジアの大学の特徴〜国別編〜

中国

基本的に編入はなし!

中国の大学に入りたい、と思ったら試験をして1年生から入学をする必要があります。一定の学力があれば編入が認められることもありますが、それは少数派と言えるでしょう。

語学留学であれば試験も単位取得も必要ないので申請をするだけで良いのですが、卒業資格を得たいとなれば別です。日本の大学に入る時と同じように入学試験の受験が求められます。

本科留学と漢語本科

本科留学というのは、中国の大学の入試を受けて合格し、現地の生徒と一緒に授業を受けることです。

中国にはその他にも漢語本科というものがあり、留学生が4年間をかけて中国語を学ぶコースがあるのです。

そのクラスには中国人の大学生はおらず、留学生だけのクラスになります。求められる中国語のスキルが少し低いため、入学するのは漢語本科の方が易しいと言われています。

ミャンマー

留学を受け入れているのは1大学

ミャンマーで留学生を受け入れているのはヤンゴン外国語大学のみです。ミャンマー留学を考えている方はヤンゴン外国語大学を調べてみるといいでしょう。

シンガポール

大学での成績が重視される

シンガポールには大学が3校しかないため、大学間の学力の差はそこまでありません。つまり、大学名は就職の際にはあまり関係がなく、大学での成績が重要視されるのです。

そのため現地の学生は非常に勉強熱心だと言われています。意識の高い学生と一緒に勉強できる環境は日本では約束されていないので、そういった環境に身を置いてみたい方にオススメです。

卒業までは基本的に3年

シンガポールの大学は基本的には3年で卒業ですが、優秀な学生は4年で卒業になることが多いようです。というのも、シンガポールでは公務員を目指す人が多く、そのためにはもう1年勉強しなければなりません。

とは言っても誰でももう1年勉強できるわけではなく、その基準は高いものなので、優秀な学生だけが4年で卒業になるわけです。

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大学の入学条件

今回は中国・韓国に焦点を当てて書いていきます。他の国の大学をもっと詳しく知りたいという方は調べてみてください。

中国

本科留学の場合

・18〜30歳

・高校を卒業していること

・HSK6級

漢語本科の場合

・18歳以上

・高校を卒業していること

・HSK3級以上

3年生に編入する場合

・大学1年以上の在籍証明があること

・HSK6級以上

・推薦書(2通)

HSK・・・中国政府教育部が公認する中国語検定。1級〜6級まであり、6級に合格するためには5000語以上の常用中国語単語を駆使できるようにならなければいけない。

韓国

・高校を卒業していること

→必須条件

・TOPIK試験の成績保有者

・TOEFL/IELTSのうち1つ以上で基準の成績を保有していること

上記の2つのうち一つでも満たすものがあれば入学することができる。

TOPIK・・・韓国語能力試験のこと。1〜6級まであり、1級と2級は初級に相当するTOPIKⅠを、3級〜6級までは中級・上級に相当するTOPIKⅡを受験する。

TOEFL・・・留学時にも必要とされるテスト。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの知識が必要になり英語を全般的に勉強する必要がある。

IELTS・・・IELTS(アイエルツ)もTOEFLと同じようにリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能が必要になる。

これはあくまで多くの大学の入学条件に過ぎません。自分の行きたいがある方は、その大学の要項をしっかり読み、条件を確認してください。

自学で語学を身につける方法とは?

授業料

アジアの大学は、授業料がものすごく安いというイメージがあるかもしれませんが、実際のところ年々上がってきているようです。とはいえ日本よりは安いところが多くあるので、参考程度に見てみてください。

中国

320,000円〜640,000万円/年

シンガポール

2,300,000円/年

韓国

国立大学・・・320,000円〜530,000円/年

私立大学・・・640,000円〜1,050,000円/年

これを見る限りでも、国によって学費が相当異なることがわかります。また、ここに記載されている金額はあくまで目安になるものです。大学によって学費は異なりますので、確認してみてください。

渡航前に必要な書類

中国

・入学願書

・調査書

・受験票

・受験票返信用封筒

・HSKの成績証明書の写し

など

韓国

・願書

・自己紹介書

・学業計画書

・語学能力証明書

・推薦状

・高卒証明書

・大学の全学年成績証明書

・ポートフォリオ

など

国によって準備しなければいけない書類は異なります。また、大学によっても大きく異なることがあります。早めに願書を取り寄せ、必要書類を確認するのが良いでしょう。

また、韓国のように自己紹介書や推薦状を必要とする大学がある国は多くあります。大学の先生などに見てもらいながら、早めに書き進めていきましょう。

短期留学実現のステップはこちら

終わりに

いかがでしたか。日本から近く、学業にも力を入れているアジアへの留学は魅力がたくさんあると思います。

今回紹介しきれなかった他のアジアの国にも良い大学がたくさんあるので、興味がある人は調べてみると、自分の理想の学び舎が見つかるかもしれません。

多様な人がいる中での大学生活は、あなたにとって有意義なものになる可能性が高いです。あなたに合った大学を見つけられるように、留学先を探していけるといいでしょう。

また、他の国の記事もまとめてありますので、興味のある方は参考にしてみてください。

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