はじめに

グローバル化が進む現在、長期留学をする人はどんどん増えてきています。しかし、長期留学に実際に行くためには、その前にやるべきことがたくさんあるのです。

長期留学に興味があるけど、何から始めたらいいのかわからない・・・

いつ頃から準備し始めればいいんだろう・・・

そんな悩みを抱いている人も多いのではないでしょうか。今回は、長期留学を実際に実現するためのステップについて書いていきます。

長期留学とは? 

出発前(準備期間)

行きたい!と思い立ってすぐに出発することができないのが長期留学です。

長期留学に行くには主に2つの方法があり、

・大学の留学制度を利用する場合

・留学エージェントを利用する場合

があります。どちらを選択するにせよ、万全の準備をして出発できるようにしておきましょう。

大学の留学制度を利用する場合

大学の留学制度を利用するのはもっとも一般的な留学方法だといえます。

行くことができる国、大学、人数はその大学によって異なりますが、留学制度が充実している大学では、多様な選択肢があるのが特徴です。

<やること(流れ)>

1年以上前

・将来設計を立てる

・語学レベルの確認

・GPAを意識する

・留学の目的を明確化する

・情報収集

11〜10ヶ月前

・留学フェア(留学に関する様々な情報を入手できる)

10〜9ヶ月前

・出願登録(この時点でTOEFLなどの点数が必要になる)

・大学に出願必要書類を提出

・各種説明会

・面接

9〜8ヶ月前

・選考結果発表

8〜7ヶ月前

・オリエンテーション

7〜6ヶ月前

・留学センターに必要書類提出

6〜2ヶ月前

・留学先大学への出願

・出発準備

2〜1ヶ月前

・出発前オリエンテーション

見ていただければわかるように、1年以上前から出発まで何かアクションを起こし続けていることがわかります。

また、出発の半年以上前の段階で、TOEFLなど語学能力を証明する書類が必要になるので、しっかりスコアを取れるようにしておかなければなりません。

さらに、希望の大学が人気の場合、GPAが重要な選考基準になってきます。普段の学生生活も真面目に取り組むことが必要になってきます。

△かなり前から選考が始まるので、留学に行く意識を早めに固めておかなければならない

→留学に行く意識が無いと情報収集もできません。まずは、大学生活の4分の1を留学に費やす目的をしっかり持って留学に臨めるようにしましょう。

△GPAをとっていないと希望の大学に行くことが厳しくなる

→留学にいける人数は各大学で決められています。自分のGPAのせいで行きたいところにいけなかった・・・なんてことが無いように、普段から真面目に講義を受ける必要があります。

△TOEFLの点数をとっておかなければならない

→GPAと共に必要になるのが、TOEFLのスコアです。基準点よりかなり低い点数しか取れていない、という人はそこに到達するまでに1年ほどかかる場合がほとんどです。留学を決めたら、まずは英語の勉強から始めましょう。

△情報収集がとても大切

→いつまでに申し込みをしなければならないのか、いつまでに書類提出なのか、など留学をするまでに期限が設けられていることがとても多くあります。常にアンテナを貼ってチャンスを逃さないようにしましょう。

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留学エージェントを利用する場合 

近年では、留学をサポートしてくれる会社があり、それを利用して留学をする学生も増えてきています。

大学の留学制度とは異なり、自分に合った留学プランをアドバイザーの方と共に考え、選ぶことができるのが大きな特徴です。

さらに、渡航手続きやホストファミリー探しなど、面倒な手続きはすべてやってくれる、という会社もあるようですので、上手に活用しましょう。

また、2〜4年間で学位を取得できるプランや、一般的な語学留学のプランなど、多様なプランの中から選択できます。

<やること(流れ)>

申し込み

→手続き

→(英会話レッスンなどの特典)

→オリエンテーション

→出発

大学の留学制度とは違い、明確な書類の提出期限というものは無いようですが、やはり早めの準備が大切だと言えるでしょう。

なぜなら、人気のある留学プランや大学は、定員人数になったら締め切られてしまうことがあるからです。また、直前になればなるほど航空券も高くなります。

決断の遅さから高いお金を払わなければならなくなるのはとても勿体無いですので、こちらも早めの準備が必要です。

△大学で留学に行くよりも高くつく場合が多い

→大学で留学をする場合には、多くの人が奨学金を利用します。また、留学エージェントに頼るということは、それほど多くの特典があるということなので、必然的に高くつくことになります。

△人気のコースがすぐに締め切られる可能性がある

→先ほども述べましたが、人気の留学コースは定員が埋まり次第締め切られてしまいます。早期準備開始が望ましいです。  

長期留学で必要な持ち物

長期留学では、短期留学と違い、日本を離れて生活する期間が長くなります。そのため、現地で購入できるものは現地で揃えたほうが良いこともあります。

持ち物例

・貴重品(パスポート、航空券、クレジットカード、現金、大学入学許可証など)

・衣類(少ないアイテムで、どれだけ着回しできるかが重要!)

・常備薬

・電子機器(全世界対応プラグ)

・日本のお菓子など(ホームステイ先などに持っていくと喜ばれる)

シャンプーなどの消耗品は、あえて持っていかなくても現地で購入できるので、持っていく必要はありません。

アメリカ留学とは? 

滞在中

長い間海外で生活したとしても、その生活が有意義で実りあるものでなければ意味がありません。しっかりと目的意識を持って生活することが大切です。

長期留学では、短期留学よりも必然的にできることが増えます。

何よりも大きな違いは、何かを専門的に学び、習得できるところです。

・真の語学力習得

・専門分野の習得

・異文化圏で深い中の友人を作れる

などが挙げられます。

真の語学力習得

短期留学でも、ある程度の語学力を最短で身につけることができます。

しかし、それはあくまで日常会話程度です。現地の人と議論をできるようになるくらいまでの語学力を身につけてようやく、将来海外で働くという選択肢が生まれるのではないでしょうか。

また、あらかじめ英語を話せる段階で現地に行くと、さらに一歩進んだ体験ができるようになります。なるべく早く、「言語を学ぶ」状態から、「言語で学ぶ」状態にできると良いでしょう。

専門分野の習得

自分が大学で専攻している分野を他国で学ぶことができる、というのは非常に貴重な経験です。

全く新しい考えを聞くことができたり、自分の考えが海外からみるとどうなのかを知ることができるからです。そうして深めた知識や思想は、将来も役立てていけるはずです。

異文化圏で深い仲の友人を作れる

短期留学の時よりも長い期間一緒にいるわけですから、より仲の良い友人を作ることができるでしょう。長期留学でできた友人は、日本に帰ってからも異なった見識を与えてくれる存在になるはずです。

帰国後

大学の留学制度を利用した場合は、帰国報告等の手続きが必要になります。最後までしっかりとやり終えましょう。

留学エージェントを利用した場合は、帰国後のカウンセリングを行うことができる場合があります。

帰国してからの振り返りは、今後の生活の中でも非常になります。得たこと、知ったことの確認のほか、これからどうするかまで考えられると良いでしょう。

英語を活かすことができる職業とは?

最後に 

長期留学実現までのステップを、少しでもわかっていただけたでしょうか。一度しかない大学生活ですので、後悔のない選択をしましょう。

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