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本気で取り組んで、「人生の転機」に。【株式会社アシロ 竹田津惇氏インタビュー】

宮島温子
2020/08/25

プロフィール

竹田津 惇(たけたつ・じゅん)

1990年熊本県生まれ。早稲田大学卒。大学3年時にインターン生として株式会社アシロへ入社。その後紆余曲折ありながら、WEBマーケターとしてアシロに新卒入社。入社後はWEB広告運用業務からスタートし、メディアの立ち上げ・運用を業務に従事。2018年よりマーケティング部統括責任者、2020年5月より取締役に就任。

とにかく“コミットした”インターン

-長期インターンを始めるキッカケはなんですか?

インターンを始めるまでは結構時間を余していたと言いますか...何かを精力的に頑張っていたタイプではなく、友達と遊んだり、ぐだぐだしたり、時間を浪費しているタイプの学生でした。

ただ、自分の中に漠然と「ずっと会社員として働くより、自分で何かを立ち上げたり、会社を作ったりしたい」という思いがありました。そんな思いを抱いているのに、漠然と時間を無駄にしていることにどこかもどかしさを感じていた。そんなとき、学生でも企業で働いて経験を積むことができるインターンという存在を知り、すぐに応募しました。

-ではそれがキッカケでアシロさんとも出会ったんですね。

そうですね。求人媒体でアシロを見つけ、インターン生として入社することになりました。

入社当初は営業の仕事をしていましたね。特別結果を出していたり、成績が良かったわけではなかったですが、営業の電話を掛けている数やコミット量というのは当時いたインターン生の中で最も多かったと思います。

そこから一度はアシロを辞めて、他のウェブ系の小さな企業で2年ほどインターンをしたり、留年をしたり、紆余曲折ありました...(笑)

-なるほど...そこからアシロさんに再び入社されるのはどのような経緯があったのですか?

キッカケとしては先程お話したウェブ系の企業を辞めたタイミングで、社長とご飯を食べに行ったことですね。

社長がちょうど新卒採用を考えていたり、何年か留年している僕がまともに就職活動をする気がないということを理解してくれていたり。そんなタイミングでの食事でした。

もちろん新卒で入社する人が誰でも良かったわけではないと思います。自分が声を掛けてもらった理由としては、やはりインターンをしていた学生の中で、1番コミットしていたし、電話も1番かけてたし、テレアポも1番とっていた、そういう姿勢を評価してもらっていたのかなと思います。

僕自身としても、アシロにはどういう人がいて、社長がどういう人で、何を目指していて、会社がどんな状態なのか、といったことはわかっていた。素直に、ここにいる人たちとなら自分の価値が高められると感じていました。

-インターン時代、アシロさんで印象に残っている事ってありますか?

朝、会社に来てパンを食べていたんです。それを結構怒られて...(笑)「会社に来て、座った後は一秒たりとも無駄にするな」と。

今考えたらすごく分かる。ただ、当時の自分にとっては衝撃的で、この人達って仕事に対してものすごく本気なんだなと感じました。当たり前ですが、学生がアルバイトをしてお小遣いを稼ごうという温度感ではない。自分だけでなく家族の命が掛かっていて、生活が掛かっていて、背負っているものも本気度も違う。仕事ってそういうものなんだなと痛感させられました。

これはほんの一例ですが、仕事に対して全員本気だし、全員命がけだし、全員必死。仕事に対しての考え方が変わったエピソードとして印象に残っていますね。

20代での“取締役”就任

-取締役に至るまで

僕としては、まずは1つのプロダクトやサービス、事業の数字を爆発的に伸ばして、その後に取締役になる、というのが理想でした。

ただ、社長や経営陣からは「そこまでは待てないよ。」「今、やるとしたらお前しかいないんだから。」と。

なので、経緯としてはやらざるを得なかった、というのが正直なところですね。(笑)

もちろん自分としては、ハードルが高いという感覚はありました。ただ、成長できる機会であることに間違いはないですし、これがベンチャーの醍醐味だなと挑戦しようと決心しました。

-取締役に就いて、ご自身の中で変化ってありましたか?

会社と自分が“一心同体”という感覚がより強くなりました。

僕が間違ってたり、ずれていたりすると、会社のサービス全体の数字が悪くなり、思い描いている成長曲線を描けなくなってしまう。もしそうなってしまったら、社内に留まらず社外の僕たちを支援してくださっている多くの方に迷惑をかけてしまう。上場やさらにその先の未来を描いている中で、自分の役割ってとてつもなく重要度が高く、責任の重い仕事をやらせていただいているんだなと日々実感します。

時間が経つにつれてこの感覚は強くなっていて、今までの仕事の仕方だと全然足りないし、自分はまだまだ未熟だなと痛感させられます。“取締役”としてしっかりと責任や役割を果たして、認めてもらいたい。そのためには2倍3倍、もっともっと自分のパフォーマンスを上げていかなければいけない。自分の“まだまだ感”を感じながらもっと良くしていこう、と日々奮闘しています。

株式会社アシロ

-アシロさんではどのような業務があるのでしょうか?

全体としては、営業部・マーケティング部・管理部で分かれていて、営業部とマーケティング部が事業の運営に関わっている部署になります。

例えば、私たちは弁護士を検索できるサービス(参照:離婚弁護士ナビhttps://ricon-pro.com/)を提供しています。弁護士を検索できるサイトで「離婚が得意な弁護士」とか「借金問題が得意な弁護士」とかテーマごとに分かれているんです。

弁護士の先生にも、離婚の分野はやりたいけど借金の分野はやりたくない、など好みや得意不得意がある。分野ごと・地域ごとに検索し、適切な弁護士の先生を探せるサービスを提供しています。

その中で営業部は、弁護士の先生向けに広告掲載の営業をしています。マーケティング部は、お客様から頂いているお金に見合う広告効果を提供しなければいけないので、サイトの利用者を増やすための施策を考え、実行しています。それが広告のSEO対策であったり、サイトに流入した方と弁護士の先生との接触率を上げるためのサイト改善であったり。以上が主な業務になりますね。

-竹田津さんとしては、働いていてアシロさんにはどういった方が多く、どういった人が向いていると感じますか?

社会人として、ビジネスマンとして大成したいと思っている人ですかね。

もちろん中にはプライベートを充実させたいという人もいますが、どちらかというと本気で仕事をしたい、会社からも社会からも評価されたい、大きな仕事がしたい、自分の価値を高めたい、そう考えている人が多いし、僕自身もそう考えています。

「面白くない人生は嫌だ」と思っている人が向いているし、そういう人じゃないと結果的に成長できないのでは、と思います。

本気でやれば、「人生の転機」になるインターン

-竹田津さんにとってインターンとは?

自分にとってインターンはまさに「人生の転機」ですね。

普通の大学生であればお金を稼ぐときに、いかに時給の高いバイトを楽にこなすか、ということを考えると思うんです。

でも当時、若くて何も分からなかった大学生の僕は、アシロの社長と出会って実力や価値のある人、結果を出す人が社内でのポジションや社会的な地位をどんどん向上させていく、そして上に向かうひたむきな努力や前向きな向上心は人生の方向を大きく変えていく、ということを知った。

大手有名企業に入る、とかではなく本当の意味で自分の実力をつけて、自分の価値を上げるということが大事なのだということを学生時代に知ることができた。

インターン生としてアシロに入社し、社長を始めとした社員さんとの出会いがあって良かったと心から思います。

-最後に学生のみなさんにメッセージをお願いします。

そうですね。インターンをする場所が弊社であったとしても、他の企業さんであったとしても、やるとしたら本気でやらないと意味がない、と強く思います。

なんだかんだで就職活動の際1つのエピソードとして話せたら良いな、という感覚でインターンをしようとする方が一部いると思うのですが、その感覚であれば、得られることはアルバイトをしているのとあんまり変わらないと思います。

やるのであれば本気でやって、本気で結果を出す。

自分がどんなにすごい場所にいたとしても、やる本人が本気でないのであれば、得られるものはない。誰もそれを評価してくれない。逆に、本気でコミットする学生は応援され、評価される。人生の転機になり得る経験ができる。そう考えています。

是非みなさんも、“本気で”インターンに挑戦してみてください。

キャリア選択にヒントを!

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