CAREER

「大切なのは、突き詰めたいものを見つけること」 テクノロジースクールTECH::CAMP代表、真子氏にインタビュー

三田枝見
2017/09/05

義務教育におけるプログラミングの必修化やIT人材の不足が叫ばれていますが、そんな現代社会で「どのようなスキルを身につけるべきなのかわからない」と思われる学生もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、テクノロジー学習サービスを運営する株式会社divの代表、真子氏にインタビューをし、真子氏が考える「学生時代にやるべきこと」や「今後の社会の変化におけるテクノロジー領域の必要性」のほか、「TECH::CAMPが成し遂げたい世界」はどのようなものなのかについてお話をお聞きしました。

<プロフィール>

株式会社div(TECH::CAMP運営会社)代表:真子就有(マコユキナリ)

学生時代からエンジニアとして複数のITベンチャーに勤務。在学中に起業。複数のサービスリリースを経験。「非効率なプログラミング学習を無くしたい」という想いのもと短期集中プログラミングキャンプTECH::CAMPを設立。TECH::CAMPでは開始からこれまでに8000人以上の卒業生を輩出している。2015年11月Forbes誌「注目のUnder30起業家10人」に選出。

成功体験は「意思」ではなく「環境」によって実現される

ーー早速ですが、真子さんが思う「今の学生がやるべきこと」は何だと思いますか?

なんでもいいと思います。大事なのは自分で考えて創意工夫したことを人に評価された成功体験を積むこと、ですかね。

ーーなるほど、「成功体験」ですね。

はい。ただし、言われたとおりにやるだけではいけません。自分で創意工夫して、裁量と責任のある仕事をやり遂げることが、その後の人生に一番価値があると思いますね。

ーー「自分で考える」ということと「やり遂げる」という2つのポイントがあったと思うのですが、もう少し具体的に伺ってもよろしいでしょうか?

僕の価値観として、「いかに人生を幸せに生きるか」ということを最も大切にしています。

そして人が幸せに生きていくためには、自分に自信を持って生きていくことが大事だと思っています。

自分に自信をつけるためには自分で決断をして人に評価されることが大切です。言い換えると、「自分の存在に価値があることを他人に認識してもらうこと」ですね。

最初は小さなことでいいです。サークルの幹事長でも、なんでも構いません。

しかし、多くの学生を見ていると、あらゆる場面でチャンスは転がっているのに、そのチャンスを捨ててしまっていることがほとんどです。日々自分で創意工夫できることがあるのに、小学校・中学校・高校・大学と決められたレールの上を走ることに慣れてしまっているんですね。例えば、なぜか大学受験をすることが良しとされている、みたいな感じです。

もちろん、小さな子に「自分で考えろ」とは言いません。でも、大学生の次のステージは社会人じゃないですか。

「仕事」というライフステージで価値があることって、「決められたものを続けるルーティーン・ワーク」よりも、まだ誰も思いついたことがないようなことを考え形にしてお客様に提供していくことだと、僕は思っています。

その経験を大学生のうちからぜひ積んでほしいですね。

ただ、創意工夫をして成功体験を積みましょう、とは言うものの、それを実現させてくれるのは自分の意思ではなく環境なんですね。「やるぞ!」と思っていてもやはり外的要因に左右されることがほとんどです。

つまり、みなさんが決めるることは「どこでやるのか」を選ぶだけなのだと思います。なので裁量を持てる環境に飛び込むというのは凄く大事だと思いますね。

インターンでもいいですし、サークルでもいいですし、学生団体でもいいです。

突き詰めたいと思えるものを見つけるまで環境を変え続けることが大切だと思います。

TECH::CAMPは「最高の成功体験を積める場所」

ーーなるほど。その中でTECH::CAMPというサービスはどのような立ち位置なのでしょうか?

TECH::CAMPは、「最高の成功体験を積める場所」だと考えています。

先程も創意工夫をすることが大切という話をしましたが、「創意工夫とは何か」というのを考えたときに、「雷に打たれたようにアイディアが降りてくるもの」ではありません。

今まで経験したこととか、すべてのものが混ぜ合わさってひらめいただけなんです。

創意工夫は既存のものの組み合わせからしか生まれません。

その創意工夫で成功体験を積むには誰かがより良いと思えるようなことじゃなければなりません。それを言い換えると、生産性が高いものを生み出す必要があるということです。

「人の役に立つもの」で、かつ「既存のものを理解している」ことが必要になってきます。

これから、あらゆる産業でテクノロジーが重要になっていきます。

そういった中でテクノロジーを学ぶということは、今すぐに役立つものではないかもしれないけど、リテラシーを高めることによって誰かに役立つ創意工夫を生み出すきっかけになるんですね。

今、人工知能(=AI)が流行っていますが、それを見たときにも人工知能がどこまでできるのかをしっかり理解できていれば、「これとこれを組み合わせればすごいことができるんじゃないか?」というようなことが発想を自然とできるようになるのではないでしょうか。

ーー体験からの組み合わせ、ということでしょうか。

そうです。もし全くスキルがなかったらアイディアも机上の空論になってしまいます。

一方、それを自分で作れれば「これだったら自分ででリリースできるな」とイメージができるじゃないですか。

創意工夫からイメージをして、さらにそれを実行することができるようになるので、テクノロジーを学ぶことは「最高の成功体験を生み出す」ことにつながるんです。

プログラミングでサービスを作れるところまでいけば副次的に就職にも強くなると思いますよ。

もしそんな人が就職できなかったら僕が謝ります(笑)。でもそのぐらい人材価値は高いですよね。

半年〜1年かけてちゃんと学べば、就職が決まらないわけがないし、自分がやりたいこともできるようになります。これからの時代で人に役立つものの、すべての土台になりますから。

テクノロジー領域拡大における真子氏の“想い”

ーー今、TECH::CAMPとしてもAIやVRなどを学べるようにして事業内容を拡大していらっしゃいますよね。それはどのように優先順位をつけていらっしゃるんですか?

「すべての生産性を高める」というのが僕たちのやっていく意義だと思っています。以前までは、1か月本気でプログラミングを学んでサービスを作れるようになる、というのが生産性を高める一つの手段だったわけですけれども、より多くの人に学んでいただきたいと思った時に、いきなり「1日3時間、毎日勉強していきましょう!」とやるのはなかなかハードルが高いと思ったんです。

それで今回、「プログラミングスクール」という言い方をすべてやめました。

世の中がどんどんテクノロジー化していくなかでしっかりと活躍できる人材になるためにITのリテラシーを高める、その手段の一つに「プログラミング」があるんです。

ーーより経験のない人にも広がるようなリニューアルになっているんですね。

はい。お客様に納得いただけるような商品にするためにはどうしたらいいかというのを考えた時に、もっと広く最新のテクノロジーを学べるようにするのがいいのではないかな、と考えました。

ーーJEEK でも、「学びたいことがあるけど学べるところが見つけられない」と話す学生さんは多くいらっしゃいます。

そうですよね。なので、これからもどんどん領域を拡大していって「TACH::CAMPに来れば大丈夫」というところまで広めていきたいです。

まずはきっかけとして、どんな理由でもいいから多くの人にきてほしい。きていただければ、その人がより生産性を高められる仕事や生活をできるように提案をしていきたいですね。

大学生活のどこかで思い切って飛び込むタイミングを

ーー最後に、学生に向けてメッセージがあればお願いいたします。

僕から言いたいのは「人と同じことをするな」ということですかね。自分にとって本当にやりたいと思えることを人目を気にせずにやればやるほど成功体験を積めて、人生が楽しくなると思います。

ーー人目を気にしない、というのは簡単に見えて難しいと思うのですが。

そうですね。人目を完全に気にしないのは、人間ですから無理です。

どうしてもそれが難しいようであれば、まずは小さなことから始めていくといいと思います。授業で発表するとか、そういう小さなことでもいいでしょう。

でも、どこかで「えいっ」と飛び込んでみるタイミングを大学生活の早めの時期で作ってほしいですね。それが一番伝えたいことです。

よくわからない分野だけどワクワクするからやってみる、というのをなるべく早いタイミングで見つけられたらいいのではないでしょうか。

実際、思っているほどリスクはないですしね。

今までと違う、ワクワクする環境に飛び込むことをオススメします。

ーーそのための選択肢として、プログラミングがあるということですね。

はい。プログラミングは最高の機会です。テクノロジーに関心がなくても、将来何をしていいかわからないという人がいれば、ぜひ来ていただきたいなと思いますね。無料説明会では、1時間でこれからのテクノロジーの話をして、残りの1時間でプログラミング、VR、人工知能、デザインの4つの中から体験していただくことができます。

まずはテクノロジーと触れるきっかけになったらいいのかな、と思うので体験会でテクノロジーに触れていただけたらと思っています。

ーーどんどん新しいテクノロジーを学ぶことができるようになるのですね。本日はありがとうございました!

キャリア選択にヒントを!

Copyright Techouse inc all rights reserved.