エンジニアとして長期インターンシップに参加したいのに、なかなか書類選考あるいは一次選考から先へ進めない…という人におすすめしたいのが、自分で何か作品を制作し、実績を作ってしまうことです。

エンジニアは企業で一人前の戦力として働けるようになるのに時間が掛かる仕事です。企業の採用担当者の視点で考えてみると、「今まで何も制作したことがありません、でも頑張ります!」という学生を採用するのは、あなたのエンジニアとしての力量や熱意を判断材料する材料が何もないに等しいので非常に勇気がいります。

もしあなたと同時に何かしらのアプリやWebサイトを自作したことのある人が応募していたら、企業は無難にその人を採用するでしょう。作品はエンジニアの履歴書です。本コラムでは「作品」を作る意味と、具体的にどんなものを作ればよいのかのイメージについてみていきましょう。


エンジニアが仕事ができるようになるまで

 

エンジニア完全初心者が企業で開発業務に取り組めるようになるまで、ステップをおおよそ4段階踏む必要があります。


  1. プログラミングを勉強し、プログラミングスキルを身に付ける
  2. プログラミングスキルを使って、開発を最後までやり切る経験をする
  3. 企業の業務やシステムについて理解する
  4. 企業の開発に実際に参加する


ちなみに今みなさんはどの段階でしょうか?エンジニアの求人を検索する際に「初心者歓迎」の求人を見ることもよくありますが、冒頭で触れたとおりおおよその企業が想定している初心者は③④の未経験(=企業でエンジニア業務をしたことがない)であり、①②については自身で経験していることを想定している場合が多いです。


作品を作ることがエンジニア経験として評価される理由

 

自力で問題解決する能力がある

実際に作品を制作しようとするとさまざまな問題が起きます。1から10までスムーズに進むということはまずありません。実際の開発を通して、一通りの問題に直面します。

≪例えば…こんなことはありませんか?≫

  • 何時間も費やしているのに問題が解決できない
  • ネットにある情報と同じことをやっているはずなのに作業が進まない

このようなときに、本やインターネットにあるあらゆる情報を試したり、エンジニアの知り合いに相談したり…といった思考力・行動力も時に必要になってきます。

作りこまれた作品であればあるほど、作品制作を通して多少の問題は自力で解決する能力があることをアピールできます。制作実績験が面接で評価される一番の理由と言っても過言ではありません。


開発の目的を実践を通して習得している

例えば、Webサイトを制作するなら、サイトを公開して他人に見てもらうのがゴールでしょう。アプリを開発するなら、GooglePlayStoreやAppStoreにアップロードし、不特定のユーザーに使ってもらうのがゴールかもしれません。あるいは自分向けのアプリやシステムだったとしたら、自分で使ってみるというところがゴールになるでしょう。

作品を制作すると、「使われるものを作る」という一連の開発の流れを習得したことをアピールできます。さすがに学校の講義だけでは「私は開発する能力があります」とは言えません。


いろいろ理由を並べてきましたが、ここではとにかく「何かを制作したことがあるかないかで企業からの見え方が致命的に違う」ということを理解いただければと思います。


具体的にどんな作品を作れば良いの?

 

さて、「作品」と言っていきなり肩ひじ張った大作を作ろうとしてもなかなかうまくはいきません。最初は簡単なものから作り始めましょう。


初心者は簡単なアプリやサイトなど

初心者におすすめはWebサイトやゲームアプリです。Webサイトは普段自分がよく見るサイトなどの見た目だけをそっくり真似するようなサイトが良いでしょう。見た目だけ同じ物であれば、HTMLやCSSといった基本的な言語で作ることができます。

またサイトをいじってみて力がついてきたら、ブログ機能などをつけてみるのもおすすめです。ゲームアプリを作る場合はシューティングゲームや障害物を避けるゲームが簡単です。ゲームはプログラミングの基礎的な考え方である、オブジェクト指向を身につけるのに向いています。


初心者向けの作品例

  • ホームページ、ブログ
  • ツイッターやフェイスブックの機能を持ったサイト
  • シューティングゲーム


≪シューティングゲーム作成におすすめサイト!≫

おもちゃラボ(Unity入門)

http://nn-hokuson.hatenablog.com/entry/2017/03/13/191657

動画やテキストで学習し、シューティングゲームを作ることができるサイトです。Unityというゲーム開発のためのプラットフォームを利用して作ります。Unityには無料版と有料版がありますが、無料版でもかなりのクオリティのものを制作することができます。

ノンプログラミングでもゲームが作れてしまいますが、細部にこだわる場合はC#やJavaScriptなどの言語のプログラミングが必要になります。「60分でつくる」と銘打たれていることもあり、数時間で作ることができるでしょう。


力がついてきたら…

ホームページやブログなど簡単な作品も制作することに意味はありますが、それだけでエンジニアとして採用されるかというと難しいかもしれません。

上で紹介したようなアプリやサイトを作り力がついてきたら、「とりあえず何か作る」という段階から「目的意識をもって作品を作る」という段階にシフトしてみましょう。部活やサークルのホームページを制作してみたり、家計簿ソフトを作ってみたり、ゲームアプリでダウンロード数を狙ってみたりなど。より志望度が高い会社であれば、その会社の事業内容に合わせたオリジナルコンテンツを制作してみてもよいと思います。


そもそもプログラミングの勉強ってどうやったらいいの?

 

いやいや、作品以前にプログラミングにまだ自信がないんですけどという場合は、まずはプログラミングスキルを磨いて足場からしっかり固めてから作品に挑戦しましょう。

プログラミングを勉強する手段にはオンライン学習やオンラインスクール、学習塾などいくつかありますが、特に文系の学生でプログラミングを勉強したことがない人にはオンラインスクールや学習塾がおすすめです。

理系学生であれば授業で少し触れたことがある人もいて独学しやすいかもしれませんが、文系学生の場合、全く触れたことがないという人もいると思います。そんな場合には、わからないことをすぐに質問できる環境が整っている方が、効率的に勉強することができます。


オンライン学習

・Progate

 

 

キャプチャ引用元:https://prog-8.com/

プログラミング学習サイトで、動画ではなくイラストの多いスライド形式での講義です。スライドと、コードを書き込むための実行環境が1つのブラウザ画面に収まっており、初心者にわかりやすく学びやすい構造となっています。またブラウザに向かって直接コードを書き込めるので、初心者が苦労しがちな環境構築に手間取ることもありません。

・ドットインストール

 

キャプチャ引用元:http://dotinstall.com/

動画でプログラミングを学習できる初心者向けのプログラミング学習サービスです。初心者だけではなく、専門的なことを学びたい理系学生にもおすすめとなっています。HTML、CSS、JavaScriptなど基本的な言語の他に、Scala、Kotlin、といった専門的な言語まで学習できるため、幅広いジャンルを網羅しています。全て動画で1から勉強でき、また内容更新率が高いので最新の技術を学習できます。


オンラインスクール

・TechAcademy

 

キャプチャ引用元:https://techacademy.jp/

プログラミングやアプリ開発を学べるオンラインスクールで、チャットやビデオ通話で現役のプログラマーに質問しながら学習を進めることができます。200社の企業への教育も行っている実績があります。全てオンラインで学習が完結するため、どこでも学習可能です。質問の返信速度が速く、近くにスクールがない人やスクールに通うお金がない人にもおすすめとなっています。


学習塾

・TECH::CAMP

 

 キャプチャ引用元: https://tech-camp.in/

短期集中型のプログラミングスクールです。教室に通ってメンターに質問することで学習を進められます。Skypeでも受講可能なため、自分に合った学習スタイルでプログラミングを勉強することができます。

・WebCamp

 

キャプチャ引用元:https://web-camp.io/

生徒1人1人にメンターがつき、スキルの習得完了まで指導してもらえます。カリキュラムがオーダーメイドであるため、ひとりひとりに最適なカリキュラムで効率的な学習ができます。初心者でも安心して学べるサポート環境が充実しており、いつでも講師に質問できることが魅力的です。

詳しくはこちらのコラムも参照してみてください!

エンジニア職の長期インターンってどんなことをするの?       


最後に

 

いかがでしたでしょうか?エンジニア職は長期インターンを開始するハードルが他のビジネス職より高く、「私は御社で活躍できます」という根拠がないとなかなか採用を出してもらえないものです。

何社受けても選考がなかなか進まないという状況であれば、選考と並行しながら何か作品を作ることを強くおすすめします。もし仮に長期インターンシップの機会につながらなかったとしても、自力開発の経験はエンジニア経験の第一歩として、決して無駄にはならないですから。

「自分の開発経験はこの程度だが、企業目線で大丈夫だろうか?」と不安に思った方はJEEKにお気軽にご相談ください。キャリアアドバイザーがエンジニアのインターンシップに合格するまでサポートします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


 

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