コンサル業界は企業を発展させる上で、欠かせない存在です。

また近年ではその需要も高まってきています。では一体コンサル業界とはどのようなものなのか、インターンでの仕事内容はどういったものがあるのか、JEEK(ジーク)での長期インターンの事例をもとに詳しく説明していきます。

コンサル業界とは?

コンサル業界は、問題を抱える顧客企業に解決策を提案し、顧客企業の発展や変革をサポートする業務を行います。

そして業務は一般的に、経営層と経営層以外の社員へのインタビューを通して、問題点の根源を洗い出すことから始まります。

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業務の進み方と職位

では、顧客企業が抱える課題を改善するための業務は、どのように進むのでしょうか?コンサル業界には4つの職位が存在します。

パートナー 

オフィスマネジメント、人材育成などの内部管理に加え、顧客開拓などを行います。

マネージャー(マネージコンサルタント、プロジェクトマネージャー)

パートナーが取ってきたプロジェクトの全体を管理し、実行をします。顧客との日程調整や、プロジェクトの仮説設定、大枠作り、仕事の割り振り決め、報告書などの作成、予算管理などをします。したがってコンサルタントとしての技量に加え、マネジメントスキルも求められます。

アソシエイト(コンサルタント、シニアアソシエイト)

マネージャーから受けたプロジェクト実行において大半の作業を行います。アナリストに集めて欲しい情報や資料の内容を決める他、インタビューする人の選定をします。部下にアナリストがいるので、アナリストのマネジメントも行います。

アナリスト(アソシエイト、リサーチャー)

アナリストとは、コンサルタント業界に初めて入った人の職位です。主な仕事内容としては情報収集とその分析です。アナリストが集めた情報と、その分析結果をもとに、アソシエイトが仮説構築や検証を行います。先輩社員がインタビューなどに行く時の同伴もします。

コンサル業界の幅

コンサル業界はとても幅広く、多様な分野が絡み合って発生した、複雑な問題にも対応できるようになっています。下記では特定の分野に特化したコンサルをご紹介します。

戦略系コンサル

戦略系コンサルとは、経営上の問題を解決するために経営戦略策定のアドバイスなどのサービスを提供します。主な問題はM&A、グループ経営、新規事業・新製品開発など顧客企業が直面した経営課題を解決するためのサポートを行います。

シンクタンク系コンサル

シンクタンク (Think tank)とは、考えを貯蓄する容器、というように、調査・研究・分析を元に顧客の業界の将来社会の今後を展望します。そのため、環境、エネルギー、経済などの様々な分野の専門家が集まっています。

総合系コンサル

総合系コンサルとは、企業や事業の戦略決め、会社の業務システムの構築など顧客企業の核となる部分を中心に、会社全体にあらゆるサービスを提供します。

そして戦略系やシンクタンク系とは異なり、顧客企業の核となる部分のサポートのため、組織は各領域別、さらに機能別のグループに分かれています。職種の例として、金融領域の戦略チームといった形です。

ITコンサル

ITコンサルとは、プログラミングなどのITを使用して新しいシステムを導入するためのプロセスや企画作成のサポートなどをします。

さらに効率の良いシステムを提案し、実行することにより、顧客企業が抱えるIT部門での無駄が省け、経営改善にも繋がります。

[長期インターンでのコンサル業界の仕事内容紹介~基本編~] 

コンサル業界でのインターンシップでは、実際にどのようなことを経験でき、どのようなスキルが身につくのでしょうか?

戦略系コンサル

仕事内容

戦略系コンサル企業が実施するインターンで、学生が任される仕事の多くは、マーケティングや、電話・メールなどオフィス内で顧客と仕事をするインサイドセールスです。

①調査・分析

コンサル業務を行う上で重要な、文献調査、実地調査、マーケットリサーチなどの情報収集業務

②課題洗い出し・戦略議論

顧客が抱える課題の洗い出し、その課題を解決できるような戦略の議論を行います。さらに企業によっては専門的なツールを使用して、育成シナリオの計画・実行まで行います。

③セミナーやプレゼンに使う資料作成のサポート

①の調査・分析で集めた情報が、顧客に正確に伝わるような、さらに、興味を引き出せるようなドキュメント作成業務。

他にも、セミナーの企画、共催企業との調整、セミナー運営などの業務も行います。

身につくスキル

情報収集能力、情報分析能力といった、コンサルタント業界に入って一番初めにする業務に関するスキルを最低限身に付けることができます。さらにパワーポイントやエクセルに加え、HTMLやAdobeのイラストレーターなどのスキルが身につきます。企業の顧客によっては英語を使用するところもあり、英語力が伸びます。

こんな人におすすめ

コンサル業界に興味があって、さらに経営戦略やマーケティングに興味がある方は、ぜひ参加してみてください。コンサル業界に興味がない方でも、自分で考えて行動することが好きな方は、自分が興味のある新しい分野を見出すこともできるかもしれないのでぜひ挑戦してみてください。

シンクタンク系コンサル

仕事内容

他系統のコンサル企業に比べ、シンクタンク系はリサーチや分析がインターン生の仕事の中心となることが多いです。大手のシンクタンク系インターンでは、グループワークを通してビジネスシミュレーションや、与えられた課題の解決策を導き出して提案するといった内容の業務を行います。

身につくスキル

戦略系と同様に、情報収集能力、情報分析能力といった、コンサルタント業界に入って一番初めにする業務に関するスキルを最低限身に付けることができます。そして、シンクタンク系は様々な分野の専門家が集まっているので、それぞれの分野の知識が深まります。さらに資料作成を行うための基本的なパソコンスキルもつきます。

こんな人におすすめ

シンクタンク系に興味はあるが、いまいち業務内容等を理解していない方や、実践を通して業界を理解したい方はぜひインターンに参加してみてください。

総合系コンサル

仕事内容

複雑化している顧客の問題点を改善するために、変革するための道筋をたて、プロジェクトを実行していきます。

身につくスキル

情報収集能力、情報分析能力といった、コンサルタント業界に入って一番初めにする業務に関するスキルを最低限身に付けることができます。そして、複雑化している問題を多角的に分析し、一つ一つ解体する能力を養うことができます。さらにパワーポイントやエクセルなどの基本操作も学ぶことができます。

こんな人におすすめ

コンサル業界に興味があるが、どの系統のコンサルがいいのかいまいちわかっていない方にもおすすめです。総合的なコンサル業務に参加することによって、自分の得意不得意を見つけられます。

長期インターンでのコンサル業界の仕事内容紹介~応用編~

ITコンサル

仕事内容

顧客企業のブランディングをするために、サイトの制作などをします。そのためにコーディングなどをはじめとするエンジニアスキルも求められます。

身につくスキル

一般的なコンサル業界で必要な最低限のスキルに加え、学校で学んだエンジニアスキルを、実際に使えるような実践的な技術に向上することができます。さらにデザイン能力などクリエイティブな発想をする練習にもなります。

こんな人におすすめ

HTML、CSS、AdobeのPhotoshopやIllustratorが使える人や、エンジニアの技術を持っている方におすすめです。将来エンジニアとしてではなく、違う業界で輝きたい人にはIT領域のコンサル業界のインターンに参加することをおすすめします。

コンサル業界のインターンはこちらから

最後に

コンサルタント業界はとても人気で倍率が高いです。自分に合っているのか、本当にこの仕事をしたいのか、きちんと分析するためにも、コンサル業界の長期インターンに参加することをおすすめします。

さらにJEEK(ジーク)ではインターンシップ先の企業選びからエントリーシート(ES)の書き方などをサポートするイベントを行なっています。気になる点がありましたら、ぜひご相談ください

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