インターンシップとは、企業で就業経験(体験)を積むことですが、なぜ多くの学生はインターンシップに参加するのでしょうか?また、企業側は、なぜインターンシップを実施するのでしょうか?実際に長期インターンではどのようなことを行うのか踏まえた上で、様々な角度からインターンシップに参加する目的を考えていきましょう。
短期インターンシップと長期インターンシップの違いについてはコチラ
長期インターンシップに参加する目的とは?どんなメリットがあるの?
最近耳にするインターンシップという言葉。就職活動をする上では避けられない単語でしょう。そもそも、なぜ学生・企業の両者からインターンシップが必要とされているのでしょうか。
企業側が学生を選考する際、志望学生がどんな能力をもっているかが大きなポイントとなりますが、その中でもに実務経験があるかどうかという点が重要になります。インターンシップとは実際に現場で仕事を経験することのできる限られた機会なのです。
多くの学生がインターンに参加する理由は?
では、インターンシップに参加する学生は一体何を求めているのでしょうか?
JEEKの学生にヒアリングしたところ、次のようなことが分かりました。
①自分に合っている仕事がわかる!
自分の憧れていた企業や業界のインターンシップに参加して、実際に仕事に携わってみると様々なことが見えてきます。社内の空気感や周りの社員の雰囲気、実際に行われている仕事内容などは自分がその場に身を投じてみないと分からないものです。
インターンシップ先の業務を通じて、自分に合っている仕事を再確認できることもあるでしょうし、思いがけず、元々やりたかった事とは別の仕事に興味がでることもあるかもしれません。
就職活動において現実と想像のギャップを知る事は、それがポジティブであろうとネガティブなものであろうと、重要な要素になります。
本当の就活の前に学生の間にインターンシップに参加して自分の向き不向きを理解するためにも、様々な分野のインターンに参加してみるといいでしょう。
②興味のある業界について知ることができる!
業界研究をおこなうには、新聞や雑誌を読んだり、セミナーに出席するなどして情報収集するのが一般的です。また、インターネットや人伝えといった手段での情報収集もあります。これらは信用に足るものも多いですが、文献が曖昧であるものや、偏った知識によるものである可能性も高いです。やはり百聞は一見に如かずで、インターンシップを通して得た業界知識は、より確実であり、情報量も多いです。
インターンシップを経験すれば、その業界でどんな人材が求められているのか、どんなサービスが主流なのかといった具体的な業界研究が可能になります。このような知識は実務経験をしていない人との大きな差であると言えるでしょう。
③内定を獲得することができる!
長期インターンシップに参加するメリットとして、早い段階でその企業から内定をもらえることがあります。
企業側からしても、就職活動において短い面接による自己アピールをしてきた学生よりも、長い間その企業で共に働き、性格や能力を知っていて、実務経験や社員とのつながりをもった学生のほうが求める人材に近く、内定を出しやすくなります。憧れの企業のインターンシップに参加し、新卒として入社できるなんてこともありうるのです。
また長期インターンシップを通じて力をつけることによって、インターン先の企業に就職せずとも、身につけたノウハウを他の企業にアピールすることもできます。
④社会人になる前につながりができる!
インターン先で働いていると、その企業の社員はもちろん、関わった全ての業界で人脈が作られますす。学生のうちはなかなか接する機会がない社会人ですが、インターンシップという身近な一歩を踏み出すだけで、世界は大きく広がります。
⑤就職活動で有利になる!
インターンシップに参加するということは企業の一社員として扱われます。つまり社会人として扱われます。こうして長期間インターンシップを通じて業務経験を積むと、自然と社会人として求められる能力やマナーや知識を学ぶことができ、気づけば実務経験のない学生と圧倒的な差を生み出すことが出来るのです。
人材育成は企業側にとっても多大な負担やコストがかかるため、即戦力で研修にコストのかからない学生はなんとしても手に入れたい人材となります。
企業側が長期インターンシップを実施する目的とは?
長期インターンには学生にとって多くのメリットがあることが見えてきました。
では一方、なぜ多くの企業がインターンを実施しているのでしょうか。
①戦力として期待をしている
インターンなどに積極的な学生は、成長意欲があり、モチベーションや能力が高い場合が多いです。
そのため、育成すれば戦力となる場合が多いです。また若い学生が社内にいることで空気が明るくなり、他の社員にも良い影響を与えるという話をよく耳にします。中途で社員を取るより、やる気のある優秀な学生をインターンとしてとった方が、数字でも企業の雰囲気でもプラスに働くと判断している企業もあります。
②優秀な人材と”早期”に接触したい
よりよい企業に就職したいと考える学生同様、企業も優秀な人材を求めています。有名大手企業とは異なり、ベンチャー企業などは事業内容が魅力的だあるにもかかわらず、あまり名前が売れていないこともあります。このような企業にとってインターンシップは優秀な学生に自分の企業の良さをアピールできる機会でもあります。
③早めに採用して、他社より先に学生を確保したい
業務とは関係のないインターンシップにコストをかけ、人員を割く理由は学生を早期に見極め、他社より先に優秀な学生を確保したいという考えがあります。企業側は、インターンを通して面接では知ることが難しい部分、つまり仕事をできる能力があるかを見極めます。能力が高いと判断された学生に対しては、早めに内定を出す企業もあるようです。
④ミスマッチを減らしたい
インターンシップは企業側にとって学生の能力や性格を間近で選考することのできる機会でもあります。
新卒採用はどんな企業にとってもリスクを伴うものになります。新卒で学生を採用してコストをかけて育成したとしても、数年のうちに辞めてしまうなんてこともザラにあります。企業と学生のミスマッチを防ぐことは企業にとって重要なファクターとなっています。
⑤職場に活気をもたらしたい
インターンに参加するのは大半が大学生です。新卒よりも、その企業にいる社員よりも若い人材となります。業界によってはより若者や学生をターゲットにしたコンテンツ、学生の目線を必要とする業務もあります。
また、社内に外部からの新鮮な人材を入れることで、企業に活気がでると考える企業もあるようです。このような企業は流動性が高く、充実したインターンシップを行っていることが多いです。
最後に...関連記事や求人情報
さあインターンに挑戦してみましょう!
ここまで様々なことについて語ってきましたが、一歩踏みださないとなにも始まりません。行動あるのみ!
しかしインターンを行っている企業は一つではなく、なにから手をつけて良いか分からないもあると思います。そんなとき一度プロに相談にのってもらうことも選択肢の一つでしょう。
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