近年「インターンシップ」を就職活動の場でよく耳にする方もいらっしゃると思います。
インターンシップと言われている中でも、世の中には1dayインターン・短期インターン・長期インターンなど様々な種類のものがあります。
例えば、1dayインターンや短期インターンは期間が決まっていてどのくらいの日数・時間働くのか気にしなくて良いのですが、一般的に長期インターンは働く期間が明確には決まっていません。
では、長期インターンに参加している学生の多くはどのくらいの期間働いているのでしょうか?また、どのくらいの期間働くのが良いのでしょうか?
長期インターンシップに参加する学生は、どのくらいの期間働くの?
インターンシップの目的とその目的を達成するための期間
インターンシップは、近年日本でも普及してきましたが、もともとはアメリカで始まりました。就職活動の一環として学生が1学期間、約4ヶ月ほどを目安に企業で働きます。
目的としては、知識的な学力と実践的な技術を兼ね備える技術者を育成することです。
最低・平均・推奨される長期インターンの期間
日本で実施されている、長期インターンシップの期間は企業によって様々ですが、一般的にアメリカの1学期間に見合うくらいの3ヶ月以上が目安とされています。
3ヶ月に満たないものは短期インターンとして扱われる傾向があります。
しかし、目安の3ヶ月というのは最低勤務期間で、長期インターンに参加しているおよそ7割以上の学生が、平均6ヶ月以上勤務している企業もあります。
よって長期インターンシップの最低勤務期間は約3ヶ月ですが、6ヶ月以上の勤務が平均的で、1年以上が推奨されます。
長期インターンシップに参加する学生は、週にどのくらい働くの?
土日を含まず週3日、一日5時間以上?
先ほど平均勤務期間は6ヶ月ほどと言いました。そこで、6ヶ月間で学生が実際に働く日数が、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最低勤務日数も、最低勤務期間と同様に会社によって異なりますが、推奨されている日数があります。
一般的に推奨されている日数は、週3日以上で、一日5時間以上であることが多いです。さらに企業側が推奨する最低勤務日数には土日も含まれています。
しかし、平均的には土日を含めずに週3日、1日5時間以上の勤務をする学生が多いです。
そのため長期インターンを検討している方は、週3日以上1日5時間以上働くことができる、さらに土日も出勤できるのであれば、その旨を伝えると採用される確率が上がります。
さらに、インターン中の勤務日等のスケジュールは比較的融通がきくので、大学1、2年生の方の中には、アルバイトをする代わりにインターンシップに参加している学生もいます。
どちらもお金を稼げることに変わりはありませんが、インターンシップはスキルアップを目的としているので、履歴書の経験やスキルの項目に書き加えることができます。
サマーインターン
大学に通いながら、週3日の出勤は厳しい方もいらっしゃると思います。中には休学してインターンシップに参加する学生もいます。
一方で、夏期休暇中であれば大学を休まなくてもインターンシップに参加できるため、サマーインターンなどは人気です。
だいたい六月頃から始まるところが多いので、四月頃から興味が湧くようなインターンシップを実施している企業を探し始めることをオススメします。
さらに選択肢の一つとして、夏休み中なら海外でのインターンを経験することもできます。挑戦してみたい方は考慮してみてください。
大手企業と長期インターン
ここまで読んでいただいた方の中には、インターンシップがすでに日本にも浸透しているように思った方も少なくないかもしれません。
実際にベンチャー企業は、長期インターンシップを実施しているところが大手に比べて多く、さらに任される仕事の裁量が大手よりも大きい傾向にあります。
しかし、ベンチャー企業などが積極的にインターンを導入し始めている一方で、大手企業はインターンシップを導入していないところがたくさんあります。
1 day インターンなどの短期インターンシップは実施していても、大半の大手企業は長期インターンを募集していないことが多い傾向にあります。
それでも、3日間などの短期インターンを実施しているところはあるので、大手企業のインターンに参加したい方はぜひ調べてみてください。
期間別!長期インターンシップのメリットとは?
短期インターンシップと長期インターンシップでは、達成できる目的や特有のメリットが異なります。
長期インターンシップのメリットは、短期と比べて実際の仕事内容を体験させてもらえることに加え、就職活動の時に履歴書で他の学生と差をつけることができます。
しかし、長期インターンシップも3ヶ月と1年以上では、目的やメリットが大きく異なります。
3ヶ月〜半年
最低勤務期間から平均的な6ヶ月間の間では、その業界の雰囲気を知れたり、最低限必要なスキルなどを身につけることができます。
なので、業界研究の段階でいくつかに業界を絞った上で、長期インターンシップに参加することにより、その業界の人がどんな雰囲気で働いているのか、実際に見ることができます。
したがって、自分が本当に興味がある業界を探すための一つの方法となるでしょう。
そして3ヶ月から6ヶ月という期間は、ある程度その企業の方針を知ることができ、満足したら他社の方針を知るために、違うインターンを始める時間的な猶予もあるので、企業研究にも繋がります。
半年〜1年
学生の平均勤務期間である約6ヶ月から1年間インターンシップをすることにより、最低限の知識だけでなく、業界内で通用するスキルを身につけることができます。
さらにこれによって、会社の中で一人で仕事を任せてもらえる可能性があります。
将来仕事をしたい業界が決まっているのであれば、その業界で半年から1年ほどインターンシップをすると有利です。
さらに、将来その業界じゃないところで働くにしても、インターンシップでは社会人の基本を学べるので、社会に出るにあたってよく求められる、リーダーシップなどの能力を育てることができます。
1年以上
1年以上のインターンシップはアルバイトの代わりとしてお金も稼ぎつつ、早いうちから社会人経験を積むことができます。
実際に働いている社会人や、人事の人と深く関わることができるため、採用試験や面接などの選考に落ち着いて挑むための心構えをしやすくなります。
それだけでなく、ベンチャー企業など、経営陣と関わる機会が多い企業でのインターンシップでは、会社を運営するところを近くで見れるため、起業・独立などをしても通用するスキルが身につきます。
インターンシップは就活を視野に入れている3、4年生がメインと思われがちです。
しかし、長期インターンシップは1、2年生でも参加できます。
実際に3年生や4年生は就活前後に業界研究のためであったり、経験を積むことを目的として、短期・長期に関わらずインターンに参加しています。
しかし、長期インターンシップは1年以上を推奨されているため、早いうちから社会人としての経験を積む環境が整っています。
アルバイト代わりにやっていることが多いですが、大学1、2年生のうちから参加することによって、学生だけでなく、たくさんの社会人と関わる機会が増えます。
その経験によって得られるものは就職活動のためだけでなく、知識や価値観など人間として成長するために必要なものも含まれているでしょう。
最後に
短期インターンシップにも長期インターンシップにもそれぞれメリットとデメリットがあり、達成できる目的も異なります。
したがって、まずはどんな目的でインターンシップをするのかを、明確にすることをおすすめします。
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