「他に質問はありますか?」 「大丈夫です」 こんな受け答えを日常的にしてしまっていませんか? この「大丈夫です」の用法はいわゆる「若者言葉」で、本来の言葉の使い方ではありません。 日常会話や学生の間では問題なく使っている言葉でも、社会人にとってはイメージが悪かったり、意味が伝わりにくかったりする可能性があります。 インターンや就活の選考過程で必ず行われる面接で、知らず知らずのうちに自分の評価を下げてしまうような言葉遣いは避けたいですよね。 今回は、つい使ってしまいがちな若者言葉や話し言葉と、その代わりに使える正しい言葉や言い回しをご紹介します。

大丈夫です

近年では、誘いや提案を断る時に用いる「大丈夫です」が増えています。若者の間では自然な使い方ですが、まだまだ違和感を覚える人も多くいます。断るときは「十分間に合っております」、「ご遠慮させていただきます」、「結構でございます」などと言いましょう。 また、本来の「良い」、「平気だ」という意味で使用する場合も、「かしこまりました」「承知いたしました」のほうが丁寧な印象を与えることができます。

~な感じ・~みたいな

断定することがはばかられてつい口にしてしまいがちな言葉です。これらの言葉は、抜いても正しく意味が伝わります。 どうしても強い言い方に思えて気が引ける場合やニュアンスを和らげたい場合は、「~な雰囲気」「~な様子」「~という具合」「~のような」などが使えます。 「サークルの仲間は仲が良く、まるで家族のような雰囲気でした」、「バイト先では私の班がイベント企画、先輩の班がイベント集客という具合に業務を分担していました」という使い方ができます。 面接官に聞き返され、つい「そんな感じですね」などと言ってしまわないように気を付けましょう。

なので

「なので」は、断定の助動詞の連体形「な」と接続助詞「ので」で構成されており、接続詞ではありません。 「○○なので~です」のように、文中で使う場合は問題ないのですが、「御社は~です。なので私は……」と文頭で使うの間違った表現です。話し言葉では使う人が増えてきていますが、面接というフォーマルな場では避けるべきでしょう。 順接の接続詞や理由説明の接続詞には、「ですから」「そのため」「したがって」などがあります。

えーと・あの

返答を考えているときや言葉が出てこないときはもちろん、口癖のようについ出てしまう言葉です。全く言ってはいけないわけではありませんが、あまり多用すると面接官が話を聞きにくくなってしまいます。 面接の練習段階から意識することで、「えーと」や「あの」の使用回数は減らせます。 どうしても質問への答えを考える時間がほしいときは、「はい、私の考えでは~」と一度返事をする、「そうですね、○○の問題に関しましては~」と質問の要旨を確認するなどの方法もあります。

なるほど

相手の言うことへの同意を示す相槌として一般的な言葉ですが、目上の人へ使うのは失礼だとされています。 丁寧の意味をもつ助動詞「です」をつけた「なるほどですね」という表現は、そもそも間違った日本語ですので使用しない方がいいでしょう。 同意を示したい場合は「おっしゃる通りですね」が最も適切です。自然に使えるように練習しておきましょう。

いかがでしたか? 日常会話では使っていても、実は間違いという表現は意外とたくさんあります。 面接でつい普段の話し方が出てしまっても困らないように、日常生活から正しい日本語を意識しましょう。 インターンの選考を受ける前に面接の練習をして慣れたいという人には、JEEKの「インターン一斉エントリー会」をお勧めします。 「一斉エントリー会」は、弊社のキャリアコンサルタントによるサポートを無料で受けることができるイベントです。ES書き方講座や模擬面接、企業選定などを行っています。ぜひお越しください。 JEEKインターン一斉エントリー会

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