圧迫面接をご存知でしょうか? 圧迫面接とは面接官が、わざと意地悪、あるいは威圧的な内容の質問をして 受験者側の反応を伺う面接をいいます。
面接官の辛辣な物言いに冷静さを失い取り乱してしまうため、苦手意識を持っている人も少なくありません。
実際、皆さんの先輩の中にも圧迫面接で意地悪な質問をされた人たちがたくさんいます。 しかし、面接後に「失敗したかな…」と思った先輩たちの中にも、結局は受かっていたという人もいるのです。
受かる人と受からない人を分けたものは何だったのでしょうか? 実際に受かった人の例を見てみましょう。
実際に圧迫面接に臨んだ人の話
例えば某大手メーカーでの就活で集団の圧迫面接に臨んだ弊社サービスのユーザーの方:Aさん、がいらっしゃいます。
怒鳴り散らされるようなパターンの圧迫面接ではなかったものの、 ふんぞり返って 「ふ~ん、そうなの。」 「へえ。それで?」 「そんなん違うでしょ。」 「あー、なるほどね。はいはいもういいよ。」 かなり無愛想で、偉そうな感じの面接官だったそうです。
Aさんと一緒に面接を受けていた有名私大の学生は、 「なんでうちなの?他の会社でいいじゃん。」 との質問に言い返すも、段々と言ったことの深堀りをされ支離滅裂な応答内容に。
最後の方は声も裏返り、どもってしまう有り様で、応答終了後は静かに俯いていたそうです。 もちろんAさんも、色々と答えづらい質問を投げかけられました。
「なんでうちなの?」 「ESのこの部分、ここって違うと思うんだけどどうなの?」 当人も質問の答えには、たいそう困ったらしいですが、 「圧迫面接の意図」だけは忘れないように意識していたそうです。
圧迫面接の意図とはなにか。 そもそも企業が圧迫面接をするのは、あなたが将来社会人になった時に問題に対処するだけの度胸があるかを見るためです。
横暴な態度で接された時に冷静に対処できるか、相手の言うことに心折れてしまわないかを 面接官は目を光らせてみています。
つまり内容だけが重要なのではなく、ストレスフルな環境に貴方がどのような態度で接するかが、圧迫面接をする企業にとってはかなり重要なのです。 (回答の内容だけが重要ならば、そもそも圧迫面接など学生に悪印象を与えかねないことなど企業はしません。普通の面接をするはずです。)
Aさんはこの意図をよく分かっていたのでしょう。
かなりキツイ追及をされ、終盤には言っていることも滅茶苦茶になりつつあったらしいですが、 最後の最後で、 「私は仰る通りの未熟者です。ただ御社で必ずお役に立つようすぐに成長してみせます。」 とそれはもう清々しい笑顔で言い切ったそうです。
面接結果は合格。 本人曰く「やばかったです。本当にギリギリだった。」そうですが、 結局は受かったならOKですよね。

圧迫面接で勝つ方法
彼曰く受かるためのミソは3つ。
・相手の意図を見失わない。
・弁論のしようがない否定をされたら、受け入れてしまう。
・何が何でも笑顔(ただふざけた表情はアウト。臨機応変に)
実際この3つができていれば、面接官は必ず評価してくれるそうです。 圧迫面接をする会社ほど、あなたの本当の人となりを気にしているもの。
辛いことを言われることはありますが、そんな時も冷静さを欠かず、対処法を思い出してください。