はじめに
大学生のみなさん就活準備は進んでいますか?
年々、就活の時期は短期インターンの導入などにより早期化していると言われます。
まだ、就職活動なんて早い、志望する会社なんてまだ決める必要はないと思っていても、いつのまにか周囲は先に内定をもらっていることも...。
そこで、大学時代の早いうちから、会社での就業体験「長期インターン」を経験する人が増えています。
みなさんも長期インターンに参加し、自分を成長させたり、ビジネスの理解を深めたりすることで、志望業界を絞り、就活や社会人になる準備をしましょう。
このコラムでは、そんな長期インターンの企業選びの方法をお伝えします!
長期インターンを探す前に企業選びの軸をまずは設定する
企業を選ぶために、いきなり求人記事を見ることは得策ではありません。正確に、効率よく応募するためには、自分がどんな軸で企業を見ていくのかを決めることが欠かせません。
また、軸をはっきりさせておけば、志望動機や自己PRも書きやすくなるので、まずは軸の洗い出しから始めましょう。
働く目的を明確化し、興味のある志望職種や事業内容などを絞る
軸の洗い出しにおいて、最も深く関わってくるのは「長期インターンを行う目的」です。何かを始めるときには必ずきっかけがあります。
長期インターンと同様で、就活への不安、周囲からの影響など何かしらのきっかけがあって興味をもったはずです。
複数のきっかけが重なっている場合もありますから、表面的な部分に捉われず、できるだけ深掘りしましょう。
それができたら、今度は長期インターンでの実践を通して自分は何を得たいのか、またはどうなりたいのかを考えてみてください。
将来の展望は10年後、20年後まで見据えていることが理想ですが、これが難しいという人は、まずは大学生活や就職活動までの将来で考えてみてください。
この「きっかけ」と「将来の展望」が見えてきたら、長期インターンの目的は自然と見えてきます。
【インターンの目的から見える選び方の軸の例】
目的①:将来の展望を実現するため
「志望職種」、「業務内容(仕事内容)」を中心に見るといいです。将来実現したいことが明確なので、それを実現できる手段を選択する必要があります。
営業、企画開発、ITエンジニアなどの職種で選んだり、Webサイトデザインをする仕事、フードサービスに関わる仕事など具体的な業務で選んだりしてみるといいのではないでしょうか。
ただし、学生時代は興味関心が変わりやすい時期でもあるので、将来の展望の方向性が変わる可能性も視野に入れておきましょう。
目的②:就活で有利になるため
「業務内容」や、スキルを得たり、成長できるかという部分で見ていくといいです。業務内容は上記と同じですが、スキル、成長といった後者の部分は判断がやや難しいかもしれません。
人によって求める度合いや方向性が異なるので、どうすれば成長できるかを一概に言うこともできないものです。
しかし例えば、大学で学んでいることを実践できる環境だったり、カリスマ性をもった社長直下で働ける環境だったりは、後者の一例といえるでしょう。
JEEKでは、「検索機能」>「特徴」から検索できる項目がこれにあたります。
目的③:お金をたくさん稼ぐため
「給料」「勤務日数」「勤務時間」からみて月に多くコミットできる環境ならば、アルバイトに代わって生計を立てる手段として利用可能です。
本人次第ではありますが、アルバイトよりも昇給のスピードが早い企業が多いようです。ただし、せっかく様々を学べる環境に一歩踏み入れるわけですから、より高い次元の目的意識を持つことをおすすめします。
求める規模感によって実践を積める度合いは異なる
企業の規模感によっても働き方は異なってきます。長期インターンを実施している企業はベンチャー企業が中心です。
しかし、ベンチャー企業には社員数名のスタートアップ企業から社員数百名のメガベンチャーまで規模感は様々です。ご自身の経験や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
【企業の規模感でみる規模選び】
①起業したいなら少数精鋭のスタートアップ企業
創業からまもない企業でも、長期インターンシップを実施している企業は以外と多くあります。こうした企業で働くメリットは、学生にも責任ある仕事がたくさん任せてもらえることです。
また、常に社長のそばで働くため、トップマネジメントを直に学ぶことができます。将来起業したいと考えている学生におすすめです。
②数十名規模の中小ベンチャー企業は未経験学生向け!
大学1,2年生の方や未経験の方には、社員とインターン生の数が合わせて20〜100名くらいの企業がおすすめです。ある程度の組織構造が出来上がっているので、新人をしっかり教育してくれたり、成績や評価に合わせてステップアップできたりと、成長するのに適切な環境であるからです。
また、周囲にインターン仲間がいるのは心強いですし、勤務日数や勤務時間の点からみて、学業との両立がしやすい企業が多いでしょう。
③ベンチャー企業で将来働きたい人はメガベンチャーで働くのもあり!
近年は東大生にも人気のメガベンチャー企業。将来はメガベンチャーや、IT業界とりわけインターネット・Web系の会社で働きたいと思っている人は、インターンを通して就業体験しておくといいですね。
ただし、倍率は非常に高く、長期インターン生募集自体を行っていない企業も多いのでご注意ください。
企業の雰囲気や自身の働ける期間も大切に
インターンの目的や規模感は、自分が長期インターンで成長するための指標です。一方で「長期」インターンと言うからには、長期間働くことが成長のために欠かせません。そのためには「職場の雰囲気が自分に合うかどうか」も大切になってきます。
また、入社後どれくらい働けるかによって会社から任せてもらえる仕事の責任も変わってきます。
したがってみなさんには、合格をゴールと勘違いすることなく、今後働くことを踏まえた上で自分にぴったりの企業を選んでいただきたいと思います。
志望業界の絞りすぎはNG
企業選びには注意も必要です。特に、志望業界で絞り込みすぎることは避けましょう。
理由①:長期インターンの倍率は高い!
長期インターンの倍率は高いため、絞りすぎると合格しにくくなります。例えば、絞り込んだ結果1社だけを応募したとします。
しかし、その企業の選考倍率が20倍あったら、不採用になる可能性は高いです。これで落ちたらまた1社応募して、それもまた落ちて、もう1社応募して...。
この繰り返しの結果、仮に5社目で合格しても、トータルの選考期間が数ヶ月かかっていたら時間がもったいないですよね。ですので、ある程度絞り込んだら複数の企業にまとめて応募するようにしましょう。
理由②:「今やりたいかどうか」より「将来のためになるかどうか」を優先すべき!
長期インターンは将来のために自分を成長させる手段です。そのため、そこでの経験が将来につながるのかを大事にしてほしいと考えています。
例えば、将来食品業界に行きたいと考える学生が食品業界のインターンシップだけを探すとします。
しかし、そのインターン先の仕事が、クレーム対応をするだだったらどうでしょう。クレーム対応が悪いわけではありませんが、食品に関わる仕事として選んだ場合その学生は満足感を得られないだろうということです。
ですので、必ず長期的なビジョンをもって企業を選びをするようにしてくださいね。
インターン経験者から情報収集しよう
企業を選ぶ際にはネットで分かる情報だけでなく、生の声を聞いてみることも必要です。そうすることで、より具体的な働くイメージを膨らますことができ、ミスマッチを防ぐことができます。
就活でOBOG訪問や企業説明会での社員面談をやることと同様に長期インターンシップ選びでも、先輩や知人、そしてJEEKを使って生の情報を集めるようにしましょう。
知人から評判をあらかじめ聞いてみる
周囲にベンチャー企業で働いていたり、インターンをしている人がいる場合は、まずはその人に話を聞いてみましょう。
どんな仕事をしていて、どんなやりがいがあって、どんな成長ができているのか、良い面と悪い面を知っておきましょう。
話を聞いてピンとこなくても問題ありません。その人の話がすべての企業に当てはまるわけでは全くないので、そうした場合は別の企業を受けることにすればいいだけです。
逆に、話を聞いた会社が魅力的に感じる場合もあります。もしそこで働きたいと思ったなら、その企業を応募してみるのもひとつです。
キャリアコンサルタントが企業選びをお手伝いします!
「周囲に長期インターンに詳しい人がいない」
「いろんな企業の情報がほしい」
そんな方は、JEEKのキャリアコンサルタントにご相談してみてはいかがですか?
キャリアコンサルタントは企業選びのお手伝いやご相談はもちろん、長期インターン合格までを一貫してサポートするので、特に初心者の方におすすめのサービスです。
すべてのサービスは無料ですので、気になる方は一度インターンエントリー会へお越しください。担当のキャリアコンサルタントがつく人気のイベントです!
最後に
このコラムでは、長期インターンで企業を選ぶ時のポイントについてお話させていただきました。
就職活動と長期インターンの選考活動においての、企業選びのやりかたは少し違うので気をつけていただければと思います。
ぜひ、自分に合う企業と出会い、長期インターンの経験を通して有意義な学生生活をお過ごしください。今後みなさんが、社会で活躍されることを期待しております!