勉強支度金で本を買おう!
JEEKには「インターン支度金制度」があることをご存知ですか?インターン支度金とは、JEEKを利用し長期インターンシップに合格した学生みなさんにアマゾンギフト券3,000円をプレゼントするサービスです。
もちろん合格した学生さんへのJEEKからの気持ちなので、使い道は自由です!しかし、せっかくであれば、今後スタートする長期インターンシップに活用できるアイテムを買ってみてはいかがでしょうか?
この記事では、そんなアイテムの中でも、特にみなさんに購入していただきたい本を、職種ごとにご紹介させていただきます!
ビジネス職
長期インターンシップをする学生の中で、最も多くの方が働かれている職種が「ビジネス職」です。
営業、企画、マーケティングなど、ビジネスマン同様のレベルの仕事を未経験から始められることが、人気の理由のひとつです。そんなビジネス職の学生が、インターンシップ参加にあたって読むべき本を3冊ご紹介致します!
『入社1年目の教科書』(岩瀬 大輔)
新社会人はもちろん、ベテランのビジネスマンにも広く親しまれている有名な本です。かなり有名なため、すでに読んだことのある人も結構いるかもしれないですね。
仕事への取り組み方や考え方がわかりやすく書いてあるので、本が苦手という方でも気軽に読むことができます。
書いてある内容は非常にシンプルで、誰もが当たり前に知っている社会人の常識とされているものが多いです。でも、知っているだけで実践できていない、忙しく働く間に忘れてしまっている、そんなことを再度教えてくれる素敵な一冊です。
インターンシップを始めるということは、社会人の仲間として働くことです。つまり、インターンシップ生の学生のみなさんも、社会人として見られることになります。
学校の世界での常識や甘えが社会で通用しないこともあるでしょう。そのためにも、社会人としての最低限の常識をもって仕事に望むことが大切です。ぜひこの本を読んで、順調なインターンのスタートを切ることにしてみませんか?
『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか』(戸塚隆将)
こちらも、引き続きビジネスの基本を教えてくれる一冊。ゴールドマン・サックス、ハーバード・ビジネス・スクールでのMBA取得、マッキンゼー・アンド・カンパニーという圧倒的なキャリアをもつ戸塚隆将さんが記した人気の本です。
著者が経験や目にしてきたことを元に、グローバルに活躍する”エリート”たちがどんな姿勢で働くのかが簡潔に書いてあるので読みやすいです。特に、ハーバードMBAの生徒たちの貪欲さはよく分かり、向上心のある学生は刺激を受けることまちがいなし!
まさに、これから成長しようとしているインターン合格学生なら読んでおくべきでしょう。インプットした知識を実践に落とし込むやり方を示す『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか【実践編】』もあります。
『まんがでわかる 7つの習慣』(監修:フランクリン・コヴィー・ジャパン、まんが:小山鹿梨子)
スティーブン・R・コヴィーが1989年に出版した本が「7つの習慣」。成功哲学を記したものですが、ビジネスマンにもあてはめることが出来るとされ、世界的ベストセラーとなりました。
この本の主題である7つの習慣を、現代風に、読みやすいマンガで解説してくれているのがこの本です!
自己啓発本として、こちらもかなり有名な本のひとつになります。
原書「7つの習慣」で語られていることの一番の軸は、”人を成長させて成功に導くための習慣”になります。しかしこの本、かなり分量があり、言葉や表現も難しく、本を読むことが大好きな人でない限り、読み切ることがかなり大変です。
この「7つの習慣」のマンガ版は、具体例があり、ポイントも整理されているので、原書の意味することと履き違えることなく、かつ簡単に読めてしまいます。
マンガから読んで大枠を理解してから原書を読む、みたいな使い方をしてもいいかもしれません。
エンジニア職
エンジニア職は基本的にプログラミング経験者が採用されるので、「すでにこの本は読んだことあるから読まない」「知っている知識ばかりなので読む必要はない」と言う人もいるかもしれません。
ですが、基礎を正確に押さえておくことは作業効率の向上に重要ですし、そうした本が身近に何冊かあればわからない時、自身で解決できることもあるかもしれませんよ!
『SQLの絵本ーデータベースでみるみるわかる9つの扉』(株式会社アンク)
エンジニアとして働く学生であれば、SQLを学習しておくことべきでしょう。『SQLの絵本』は、WindowsでSQLを初歩から学ぶ人向けに書かれており、これからインターンシップを始める人には非常に親切な内容になっています。
この本の特徴は”図”です。文章は比較的コンパクトで、その分豊富な図で端的に理解できるので読みやすいです。
少し勝手が分かっている人であれば、やや基本的すぎて物足りなく感じるかもしれません。しかし、基本的な内容ということは、それだけ使用頻度の高い内容でもあるということ。新たにインターンシップを始める身として、基本をしっかり復習することにも活用できると思います。
SQLのバイブルとして一冊持っておくことをおすすめします!
『イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本』(きはしまさひろ)
「この一冊で全部分かる」シリーズのサーバー編です。社内サーバー、公開サーバーの種類や役割、セキュリティ、運用、クラウドと自社運用(オンプレミス)の連携、使い分けなど、サーバーにかかわるすべての人が使える知識を網羅的に解説してくれています。
『SQLの絵本』同様、イラストや図で視覚的に学習できるので、理解が進みやすくおすすめです。また、各種用語の意味から丁寧な説明まであるので、初心者の方でも問題なく読むことができます。
ITエンジニア全般に活用できる知識なので、この本からエンジニアとしての幅を広げていくのもいいですね。
『入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識』(J. Glenn Brookshear)
教科書としても使われるコンピュータサイエンスの書籍として、広く知られた本です。アルゴリズムやOS、データベース、ネットワーク、セキュリティ、ソフトウェア工学など様々な分野についての考え方を解説しています。
2014年に出版されたものですので、類書の中でも特に新しい情報が多く見られるのが特徴です。上記で取り上げたエンジニア向けの二冊の本と比較しても、内容はかなり包括的なので、一度に目を通すというより、必要な時に必要な知識を得るための本として使われています。
内容の質でみても、初心者向けのことから中級者以上向けのことまで幅広いので、自分の成長とともに長く使っていける一冊です。
『ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん』(大澤 文孝)
最後に紹介するのは、プログラミングの基礎を押さえられる一冊です。プログラミングの言語を複数覚えるのに苦労している学生が多くいますが、そうした学生はこの本を使って基本を学びなおすことをおすすめします。
この本は、PHPやJavaScriptを例として取り上げながら、すべてのプログラミング言語に共通する部分を学習することができるんです。
もちろん言語によって用語や性質は異なるのですが、この基本的部分をしっかり理解しておけば、他言語でも応用したり、新しい言語の習得が効率的に行えるようになったりするはずです。
長期インターンシップを始める前に、もう一度基礎に立ち還りこの本を読むことで、今後のエンジニアとしてのキャリア形成をスムーズにさせてくれるのではないでしょうか?
デザイナー職
長期インターンシップにおけるデザイン職の仕事は企業によって多種多様です。ですから、大学で専門的にデザインの勉強をしてきた人も、学校とインターン先でデザインする内容が全然違うといったことも有り得るでしょう。
ですので、必然的にデザイナーは経験の有無を問わず、会社に入って学ぶことが多いかと思います。そうした時に、すぐに改善・改良を行うために、押さえておくべき基本を学べる本をいくつかご紹介させていただきます。
『ノンデザイナーズ・デザインブック【第4版】』(Robin Williams)
デザインやレイアウトに関わる人なら、必ず読んでおきたいのがこの本です。デザインを正式に学んだことがない人向けに書かれているので、「専門的にデザインを学んだことはないが、デザインの道へ進みたい」という学生でも読みやすいです。
4つのデザインの基本原則、活字のデザイン、具体的なデザインの事例、応用技術など理解しておきたいデザインのポイントをしっかり学習できます。
最新版の第4版では、日本語版のデザイン、レイアウト例が追加されているので、日本人でも具体的なデザインのイメージをしやすくなっています。
デザインの裁量権にかかわらず、ここで得た知識は、例えば名刺、プレゼン資料の作成などの身近なデザインにも役立ちます。
『7日間でマスターする配色基礎講座』(内田 広由紀)
こちらも『ノンデザイナーズ・デザインブック』同様、デザインの基礎を学ぶのに非常に便利です!ただこの本の良いところは、良い例と悪い例両方が提示されていること。
上手くいかない配色を学ぶことで、デザインスキルをより効率的に向上させることができると思います。
この「7日間でマスターするシリーズ」には、もうひとつ『レイアウト基礎講座』もありますので、出来れば合わせて買いたいところです。ただ、『ノンデザイナーズ・デザインブック』かこのシリーズのどちらだけを購入するので十分でしょう。
『タイポグラフィの基本ルール』(大崎善治)
デザインの中でも、タイポグラフィは以外と重要な項目のひとつです。サイトひとつとっても、どんなにオシャレなサイトも、読みにくい文字で文章が書かれていると閲覧ユーザーはきっと増えません。
一見おろそかにしがちなタイポグラフィについて学習できるのがこの本です。
代表的なフォントの紹介や、基本的なフォントの使い方とコツ、文字を使ったデザインの紹介などが中心ですが、後半には文字のバランスや作り方の細かなポイントなど深いところまで知れるのも魅力です。
ライター職採用の学生も、デザイン自体には関わらないかと思いますが、タイポグラフィの知識なんかあると、デザイナーと意見交換がしやすくなることもあるかもしれません。ライターの方も興味あれば読んでみてはいかがでしょうか?
最後に
今回は、それぞれの職種ごとにおすすめしたい本をご紹介させていただきました。しかし、上記でご紹介した本以外にも為になる本は山ほどあります。一冊読んで満足せず、ぜひ継続的に本を読む習慣を身につけてくださいね。
インターンシップに合格したみなさん、ここからがスタートです。
仕事である限り、大変なことや辛いことももちろんあると思いますが、そんな困難を乗り越えながらも上へ上へと成長していってください。
その成長のために、インターン支度金で本を購入するなどして、知識を増やし、会社で最高のパフォーマンスを発揮していただけることを祈っています。