皆さんは、「1dayインターン」にどのようなイメージを持っていますか?
「単なる企業の説明会だから、参加しても意味がない」と思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、1dayインターンにも参加するメリットはあります。
本コラムでは、そんな1dayインターンの目的や参加のメリット、どんな人が参加すべきかなどを紹介していきます。
他の記事も合わせて参考にしてみると、自分がどの種類のインターンに参加すべきかが見えてくるかもしれません。
1dayインターンとは
1dayインターンは、その名の通り1日で行われるインターンシップです。「インターン」と言われていますが、実務を行うことはほとんどなく、説明会やワークのような形式をとるものがほとんどです。
どのような内容のものがあるかは後で説明します。
1dayインターンは1日で終わるため企業側も準備しやすく、最も実施されている形式のインターンです。
1dayインターンの選考方法
短期インターンや長期インターンなどの選考方法はES(エントリーシート)と面接で決められることが多いです。
しかし1dayインターンの場合は、選考ではなく先着順で決められることがほとんどなのです。
そのため自分のスキルや表現力にまだ自信がなく、なかなか短期インターンの選考を突破できないという方でも参加できます。
その反面で、気づいたときには定員がすでに埋まってしまい、気になっている企業のインターンに参加できなかった、ということも考えられます。
1dayインターンに参加するためには、常にアンテナを張り、情報収集をすることが大切です。
企業側の目的
1dayインターンを実施する企業の目的は大きく2つあります。
1つ目は「企業のことを知ってもらう」ことです。
企業としても、自社の雰囲気や気質に合った学生を採用したいと考えています。
そのため「自社がどんな事業を行っているか」「どんな思いを持ってやっているか」ということを学生に伝えようとしているのです。
2つ目は「学生と接触し、新卒採用につなげる」ことです。
短期のインターンの目的は採用活動であることがほとんどです。
1dayなので一気に内々定を出すことは滅多にありませんが、4年生の春になって就活が解禁になった際に、学生が戻ってきてくれることを狙っているのです。
1dayインターンの内容
一口に1dayインターンと言っても、その内容は企業によって様々です。
①説明会・セミナー型
このタイプのものが最も多いです。
業界・企業の説明や働き方についての説明を聞き、そこで働くことがどういう感じなのかを知ることができます。
会社説明会のみの企業もあれば、先輩社員との座談会などが用意されている企業もあり、2時間〜4時間で終わることがほとんどです。
「気になっているけど具体的にどんな会社なのか知らない」
「事業内容などに共感できるので、福利厚生や働き方の面をもっと知りたい」
という会社がある人は参加すべきでしょう。
②見学・体験型
実際の職場を見学したり、少し業務を体験したりします。
こういった形式のインターンに参加することで、業務のイメージが明確になるほか、会社の雰囲気などがわかるようになります。
また、理系の人は研究所などの見学もできることがあります。
時間は数時間で済むものから1日かけて行うものまであります。特に会社見学は学生から人気があるため、早めの申し込みをする必要があります。
③ワークショップ型
学生どうしでグループ・チームを組み、与えられた課題に対してディスカッションやワークを行います。
こういった形のインターンは、サマーインターンなどの数日間の短期インターンでもよく実施されます。
1dayインターンで事前に体験しておくと、数日間のインターンに参加したときや就職活動のときにも役立ちます。
1dayインターンのメリット・デメリット
メリット
1dayインターンのメリットは3つあります。
1つ目は、業界・企業についての理解を深められることです。
就活生の中には、まだあまり業界についての理解が進んでいない人や、行きたい業界が定まっていない人も大勢います。
そういった際に、数週間のインターンより気軽に参加でき、実際にどのようなことをしているのかを知ることができます。
ただ、このメリットの裏には注意も必要です。
企業は1日で自社の魅力を伝えようという目的があります。
そのため企業の良いところしか説明されないことが多く、マイナスなことは隠匿される場合がほとんどなのです。
そのため、「気になる企業の話を少し聞いてみよう」というスタンスのほうが良いでしょう。
話を聞いて興味が出たら、自分でアンテナを張り情報を入手する必要があります。
2つ目は、時間を取りやすいことです。
1dayのインターンは他のインターンと比べても時間を空けやすいですよね。
選考もないことが多いため、面接の準備や実際に受ける手間も省けます。
そのため、1日空いている日を見つけたら気軽に挑戦できるのも1dayインターンの魅力だと思います。
3つ目は、就活仲間と知り合えることです。
1dayインターンは挑戦のしやすさから、多くの学生が利用します。
そのため1回の参加で多くの学生と出会うチャンスがあるのです。
特に、ワーク形式のインターンの場合は1日で仲良くなることもあり、今後の就職活動においても情報交換をし合えるような仲間ができます。
デメリット
メリットがあればデメリットもあります。
1dayインターンのデメリットは3つあると考えられます。
1つ目は、実際の業務はできないことです。
1dayインターンは業務内容や企業のことを知るのがメインなので、実際に業務を行うことはできません。
そのため実際にその業務が自分に向いているのか向いていないのか、などは不鮮明になってしまいます。
正直な話、実際にやってみないとわからないということは言えます。
時間がとれる方は、数週間の業務体験をできる短期インターンや長期インターンなどに参加してみるのも一つの方法です。
2つ目は、内定に直結することはほとんどないということです。
インターンから内定を出す企業はどんどん増えていますが、1dayインターンでそこまでいくことはほとんどないと言っても良いでしょう。
「内定獲得」や「就活に有利になるか」という観点でインターンに参加している人にとっては、1dayインターンはあまり意味がないかもしれません。
3つ目は、就活の練習にはあまりならないことです。
グループディスカッションの機会もあることはありますが、数時間で行うものは中身の濃さやテーマのレベルではやはり劣ってしまいます。
また選考がないので、そういった点では就活の練習にはならないでしょう。
最後に
1dayインターンについて、少しでもわかっていただけたでしょうか。
こういったインターンには参加する学生も多い一方で、「参加しても意味がないのではないか」と思っている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、しっかりと目的のある学生にとっては企業理解の良い機会です。
やみくもに参加するのではなく、「なぜ参加するのか」というのを考えるようにすると良いのではないでしょうか。
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