インターンとアルバイトの違い

インターンシップとアルバイトの違い

昨今、世間ではアルバイトの代わりにインターンを行う学生が急増していますが、
「アルバイトと何が違うの?」、「わざわざインターンを選ぶメリットは?」
といった疑問を抱く学生さんも多いと思います。

本コラムでは、インターンとアルバイトの違いや共通点について説明します。本コラムを読んで、アルバイトとインターンの違いや共通点を正しく理解し、自分の目的に合った正しい選択を行うようにしましょう。

注.ここでのインターンシップは、アルバイトのようにある程度の期間を働き、給与が発生する「長期インターンシップ」を指しております。

アルバイトとインターンシップの共通点について 

業務を行うということ

インターンは実際に社内で何らかの業務を行うという点でアルバイトと共通しています。インターンの中には最初に研修といった形で座学を行うこともありますが、研修が終わると実際に業務を行うことになります。アルバイトも同様にです。

インターンの具体例を挙げると、開発のインターンの場合は、最初に開発の基礎やツールやシステムの使い方を学ぶのが研修にあたり、実際にサービスにプログラミング言語を入力することが実務にあたります。

アルバイトの具体例を挙げると、居酒屋のアルバイトだと、最初にメニューや基本的な接客のマナーを学ぶのが研修になり、実際に接客を行うことや、実際に料理を作ることがが業務にあたります。   

給与をもらうということ

給料をもらうということに関しては、アルバイトとインターンは共通しています。
アルバイトと同じく実務を行うので、対価として報酬・給与が発生します。

インターンの多くはアルバイトと同様の時給・日給制での募集です。
職種によっては、月給や成果報酬といった給与形態(営業やライティングなどの職種で多い)がありますが、給与をもらう点では共通していると言えます。

一方でアルバイトの場合は、飲食店でのアルバイトなどは基本的に時給での募集が多く、イベント設営などのアルバイトは日給での募集が多いです。  

・インターンはもらえる給与の幅が広い 

インターンは、アルバイトと比べて個人の頑張りや実績によって給与の幅が大きく変わってきます。(詳しくは有給インターンシップのお給料をご覧ください。)

例えば営業職の場合だと、時給に加えて、インセンティブ(アポを1件とったら○○円など)を設けている会社が多く、月に20~30万円を稼ぐ学生さんもおります。
また、営業職のようにインセンティブがない職種においても、個人の頑張りや実績によって給与が上昇します。(エンジニアの優秀な学生は時給2,000円で働いている事例も!!)

アルバイトとインターンシップの相違点について

目的の違いについて

・学生側の目的

まずアルバイトをする学生の目的について説明します。
多くの学生がアルバイトをする目的は、”お金を稼ぐ”ことです。
高校までとは違い、サークル活動や部活動、生活費などの出費が多くなり、大学生の多くはお金を稼ぐためにアルバイトを経験したことがあるのではないのでしょうか。
それ故に、多くの学生のアルバイトの選び方の軸は時給や勤務時間になります。

*中にはお金を稼ぐのが目的ではなく、将来の夢を叶えるために、アルバイトを行う学生もいます。(例、将来教職につきたいので塾の講師のアルバイトをする)

インターンの場合は、”ビジネスを体験し、成長したい”、”興味のある業界や企業の仕事を実際に体験したい”といった目的が多いです。
なので、多くの学生のインターンの選び方の軸はアルバイトと違い、”何が学べるか、身につくか?”、”どんな仕事ができるか?”になります。

以上から、アルバイトを行う多くの学生の目的はシンプルにお金を稼ぐことであり、一方、インターンを行う学生は、”成長したい”、”興味のある業界や企業の中で仕事をしたい”といった目的でインターン先を選ぶ学生が多いです。

・企業側の目的

次は、企業側の目的について説明します。
まず初めに、アルバイトを採用する企業の目的はシンプルで必要な労働力を確保することです。

特に飲食店などは時間帯によって人手が必要な時間と必要でない時間が明確なので、正社員として雇用するよりも、アルバイトを雇用し、忙しい時間帯だけ集中的に勤務してもらうことでコストを抑えることができます。

そうした事情もあり、アルバイトを採用する企業の多くは、必要な時間帯に必要な人数を確保するためにアルバイトを複数採用し、シフト制を用いて管理する形式が多いです。

一方で、インターンを採用する企業の目的は大きく二つです。

①新卒採用につなげるための採用活動としてインターン生を採用する

企業は新卒の学生を採用するために様々な取り組みを行います。
(例、リクナビやマイナビの求人媒体に掲載する、合同説明会に参加するなど)
しかし、近年、新卒で入社する学生の平均離職率が30%言われており、大きな原因の一つして入社前に抱いていた理想と入社後のギャップが挙げられます。

そうした入社後のギャップを防ぐための取り組みの一つとしてインターン生を採用する企業が多いです。
実際に社内でインターン生に実務を行ってもらい、自社の雰囲気や業務を体験してもらった上で採用することで、入社後のギャップをなくすことができます。

そうした理由から、企業は入社後の定着率の高い新卒学生を採用するために、インターン生を採用するのです。

②コストパフォーマンスの高い人材を確保するために採用する

前提条件として、インターンを採用する企業の多くがベンチャー企業であり、ベンチャー企業の特徴としては、大企業のように豊富な労働力とお金が無いことです。
そこで、企業のニーズはコストパフォーマンスの高い人材を採用することであり、アルバイトではなく、インターンを採用する企業が急増しています。

前章の学生側の目的でも説明しましたが、学生はお金を稼ぐことが第一目的ではなく、成長するためや、就職活動のためにインターンを行います。
上記のような目的を持って主体的に動けるインターン生を、企業はアルバイトよりもコストパフォーマンスが良いと考え、採用を行う企業が多いです。

実際に、JEEKでインターンを応募した学生の中には、社員と同じ仕事を任され、一人で大手企業に営業に行く学生や、社員とともにアプリの開発を行う学生の事例も増えてきています。

対象者の違いについて

アルバイトは基本的に対象者の制限はありません。
職種や勤務時間等により働ける人が限定される仕事(居酒屋での夜勤のアルバイト、引っ越し等の力を使う仕事)もありますが、幅広い職種で、多くの企業が募集を行っているので、主婦の方(いわゆるパートさん)や、高校生、年配の方でもアルバイトを行うことはできます。

学生がアルバイトを行う場合は、上記の様々な年代の方々の中の一人になるので、定期試験や授業などの学生特有の事情によるシフトの調整が難しい場合があります。

一方で、インターンは原則大学生の方しか行うことができません。
(一部高校生や社会人の方々もインターンとして受け入れている企業もあります。)
それ故に、大学生の授業や定期試験を理解して、スケジュールを柔軟に整してくれる企業も多く、大学生にとっては働きやすい環境となっています。

採用基準の違いについて

アルバイトとインターンでは企業側の採用基準が大きく違ってきます。

・アルバイトの採用基準

アルバイトを採用する企業の採用基準として最も大きなウエイトを占めるのは、”勤務可能な時間”です。

アルバイトを募集する企業は、”週にどれくらい働ける人か?”、”人が足りていない時間帯に働ける人か?”を採用基準とすることが多いので、学業と両立させる必要がある大学生よりも、時間の縛りがなく、長時間働く事が可能なフリーターの方が企業にとってメリットが大きく、採用されやすい傾向にあります。

極端な例をあげると、すごく明るく、コミュニケーション能力が高く、やる気がある学生でも、企業が求める時間帯に働くことができなければ、どんなに良い方でも企業はアルバイトとしては不採用にしてしまうことが多いです。

・インターンの採用基準

インターンの採用基準は企業によって、細かな部分は変わってきますが、大枠として多くの企業で共通する基準が3点あります。

①やる気やポテンシャルが高い

企業は学生に勤務初日から、社員と同じように即戦力として働くことを期待していません。研修や実務経験を通して、将来的には、社員の方々と同じレベルの成果を出してほしいと思っているので、将来大きな成果を出せそうな学生を採用する傾向にあります。

そうした理由から、たとえ実務経験がなくとも、やる気が高い方や、ポテンシャルが高い学生を採用する企業が多いです。

②主体的に動ける

インターンを行う企業の多くはアルバイトとインターンを明確に区別します。
多くの企業がアルバイトとインターンの違いとして、”主体的に動けるか否か”を基準として区別している場合が多いです。

アルバイトの多くは、言われた仕事をこなす働き方ですが、インターン生に求められることは、言われた仕事をしっかりこなすことに加えて、自ら必要な仕事を見つけ、実行する力が必要になります。

そこで、企業は主体的に動ける学生か否かを判断基準の一つとして、ESや面接などの採用活動を行い、主体的に動ける学生を積極的に採用するのです。

③自社の雰囲気に合う

インターンを行う企業の多くは、インターン生に長期間働いて欲しいと考えています。また、新卒としてそのまま自社に入って欲しいと考えている企業も少なくありません。そこで、企業は採用基準の一つとして、自社の雰囲気やカルチャーに合うかを重要視しています。

どんなに優秀な学生でも、自社の雰囲気やカルチャーにマッチしなければ、不採用とする場合があり、逆に、スキル的には不足している学生でも、自社にマッチし得る学生は採用するケースが多いです。

以上がインターンとアルバイトの採用基準の違いになります。
まとめると、アルバイトは勤務量や勤務できる時間帯を重視され、インターンはやる気や主体性、自社の雰囲気に合うかなどの精神面を重要視される違いがあります。

実際の内容の違いについて

本章ではアルバイトとインターンの実際の仕事内容の違いに関して説明します。

・任せられる仕事の責任の大きさ

アルバイトと比べると、インターンは非常に責任の大きい仕事を任される事があります。
具体例をあげると、インターン生に自社アプリの開発を任せる事例や、何百万とする商材の営業を学生に任せる事例などがあります。
*アルバイト先の店長や社員がやるような業務を任せるイメージです。

もちろん、インターンといえども、当初からそのような大きな仕事を任されるわけではありません。
最初は簡単な仕事から始め、徐々に難しい仕事にチャレンジしていく形になるので、インターンが初めての方でも、しっかりやる気を持って長期的に続けると責任の大きい仕事にチャレンジできる場合が多いです。

*アルバイトの中にも職種によっては、責任感の大きい仕事を任されることはあります。(例.家庭教師、予備校のチューター、コンビニの店長など)

・オフィスワークか否か

インターンの多くは企業のオフィス内で仕事を行います。
企画、開発、マーケティング、営業などといった仕事を行う場合が多く、アルバイトでは経験できないような職種を体験する事ができます。
一部、経理や総務といった職種でアルバイトを募集している場合がありますが、基本的にフルタイム勤務が応募条件である場合が多いので、学生は条件的に働く事ができないのが現状です。

”オフィスワークを体験してみたい”、”会社の中で働く経験をしてみたい”と思う学生の方々はインターンがオススメかもしれません。

一方アルバイトの場合は、販売や飲食、接客などの多くの学生が働く仕事の場合はお店での勤務になります。“家から近いところで働きたい”、”体を動かす働き方をしたい”と思う学生さんに関してはアルバイトがオススメかもしれません。

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