インターンシップのデメリット
近年、関東の大学生、特に東京の大学生を中心にインターン(インターンシップ)に参加する学生が増加しております。
インターンは就職活動や、その後の社会人としての生活に大きなメリットがあるために学生の間で流行しているのですが、全てのインターンにメリットがあるわけではありません。
何か大きなメリットがあるということは、何かしらのデメリットもあるということです。
本コラムでは、そんなインターンのメリットの高さと引き換えに起きてしまう、インターンのデメリットをお伝えさせていただきます。
本コラムを読んだ上で、そんなデメリットがあったとしても
「自分にとってはメリットの方が多い!」
「インターンに参加したい!」
「インターンについてもっと知りたい!」
「インターンに参加するにはまだ不安」
「どうすれば少しでもデメリットを減らせるの?」
と思われる方は、弊社が運営しているJEEKキャリアセミナーというイベントへの参加や、インターンシップとは?などのコラムをご覧ください。
長期インターンシップのデメリットとは?
昨今、インターンに参加する学生が関東を中心に増えてきている要因として、参加する学生と受け入れる企業の双方に「大きなメリットがあるから」と言われております。
しかし、先ほどもお伝えさせていただいた通り、メリットがあるものには必ずデメリットがつきものです。では、インターンにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
JEEKでは過去に5万人以上の登録学生がおり、毎月多くの学生をインターンに送り出しております。本コラムでは、JEEKを通してインターンに参加した学生の実際にあった事例なども交えながら、どんなデメリットがあるのか一緒に確認していきましょう。
インターン生は社員と同じくらい「責任」がある?
インターンを始めるにあたり、よく言われていることは「インターンはアルバイトと違って大きな仕事などを任せてもらえる」ということです。
基本的に多くのアルバイトは決められた業務を決められた通りに進めていく、という形になっております。
しかし、インターンは、その決められた業務を生み出したり、まだ何も決まっていない中で動かなければなりません。これは一般的に社員の方と同じ裁量権があると言えます。
つまり「インターンの業務は社員と同じ」なので、「インターンと社員は同じくらい責任がある」と言われるのです。(とはいえ、インターン生と社員の責任が全く同じというわけではありません。)
実際にインターン生に責任が伴う事例
では、インターンと社員の責任が同じになるような事例とは、どのようなものがあるのでしょうか?実際にJEEKで送り出した学生さんの事例をもとにみていきましょう。
例:営業のインターン
「アポイントメントをとる」
「商談をする」
「クロージングをする(契約をとる)」
「定期的に連絡を行う」
という、大きく4つに分かれます。このとき、アポイントメントをとる段階では双方の時間の都合などは発生しないため、いつでも、どこにていも仕事をすることができます。
しかし、「商談をする」以降では、そういうわけにはいきません。なぜなら、商談をしてからは、商談をした相手が会社にとってのお客様であると同時に「インターン生のお客様」でもあるのです。
例えば、日中に自分のクライアント(お客様)から連絡がかかって来た場合、インターン生は学校にいることや、プライベートを過ごしているときもあるでしょう。
しかし、このような場合でも、連絡を取らなければ自社の売り上げに関わってきてしまいますし、インターン生本人の信用問題にも関わってきてしまいます。
よって、インターン生であっても社員の方と同じように対応していかなければならないため、「社員と同じ責任」という考え方があるのです。
このように営業のインターンでは、自分の勤務時間外でも即時対応を求められる場合があります。もちろん企業によっては一人で営業に出ないため、このようなことが起きないときもあります。
しかし、裏を返せばインターン生でも「社員と同じ責任を持って仕事を任せてもらえる」ということです。
このようなデメリットを消すために、インターンに参加する際は、
・どのくらいの時間を使えば、どのくらい任せてもらえるのか?
・上記のような働き方は自分に合っているのか?
・職種によって、どのような違いがあるのか?
などを、考えて選んでみてくださいね!イメージがわかない方や、具体的に相談をしていきたい方は、JEEKのインターン相談会に参加するのがオススメです!
アルバイトとは違う、インターンの働き方
インターンとアルバイトでは働き方が大きく違います。もちろん仕事内容なども違うのですが、この働き方の違いがインターンをする一つのデメリットであるといえます。
アルバイトとインターンでは、働き方においてどのような点が違うのか。
それは「勤務時間帯」と「最低勤務時間」です。インターンとアルバイトでは上記の2点が大きく違います。では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?違いが生まれる理由と、具体的な違いについて比較してみましょう。
勤務時間帯
インターンでは多くの場合、一般的な社会人の方と同じ時間帯に働くため土日は出社できませんし、働ける時間も日中となってしまいます。
これは、インターン自体がオフィスワークが多いために起こります。すると、平日の日中に働かなければならないため、学校やサークル、ゼミ活動などに影響が出てしまいます。
日中を中心に行う活動を大事にしたい方にとっては、この勤務時間帯が自分の生活を縛ることにもなるので、デメリットになると言えます。
最低勤務時間
アルバイトは働ける時間帯の多さと、最低勤務時間の少なさから、かなり自由に働くことができます。しかし、インターンは平日の日中にしか働けない上に最低勤務時間も長いです。
そのため、こちらの要因からも学校やサークル、ゼミ活動などに影響が出てしまうことがわかります。
アルバイトよりも最適勤務時間帯が長いと、大学以外の時間の中で仕事を占める割合が増えてくるため、大学生活はたくさん遊びたい!という方や、まだ1年生だから遊びたい!という方には、インターンを始めること自体がデメリットになってしまいます。
インターンとアルバイトの違い
・インターン
勤務時間帯 :平日の10~20時(土日不可)
最低勤務時間:週3日、1日5時間以上
※会社や職種によっては土日可能な場合や、遅い時間までの勤務が可能な場合もあります。
・アルバイト
勤務時間帯 :12~24時、場合によっては24時間(土日歓迎)
最低勤務時間:週2日、1日4時間以上
となっております。では、この違いは何を生み、どのような影響があるのでしょうか。
インターンとアルバイトの働き方の違いによって、「ゼミやサークルなどに注力しづらくなる」というデメリットがあります。このデメリットを解決するために、JEEKでは以下のことをオススメしています。
・自分の働ける時間にあった企業や職種を探す。
・サークル、ゼミ、授業などはインターンを意識した段階から調整していく。
ことです。上記を行えば、このようなデメリットによるマイナスを被らずともインターンに参加できます!
JEEKでは、毎月インターン参加学生と、インターンを希望する学生の交流会も行なっているので、ぜひご参加ください。
長期インターンの給料って、アルバイトより良いの?悪いの?
一昔前によく言われていたのが
「インターンなんて無給なんだからやめろ」
「ベンチャー企業にいいように使われているだけ」
ということです。実際、2000〜2013年ごろまではこのようなことが多発していました。
今は東証一部に上場し、大企業になった会社などですらこのようなことは当たり前に行われていました。
また、現在でも一部の求人媒体には給与が書いていない場合や、時給換算すると最低賃金を大きく下回るような月給を表示している会社も多くあります。
しかし、現状では平均時給は1,000円程となっており、JEEKにあるほとんど全ての求人が時給1,000円以上、もしくは月給だが時給換算すると1,000円以上という形になっております。
また、職種や企業によっては月に20万円以上稼ぐような学生もいます。エンジニア、デザイナーでは月に50万円以上稼ぐ学生もいます。
しかし、未だにインターンは稼ぎにくいというイメージが多くの学生や社会人の中にあります。これは一体なぜでしょうか?
「インターンとアルバイトの違いのコラム」でも説明していますが、基本的に多くのインターンは平日の日中にしか働けません。
つまり多くの大学生がしている居酒屋などの飲食店のバイトと違い、深夜や土日に働けないために、未だに稼げないというイメージがあるのです。
インターンシップをしている学生の給与面での対処法
では、多くの学生はこれについてどのような対処をしているのでしょうか。3〜4年生が授業の調整などができているため、このようなことを気にせず働いているので基本的に問題はありません。
では、1〜2年生はどうするのでしょうか。JEEKのユーザーさんの声をまとめると、以下のような声が多いです。
・家庭教師など、高単価で自由のきくバイトを平行してやっている。
・土日にできるバイトを続けた状態でインターンを探す。
・深夜までできるインターンや、土日もできるインターンを探す
などでした。このような形で、給与の面でも「インターンは稼げないからできない」ということを減らすという対処や、もっと稼ぐ工夫をしているようです。
(2016年現在、JEEKでは1,000名以上のインターン参加学生に調査をした結果、月々平均85,000円ほど稼いでいるというデータがあります。現状では、「給与についての記載がないサイト」「経験が給与である」などと語るサイト以外からのインターン参加であれば、おそらく多くの学生は問題なく稼ぐことができます。)
どうしても不安な方、気になる企業や求人記事があるけどまだ迷っている、という方はJEEKにお問い合わせいただければ可能な範囲でお答えすることも可能です!
長期インターンシップのデメリットまとめ
上記に説明したようにインターンはメリットが非常に多い分、人によってはデメリットになることもあるのです。本コラムの最後に各デメリットについての対処法をまとめましたので、おさらいしてみましょう!
インターンは責任がある
→自分に合った職種、企業を選ぶことであらかじめ大丈夫な道を見定めましょう。
「どのくらい働けば、どのくらいの仕事を任せてもらえるようになるのか?」
「自分にはどんな仕事の仕方があっているのか?長時間?外仕事?」
「インターンに参加する職種によってどのような違いがあるのか?」
など、あらゆる面から考えてみるといいでしょう。
勤務時間について
→自分にあったタイミングをあらかじめ探っておきましょう。
「自分の働けるタイミングで、自分にあった企業や職種を探す。」
「サークル、ゼミ、授業などはインターンへの参加を意識した段階から調整していく。」
稼げない
→多くの場合、平均的に学生の最低賃金は稼げるのがそれ以上の出費がある場合は、アルバイトなどとの平行を検討しましょう。
「家庭教師や塾講師など、高単価で自由のきくバイトを平行してやっていく。」
「土日にできるバイトや、短期バイトを続けた状態でインターンを探していく。」
「深夜までできるインターンや、土日もできるインターンを探す。」
人によってデメリットなのかどうかは変わりますが、上記のようにそれぞれの対処法を知った上で参加をしましょう!JEEKではそのほかにも悩みがある方や、確実にインターンに参加したいという方向けに多くのイベントを開催しております。
「インターンに参加するのに不安がある」「インターンに確実に参加したい!」という方は、JEEKのインターン相談会にご参加ください!