そもそも普通免許とは

普通免許とは、普通自動車、原動機付自転車、小型特殊自動車を運転するに当たって必要となる資格で、自動車免許の中で最も広く取得されている資格です。


普通免許の種類にはどんなものがあるの?

普通免許の中でもマニュアル車(MT車)とオートマチック車(AT車)限定の二つに区分されており、AT車限定免許のみしか取得していない人はMT車を運転する資格を持ちません。

運転手自らがギアチェンジを行う必要があるため、MT車免許を取得するためには、AT車限定免許の取得に比べて若干多くの教習を修める必要があります。


AT車が普及したこともありMT車限定免許の取得者は年々減少傾向にありますが、タクシーやトラックなどの商業用車両の多くは燃費やコストの問題上MT車である場合がほとんどです。

また、普通免許には第一種と第二種という区分も存在しており、一般的に普通車を運転する分には第一種普通免許で対応することができますが、旅客を運送する目的で旅客自動車を運転する場合には第二種普通免許が必要になります。


普通免許の取得方法は?


普通免許取得までの流れ

指定の教習所・自動車学校で、まず第一段階の技能教習と学科教習を修了し、仮免許試験に合格、第二段階の技能教習と学科教習を修了、最後に卒業検定に合格という過程を経て、教習所を卒業となります。

そして教習所を卒業後、本試験に合格してやっと免許証が交付されます。

免許を取得するに当たって、他にも独自に勉強や練習を積んでから直接運転免許試験場において技能試験を受ける方法や、免許取得合宿に参加するといった方法もあります。


普通免許取得にかかる期間

MT車かAT車限定か、第一種か第二種かといった違いで細かな差は出てくるものの、指定の教習所に通学する場合、1ヶ月から3ヶ月で取得できるというのが一般的な相場のようです。

教習所に通学するという方法の他にも、免許合宿に参加することで2週間程度で普通免許を取得するという方法もあります。


普通免許取得にかかる値段

教習所への通学をする場合、30万円前後が相場の費用になっているようです。地域によったり、MT車かAT車限定かといった違いによって費用が大きく違うケースもあります。

また、一般的に免許合宿に参加して取得する方が、通学での免許取得よりも安く済む場合が多い様です。


種別の取得に際する違い

(ⅰ)MT車免許とAT車限定免許運転手自らがギアチェンジを行う必要があるため、MT車免許を取得するためには、AT車限定免許の取得に比べて若干多くの教習課程を修める必要があります。

そのため、MT車免許の方が取得に際し、数日長くかかったり、値段もやや高くなるということがあるようです。


(ⅱ)第一種普通免許と第二種普通免許旅客の運送を目的とし、商業用であることが前提となる第二種免許は、第一種免許とは試験内容が異なったり、合格点のハードルも高く設定されているため、第一種免許と比べると取得がやや難しいようです。

また、そもそもの取得条件として、第一種では18歳以上となっているのに対し、第二種では21歳以上という年齢設定がされているといった違いもあります。


普通免許の中でどの区分の免許を取得するか、どんな方法で免許を取得するか、ご自分に合った免許取得の方法を、じっくり調べて検討してみてください。



普通免許に関連する職業はどのようなものがあるの?

それでは普通免許を所持していることで活躍できるいくつかのお仕事を紹介します。


タクシードライバー

タクシードライバーは普通車で操業されるドライバー業の代表格とも言える職種です。条件として普通免許取得後3年以上が経っていることという基準が設けられています。

タクシードライバーは第二種免許が必要な職種ですが、第一種普通免許しか持っていなくても、入社後に第二種普通免許取得のための費用を負担してくれる会社も多くあります。


タクシー業界の特徴

一つ目の特徴にドライバー職の中では珍しい完全歩合制の給料体系が挙げられます。

会社によって多少の差はありますが、ほとんどの会社において、売上の6割がドライバー、4割が会社に入るというシステムが採用されています。

歩合制であるために、稼げるドライバーと稼げないドライバーの差が開きやすい職種ではありますが、年収で600万円以上を稼ぐドライバーも少なくはない様です。


二つ目は、自分で選ぶことのできる特殊な勤務体系で、おおまかに以下の3つに分類できます。朝から夕方までの昼勤、夕方から次の朝までの夜勤、恪 1日の中で20時間勤務をする恪勤の三つがあります。

また、自分で決めた売上ノルマに到達次第帰ってもいいというルールがあったり、副業を許可してくれる会社も多くあります。


三つ目に、接客の必要なドライバー業であるということです。お客さんと接することが必要になってくるというのは、タクシードライバーへの向き不向きが分かれるポイントの一つかもしれません。

お客さんに接客を気に入ってもらえるとチップをいただけることもあるそうです。人と接することに抵抗のない方には向いている職種であると言えるでしょう。


介護タクシードライバー

介護タクシーとは、介助を必要としており公共交通機関を利用できない方などが目的地まで移動する際に利用するタクシーです。

介護タクシーのドライバーは、単にお客さんを目的地まで運ぶ間の運転をするだけでなく、自動車への乗降や、病院での受診などのお手伝いを行うこともあります。


介護タクシードライバーの特徴

一つ目の特徴は、ホームヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)以上の資格が必要であるという点です。

介助が必要な利用者の方をお手伝いすることが必要になる職種なので、介護の資格が必要になります。

また、利用者の方の健康状態を確認したりする気配りが必要になるので、病院や老人ホームで働いていた方に向いているお仕事です。


二つ目の特徴は、高齢化が進む中で需要が高まってきているという点です。

全国で老人ホームが不足しているというのはよく知られた社会問題ですが、要介助者が自宅から病院に通う際に必要となる介護タクシーのドライバーも不足している現状にあります。


ルート配送ドライバー

ルート配送とは、特定の会社や販売店、学校、工場、病院や個人宅などにあらゆる用品や部品、材料や食品などを車両を運転して届けたり集めて回る職種を指します。


ルート配送ドライバーの特徴

一つ目の特徴は、給料が良いという点です。何を運ぶかなどの内容によって差はありますが、500万円台が平均の相場のようです。安定した収入を得ることができる職業のひとつです。

二つ目の特徴は、就職しやすいという点です。高齢化が進んでいて人手不足の業界であるということもあり、30代40代の未経験者であっても若手として歓迎してくれる会社が多いため、他業種と比べて就職しやすい職種であるといえます。



最後に

普通免許のみで対応できる代表的な職種を上に紹介しましたが、トラックやバスなど、中型・大型や大型特殊免許が必要になるドライバー業であっても、普通免許さえ持っていれば、入社後に必要な免許取得にかかる費用負担などのサポートをしてくれる会社は少なくありません。

普通免許を活かした転職を検討するうえで必要な情報が記載されておりますので、ご自身に合った求人をじっくり探してみてはいかがでしょうか。